2008年1月7日 19時19分更新
長崎県佐世保市で起きた散弾銃の乱射事件を受けて、警察は福岡県内の散弾銃などの所有者を対象に、銃や弾の使用や保管の状況に問題がないかを確認する緊急の一斉検査を始めました。
この一斉検査は先月、長崎県佐世保市のスポーツクラブで起きた散弾銃の乱射事件を受けて、福岡県警察本部が許可されている散弾銃やライフルなどおよそ8300丁を持っている県内の4200人あまりを対象に、7日から緊急に行うことにしたものです。
このうち、小郡警察署では担当の警察官が銃が違法に改造されていないかや銃や弾の使用状況などを確認したほか、面接をして本人の言動に不審な点がないかどうかも調べていました。
佐世保市の事件では、法律で許可された散弾銃が犯行に使われていたほか、容疑者の男が銃を持っていることに不安を感じて警察に連絡した人がいたものの、事件の防止にはつながらなかったことから、銃の許可制度やその後の管理のあり方が課題になっています。
福岡県警察本部は使ってない散弾銃などは返納してもらうなどして、事件や事故の防止に努めたいとしています。