第46回北陸中日美術展
新人作家を発掘する現代アートの公募展。選抜展は加賀アートギャラリーで開催中(1月14日まで)
【北陸発】心臓病の娘独で移植を 母友人ら きょう金沢で募金活動2007年12月30日
心臓の難病を患う滋賀県近江八幡市の福本穂香(ほのか)ちゃん(1つ)がドイツで移植手術を受けるための費用を集めようと、支援者が三十日午後、金沢市香林坊で募金を呼びかける。穂香ちゃんの母晃子さん(28)が金沢に住んでいた縁で、当時の友人らが街頭に立つ。 穂香ちゃんは二〇〇六年九月、会社員の福本祐司さん(28)と晃子さん夫妻の長女として誕生。手足のうっ血や激しいせきなどの症状が出て、七月に大阪大医学部付属病院で「拡張型心筋症」と診断された。 心臓の筋肉の収縮する力が弱くなってポンプ機能が十分でなくなる難病。生命の危機があり、移植が必要とされた。しかし、国内では法の定めで十五歳未満は臓器が提供できず、ドイツで移植を目指すことになった。 渡航や滞在、手術で約八千八百万円かかる見込み。友人らが十一月に支援団体「ほのかちゃんを救う会」をつくり、滋賀などで募金を呼び掛けた。これまでに約七千五百五十万円が集まった。 金沢では三十日は午後一時から三時間、香林坊交差点の周辺で街頭募金を募る。晃子さんは〇二年から約二年、金沢で働き、その時の同僚や友人、滋賀の支援者が立つ。 救う会は「冬はインフルエンザなどの不安もあり、一日も早く手術を受けさせてあげたい」と話している。問い合わせは会の事務局=電話0748(34)8651=へ。振り込みは、三菱東京UFJ銀行草津支店=口座番号4658665、口座名「ほのかちゃんを救う会・田中」=まで。 (報道部・村上一樹)
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