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最終更新:2008年1月7日(月) 19時54分

全身やけどの女性が「病院たらい回し」

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 火事で全身にやけどを負った88歳の女性の救急搬送の要請を病院が5回も拒否、病院到着までに1時間もかかるという事態が起きました。

 6日夜、宮城県蔵王町で住宅1棟を全焼する火事が発生、この家で一人暮らしをしていた山家タマコさん(88)が全身にやけどを負いました。およそ30分後、現場に到着した救急隊は、まず、隣の白石市にある総合病院に受け入れを要請。しかし、「全身やけどの対応はできない」との理由で断られました。その2分後、救急隊は仙台市の東北大学病院に依頼。しかし、ここでも・・・。

 「すでに2名、重傷の患者が入院していた。他に受け入れ可能な病院があればということで、初めは断った」(東北大学病院 篠澤洋太郎 部長)

 その後も、一度要請した病院を含め3か所に連絡するものの、いずれも同じような理由で拒否されました。結局、6回目の要請でようやく受け入れ先が仙台市立病院に決まりました。山家さんが病院に運び込まれたのは夜の11時51分、救急隊が現場に到着してから実に1時間が経過していました。

 全身にやけどを負った状態で、いわゆる「病院たらい回し」にあった山家さん。地元の消防本部では、「それほど珍しいケースではなく、対応に問題はなかった」としています。(7日17:00)



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