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【社会】さんご礁育たぬ海ばかり 2050年、温暖化と酸性化で2008年1月5日 10時12分
地球温暖化が今のペースで進むと、日本周辺を含め、現在さんご礁が存在する海の98%が2050年ごろにはサンゴが生育できない海になり、今世紀末にはほとんどのさんご礁が消失する可能性が高いとの予測結果をオーストラリア・クイーンズランド大や米、英などの国際研究チームが5日までにまとめた。 温暖化による水温上昇の影響に、大気中の二酸化炭素(CO2)が溶け込んで起こる海水の「酸性化」が加わるためで、温暖化がさんご礁に与える影響は、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の評価よりも大きいという。 2008年は各国がさんご礁保護などに協力して取り組む「国際サンゴ礁年」。研究チームは「大幅なCO2の排出削減と同時に、世界のサンゴ保護対策を強化する必要がある」と指摘している。 (共同)
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