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最終更新:2008年1月7日(月) 18時51分

鍾乳洞で大学生不明、捜索が難航

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 岡山県新見市の鍾乳洞に探検に入った男子大学生が行方不明になっています。鍾乳洞には地底湖があり、捜索は難航しています。

 行方不明になっているのは、高知市の高知大学3年・名倉裕樹さん(21)。警察は60人態勢で捜索を続けていますが難航しています。その理由は・・・。鍾乳洞の中は岩場でものすごく歩きにくく、奥は人が一人入れる狭さになるなど、険しい道が続いています。

 石灰岩の台地に特有の鍾乳洞などが点在する岡山県中北部。その一つである「ひめ坂鐘乳穴」は1500メートル以上にわたり洞穴が蛇行し続いています。近くの人からは人を寄せつけない危険な場所と言われています。

 「外から連絡が取れる装備が必要。ポロシャツとかTシャツで入っていくようなところではないです。登山するくらいの準備が要るんじゃないですか」(近くの人)

 今回、学生が行方不明になった地底湖は最も奥の部分にあり、たどり着くには片道でたっぷり2、3時間はかかると言います。人の胴体がやっとというすき間の通路を抜けてたどり着く地底湖。そこは直径20メートル、深さは30メートルある闇の湖です。

 「途中からだんだん天井が低くなったり、床に段差が出てきて、ロッククライミングとか洞くつ探検の経験者じゃないと通れないようになってきますね」(日本洞くつ学会評議員 浦田建作さん)

 たどり着くこと自体が困難な地底湖で発生した今回の事故。7日の捜索は午後4時で打ち切られました。(07日18:02)



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