岡山県新見市豊永赤馬の県指定天然記念物「日め坂鐘乳穴(ひめさかかなちあな、「め」は口へんに羊)」で5日に行方不明になった高知大3年の男子学生(21)は、県警と同市消防本部などによる徹夜の捜索でも見つからなかった。7日午前9時から再捜索を始めた。
調べでは、男子学生は社会人や他大学の学生ら計13人のグループで洞内(総延長1.6キロ)を探検していた。5日午前11時半ごろ入洞し、約3時間後に最奥部付近の地底湖(水深約32メートル)に到達。学生は湖の大きさを測るため1人で湖に入ったという。
同市教委によると、通常は不測の事態に備えて消防など関係機関との連絡に使う「入洞届」が必要だが、今回は提出されていなかった。【石戸諭】
毎日新聞 2008年1月7日 10時13分 (最終更新時間 1月7日 10時37分)