高額CDロム 元社長ら7人を逮捕
高い配当が得られるとだまして高額のCDロムなどを販売したとして、東京のソフト開発会社の元社長ら7人が逮捕されました。被害者は聴覚障害者を中心におよそ5,500人にのぼります。
「43億円の売り上げを6人で上げちゃうんです。私はその営業本部長です。その立場っていいと思いません?メチャクチャお金もうかると思いませんか」(ソフト会社「ヴィヴ」のセミナーで話す牧野賢太郎容疑者)
詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京のソフト開発会社「ヴィヴ」の元社長・冨田将一朗容疑者(33)や、実質的オーナーの浦壁伸周容疑者(66)ら合わせて7人です。
調べによりますと、冨田容疑者らは去年8月から9月にかけて、堺市に住む聴覚障害者の女性(64)ら6人に対し、「会員になれば高額な配当が得られる」とだまして会員登録のためのCDロムを1枚53万3,000円で販売した疑いが持たれています。
「ヴィヴ」は2004年5月ごろから勧誘を始め、会員は聴覚障害者を中心におよそ5,500人、被害総額は30億円に上るとみられています。
調べに対し、冨田容疑者らは「だますつもりは無かった」と容疑を否認しているということです。