探検部の大学生、岡山の鍾乳洞で行方不明

　５日午後６時１０分ごろ、岡山県新見市豊永赤馬の鍾乳洞で、高知大学３年の男子学生（２１）＝高知市＝が行方不明になったと、同行者が新見署に届け出た。同署や地元消防などが捜索したが、見つかっていない。

　市消防本部などによると、男子学生は５日午前１１時半ごろ、「日●（＝口へんに羊）坂鐘乳穴（ひめさかかなちあな）」と呼ばれる鍾乳洞に、大学の探検部のメンバー４人と入り、１人で奥にある地底湖で遊泳していたところ、同午後２時半ごろ行方が分からなくなったという。入り口から湖までは約１．８キロ。捜索は６日朝一時中断、７日午前に再開する。

　この鍾乳洞は県指定の天然記念物で、入るには市教委への届け出が必要だが、グループは手続きしていなかった。

　現場は、中国自動車道の北房インターチェンジから西約６キロで、石灰岩のカルスト台地が広がる地帯。