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やけど患者、5回断られ搬送に1時間

 宮城県蔵王町平沢で6日夜、無職山家(やんべ)タマコ(88)さん方から出火し、木造平屋約34平方メートルを全焼した。山家さんは全身やけどの重傷を負ったが、救急搬送される際、4つの病院に計5回受け入れを断られ、約1時間かかっていたことが7日分かった。

 仙南地域広域行政事務組合消防本部などによると、6日午後10時20分ごろ、山家さん方から出火しているのを付近の住民が発見し、119番した。

 救急隊は約30分後に到着。当初はみやぎ県南中核病院(同県大河原町)や、山家さんのかかりつけの病院など近隣の2病院に受け入れを要請したが、全身やけどで容体が重いため対応できないと断られた。このため高度の医療施設がある東北大病院(仙台市)などに要請、「他に救急患者がおり、早期治療できない」などの理由で断られたという。

 最終的に、2回目の要請で受け入れると回答した仙台市立病院に、現場到着から約1時間後に搬送した。

 同本部によると、通常の救急搬送の場合は、2回から3回の要請で病院に搬送できるという。「時間だけ見ると長く思えるが、対応は的確だったと思う」と話している。

[2008年1月7日11時30分]

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