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【社会】

強姦容疑で34歳逮捕 窃盗含め余罪350件か 愛知県警

2008年1月7日 夕刊

 愛知県警捜査1課と中村、中川両署は7日、強姦(ごうかん)の疑いで、名古屋市中村区八社、無職有川康徳容疑者(34)を逮捕した。同容疑者は昨年末に窃盗などの容疑で逮捕、起訴されている。県警は、同容疑者が名古屋市西部で未遂も含め強姦を約50件、窃盗を約300件繰り返したとみており、余罪を追及していく。

 調べでは、有川容疑者は2001年1月30日午後10時ごろ、名古屋市中村区内の4階建てアパート2階の一室に無施錠の窓から侵入、1人暮らしの当時20歳の女子大学生を「声を出すな、刺すぞ」と脅し、乱暴した疑い。「知りません」と容疑を否認している。

 同市西部の中村、中川両区の住宅街では2000年ごろから、集合住宅の一室で女性が乱暴される被害と、侵入先で食料を食べたり、現金全額を盗まず1000円札数枚を残したりする民家での窃盗が相次いでいた。

 県警は、侵入手口が似ており、遺留品から採取されたDNA型が一致したことから、強姦と窃盗が同一犯とみて捜査。中村区内で警戒中の捜査員が目撃情報に酷似した同容疑者を見つけ職務質問したところ、窃盗を認めたため昨年12月13日、同月10日未明に同区内の民家で、数千円を盗んだ窃盗と住居侵入の疑いで逮捕した。

 

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