独居老人宅を除雪ボランティア
〜当麻消防団第1分団員が除雪作業に汗


 H19.12.30
 火災や災害時の活動だけではなく、助け合いのボランティア精神で地域に貢献しようと12月30日、当麻消防団第1分団員が町内の独居老人宅を訪問。自宅周辺や通路の除雪、屋根の雪下ろし作業を行った。
 参加したのは同分団員27人と消防職員4人。開田厚雄団長が「お年寄りに優しい活動となる新たな取り組み。年末の忙しい時期だが理解と協力に感謝する」とあいさつ。その後、独居老人宅10件の除雪作業に向かった。
 団員は雪が降る悪天候の中、スコップを手にきびきびとした動きで作業。訪問先の町中央6区、宮下夏江さん(84)は「足が悪く、玄関口くらいしか自分では除雪ができない。本当にありがたい」と感謝していた。
 菅野光仁第1分団長は「自分たちの町は自分たちで守るという消防の精神のもと、地域に密着した活動をと考え取り組んだ。喜んでもらえてうれしい。皆でさわやかな汗を流せた」と述べた。
 また、団員らは町キャンプ場のバーベキューハウス6棟の屋根の雪下ろしも行った。



独居老人宅の自宅周辺や通路の除雪作業を行う当麻消防団第1分団員たち






商工会青年部が益金を寄付
〜チャリティービールパーティー益金の一部を町内小中学校へ


 H19.12.26
 商工会青年部の今成優仁部長と中西紀人副部長が12月26日、宇園別小学校、当麻小学校、当麻中学校を訪れ、チャリティービールパーティー益金の一部を寄付。各校に2万円ずつ計6万円を手渡した。
 同青年部は毎年、チャリティービールパーティーを開催。益金の一部を町内福祉施設や、教育団体などに寄付してきた。
 今成部長は「若い力で当麻を盛り上げようと部員一同活動している。寄付金が子どもたちの役に立てばうれしい」と述べた。



宇園別小学校を訪れ寄付金を手渡した今成部長(左)中西副部長(右)、中央は須賀邦男校長






スポーツセンターにAED設置
〜日本赤十字社北海道支部当麻分区がAED購入


 H19.12.26
 日本赤十字社北海道支部当麻分区が12月17日、町内外から多くの利用者が訪れる公共施設として、スポーツセンター事務所内にAED(自動体外式除細動器)を購入し設置した。
 AEDは、突然止まった心臓に電気ショックを与えて、正常な状態に戻す医療器具。音声ガイダンスに従い行える簡易な操作性が特長で、一刻を争う心停止の蘇生手段として注目を集めている。
 同支部当麻分区は「使う機会がないことが一番だが、もしもに備えた救命率向上に繋がる有効な手段。有効に役立ててほしい」と述べた。
 今回のスポーツセンター設置分を含め、町内でAEDが設置されているのは介護老人保健施設愛泉苑、町立診療所、ケアハウス柏寿園の4施設となった。

 

スポーツセンター事務所内に設置されたAED






児童書を寄贈
〜当麻ライオンズクラブから86冊プレゼント


 H19.12.20
 当麻ライオンズクラブが12月20日、役場を訪れ、町教育委員会へ児童書86冊を寄贈した。
 青少年の健全育成を目的に毎年行われている児童書の寄贈は、今年で23年目。今回の分を含め全3,058冊となる。
 同クラブの今成俊裕会長から目録を受け取った糠谷仁一教育長は「これまでいただいた児童書は、児童図書コーナーに配置するなど多くの町民の皆さんに利用されている。毎年の貴重な寄付は、図書館運営の大きな力になっている」と謝辞を述べた。
 寄贈された児童書は町立図書館で保管・貸し出される。



児童書86冊寄贈の目録を読み上げる今成俊裕会長






ミニバレー楽しむ
〜全町ミニバレーボール大会に20チーム参加


 H19.12.9
 当麻町スポーツ愛好会連絡協議会主催の第27回全町ミニバレーボール大会が12月9日、当麻スポーツセンターで開かれた。
 試合は、11点先取3セットマッチ。4人1チームで編成されたフリーの部13チーム、180歳以上の部(4人合計年齢が180歳以上)7チームの計20チーム、106人が出場した。
 当日は、笑い声が上がる和やかな雰囲気の一方、激しいスパイクの打ち合いとなる白熱した試合も繰り広げられるなど、参加者同士の交流と、冬季の体力向上に汗を流した。

■フリーの部
・優勝 レライカウシ(沼澤ひろみ、福井将貴、福井良彰、鈴木和良、井渕智明)
・準優勝 花王アタック(日下部裕一、七條さゆり、加藤愛祐美、山下博昭、角谷拓)
・3位 北星C(岸野正幸、伊藤方人、岸野明美、桜田章子

■180歳以上の部
・優勝 ZOOる(楠木博、稲谷昌宏、寺島正広、山田康文、高橋修二)
・準優勝 フレッシュ・ツー(林節子、後藤嘉代子、鷲見美千子、今井田鶴子)
・3位 フレッシュ・ワン(中島宥子、日田孝子、山代理恵子、倉本千恵子、木村弥生)








アイスレッジ日本代表永瀬さん講演
〜第13回障がい者福祉の集い


 H19.12.7
 当麻町社会福祉協議会(飯田政昭会長)主催の第13回障がい者福祉の集いが12月7日、福祉会館で開かれた。
 アイスレッジホッケーゴールキーパーでパラリンピック日本代表の永瀬充さんが『可能性を決めつけない〜障がい者スポーツを通じて』と題し講演。町内外の障がい者、健常者ら約150人が参加した。
 永瀬さんは、バスケットに打ち込む高校一年生の時に難病の慢性炎症性脱髄性多発根神経炎を発症。「治ると信じ治療を受けたが良くならず希望を失いかけていたが、アイスレッジホッケーとの出会いで大好きなスポーツを再び楽しむことができた。光が差し込んだ様だった」と述べた。
 さらに、自身が代表を務める障がい者スポーツ振興団体の活動などを紹介。「障がいを持った人でもスポーツで汗を流すことの爽快感を感じてほしい」、「健常者の方と一緒に楽しめる場を広げていきたい」と語った。

   

アイスレッジホッケーゴールキーパーでパラリンピック日本代表の永瀬充さんが講演






ミニバス男子2年連続全道出場
〜男子当麻ミニバスケットボール少年団が出場報告


 H19.12.5
 第32回旭川地区ミニバスケットボール選手権大会が11月10、11、18日の3日間、旭川市総合体育館、当麻小体育館を会場に開かれ、男子当麻ミニバスケットボール少年団が準優勝。12月5日に役場を訪れ、菊川健一町長に報告した。
 同大会準優勝までの2チームが、来年1月10日から13日まで江別市などで開催される全道大会へ。同少年団は昨年に続く連続出場を果たした。
 チームは23人。うち5人は愛別町から参加。副キャプテンの七條遼介選手は「予選を突破して優勝したい」と意気込んだ。
 赤坂准コーチは「昨年とはメンバーもほぼ入れ替わったが、練習試合を多く行い実戦で成長してきたチーム。ベスト8が目標」と述べた。



2年連続全道大会出場を果たした男子当麻ミニバスケットボール少年団






もちつき楽しむ
〜グループホーム寿楽でもちつき交流会


 H19.12.5
 社会福祉法人「じねん」が運営する認知症高齢者対応のグループホーム「寿楽」(柴田祥子施設長)で12月5日、もちつき会が開かれ、地域住民と入所者18人が交流を深めた。
 この日は、柴田施設長の当麻中時代の同級生6人が、うす、きねを持ち込み参加。職員、入所者と協力し「よいしょー」の大きなかけ声に合わせ、6升のもちをついた。
 つき上がったもちは、きな粉やあんこもち、雑煮の具に使用。入所者は地域住民、職員とともに存分に味わっていた。
 柴田施設長は「もちつきの楽しい雰囲気に、入所者皆さんの表情も明るくなる。偏見の目で見られることもある施設だが、今後も地域とのふれ合いを大切にし、理解を得ていきたい」と述べた。



大きなかけ声に合わせ、うすときねを使って行われたもちつき






特別支援教育に地域の協力を
〜当麻町特別支援教育連絡協議会講演会


 H19.12.4
 今年4月にスタートした特別支援教育の取り組みを知ってもらおうと、当麻町特別支援教育連絡協議会主催の講演会が12月4日、町福祉会館大講堂で開かれ、町民ら65人が出席した。
 テーマは『みんなの特別支援教育』。東川養護学校の後藤武典さんをコーディネーターに、「当麻町母子通園センター『ちちははの会』」顧問の藤村正勝さんら3人のパネラーが、現状と今後の課題を発言。
 「学習障害は周囲から分かりづらく理解されにくい。ねばり強い親の行動も必要」、「親だけで悩みを抱え込まない学校、地域の支援体制が必要」などと自身の体験談などを交え述べた。
 来場者は、特別支援教育の取り組みと、自分たちに求められている協力姿勢について理解を深めていた。



『みんなの特別支援教育』をテーマに3人のパネラーが現状と今後の課題を発言











楽しく宿泊研修
〜ヘルシーシャトー指定管理者が小学5年生を招待


 H19.11.30
 昨年4月から温浴施設「ヘルシーシャトー」の指定管理者として指名された(株)ベリーワークジャパンが11月30日、町内小学5年生を招き宿泊研修を実施。50人が参加した。
 地元への感謝の気持ちを込め、町の未来を担う子どもたちを招待。食事、宿泊費などは無料で、全て同社が負担した。
 子どもたちは大浴場で汗を流した後、カレーライス、エビフライ、ザンギなど、バイキング形式の夕食を堪能。デザートのケーキも好評だった。
 その後、同社職員が用意したゲームで、交流を深めてもらうレクレーションの時間へ。8チームに分かれた子どもたちは、トイレットペーパーを高く積み上げるゲームや、100円の商品と200円の商品を見分ける金額当てクイズなどを楽しんだ。
 また、キャラクター壁掛け時計や、おもちゃなどの景品が当たる個人向けのビンゴゲームも行われ、数字が抽選される度に歓声とため息が上がっていた。
 同社担当職員は「大勢の仲間と思いっきり楽しんで、思い出に残る宿泊研修となればうれしい」と述べた。



トイレットペーパー積み上げゲームなどレクレーションを楽しむ子どもたち






北方四島返還願い集い
〜北方領土町民の集い開催


 H19.11.22
 日本固有の領土である北方四島の早期返還実現を願い、北方領土町民の集いが11月22日、町農村環境改善センターで開かれ、町民ら23人が参加した。
 町、北方領土復帰期成同盟上川地方支部の主催。「終戦前の島と自由訪問で見た島の現状について」と題し、同支部協力員会議副会長で歯舞群島の水晶島出身の高塚正勝さんが講演した。
 高塚さんは「外周24qの小さな島に約980人が暮らし、コンブ漁で生計を立てていた。娯楽もなく何もない島だったが、皆が家族の様に親しく助け合って生きていた」と当時の生活を紹介。また、ソ連軍に島を占拠され本土に戻っくるまでの様子も述べた。
 「日露戦争、太平洋戦争など複雑な歴史のいきさつはあるが、ビザなし交流、元島民の自由訪問など、互いを理解し合おうという努力が返還運動に繋がるのだと思う。これまでの運動を風化させないためにも後継者育成が重要」と話した。



終戦前の島と自由訪問で見た島の現状について話す高塚さん






水土里ネット全国大賞祝う
〜21世紀土地改良区創造運動大賞受賞祝賀会


 H19.11.21
 水土里ネットとうま(池沢和義理事長)が、「21世紀土地改良区創造運動大賞」(全国土地改良事業団体連合会主催)最高賞の大賞に輝いたことを記念し11月21日、当麻農協大ホールで受賞祝賀会が開かれた。
 主催は水土里ネットとうま。同大賞は地域との連携、農業と都市との交流に取り組む模範的な土地改良区(水土里ネット)を表彰するもので、全国10団体が選考された。
 水土里ネットとうまは、平成15年度から当麻小5年生の児童を対象に、田植えや稲刈り作業などを体験してもらう「田んぼの教室」を実施。食と農の大切さ、水田がもつ環境保全の機能性の理解など、農作業体験を通じた総合的な取り組みが高く評価された。
 池沢理事長は「田の無償借用や、町バスの利用など、関係機関をはじめ多くの方の理解と協力がなければ、田んぼの教室などの事業は行えない。皆さんに支えられ受賞できた大賞。お力添えに心から感謝する」とあいさつ。さらに「賞の選考委員会が運動の特徴をふまえ寄せてくれた言葉『子どもの未来プランナー』として、これからも創造運動を進めていきたい」と今後の意気込みを述べた。
 菊川健一町長は「子どもたちの農作業体験、町内イベントでの積極的なPR運動など、職員の皆さんの地道ながんばりに敬意を表する。当麻町に新たな金字塔を打ち立てていただいた」と述べた。
 その後、森林太当麻町議会議長の発声で祝杯を上げ、出席した関係者ら71人で大賞受賞を祝い合った。

(左)受賞の喜びと感謝の気持ちを述べる水土里ネットとうま池沢和義理事長
(右)森林太当麻町議会議長の発声で大賞受賞の祝杯を上げる出席者たち






AEDの使用法学ぶ
〜商工会がAED(自動体外式除細動器)講習会開催


 H19.11.20
 AED(自動体外式除細動器)の使用法を学ぶ商工会主催の講習会が11月20日、上川中部消防組合当麻支署で開かれ、商工会員ら22人が参加した。
 講師の同署職員は、突然止まった心臓に電気ショックを与え正常な状態に戻すAEDの有効性と、音声ガイダンスに従い行える簡易な操作性を説明。「私たち救急隊員が到着するまでに平均で約6分。それまでの周囲の人の献身的な力が命を救う」と協力を呼びかけた。
 その後、AED使用法、人工呼吸、胸骨圧迫の実技指導を実施。参加者は、心停止後の迅速な対応が生死を大きく分けるだけに、真剣な表情で学んでいた。
 AED普及活動に取り組む同当麻支署では、要望があれば随時、普通救命講習などでAEDの使用方法を指導している。



AED使用法、人工呼吸、胸骨圧迫の実技指導を受ける参加者たち






交通安全楽しく啓発
〜交通安全町民集会演芸の夕べ開催


 H19.11.16
 町民の交通安全意識を高めようと、町と町交通安全協会主催の交通安全町民集会・演芸の夕べが11月16日、町文化センターで開かれ、町民ら約450人が来場した。
 来場者全員で交通安全実践の誓いを朗読。交通事故の絶滅、交通死亡事故ゼロの日継続を参加者全員で誓った。優良運転者表彰では、30年以上無事故表彰、交通栄誉章緑十字銅章などを4人が受賞。会場から拍手が送られた。
 2部に分けて行われた演芸では、交通安全指導員会や交通安全母の会連合会、女性ドライバークラブ、歌謡サークルなどが歌や踊りを披露。また、商工会青年部や役場職員によるダンスなども行われ、会場を盛り上げていた。

(左)商工会青年部によるダンス。DJ OZMAの「Spiderman」
(右)当麻町役場「トウマレンジャー」プロジェクトチームによるダンス






まちの現状知る
〜中央西老人クラブまちづくり研修会


 H19.11.15
 中央西老人クラブ(吉川訓夫会長)まちづくり研修会が11月15日、農村環境改善センターで開かれ、同クラブのメンバー21人が参加した。
 まちの現状と将来、まちづくりへの高齢者の関わりについてなど、菊川健一町長が説明。「地方財政は都市との格差が広がり財政状況は厳しいが、住民サービスを低下させないよう歳出を切り詰め臨んでいきたい」と話したほか、「地方債の償還も年々少なくなり、今後2年が山だがその後は先の見通しが立ちつつある」と述べた。
 その後の菊川町長や町幹部との懇談では、来年4月からスタートする後期高齢者医療制度への質問、ボランティア活動によるまちづくりの推進、医療費を抑えるための高齢者の健康づくり教室への提言など活発に発言。参加者は約2時間、町政運営や今後のまちづくりについて理解を深めた。



まちの現状と将来などを説明する菊川健一町長






ミニバレーで交流
〜スポーツ通じて火災予防を啓発


 H19.11.11
 ミニバレーを通じて火災予防意識の啓発、また、住民と消防、地域間の交流を深めてもらおうと、上川中部消防組合「防火ミニバレー大会」が11月11日、町スポーツセンターで開かれた。
 当日は、鷹栖、比布、上川町など近隣から13チーム約60人が参加。予選リーグを勝ち上がった決勝トーナメントの決勝戦では、白熱の攻防でフルセットに。「あいべつ」が接戦を制し優勝に輝いた。準優勝は「鷹栖チアーズ」、3位は「上川KMC」。
 また、予選終了後には消防にちなんだ○×クイズを実施。正解発表の度に歓声が上がっていた。



13チーム約60人が参加。ミニバレーボールを通じて火災予防への意識、互いの交流を深めた






生涯学習フェスにぎわう
〜参加型イベント目指し体験講座を実施


 H19.11.3
 当麻町生涯学習フェスティバル2007(同実行委員会主催)が11月3日に開かれた。
 町スポーツセンターを主会場に開催。絵画や写真、陶芸、木工、手芸作品の作品展示のほか、公民分館の活動などを紹介。
 主会場中央のイベント広場では、おいしいコーヒーのいれ方や、絵手紙制作の講座、童謡を歌う会など、参加型イベントを目指し各種講座を実施。気軽に体験でき、楽しめると好評だった。
 また、子ども服や日用雑貨などのフリーマーケットや古本市、野菜販売も行われ、大勢の町民が足を運んだ。
 作品展示終了後、町文化センターに場所を移し芸能発表会を開催。町内の芸能サークルなどが歌や踊り、楽器演奏を披露。場内から大きな拍手が送られていた。


参加型イベントを目指し各種講座を実施。そのほか展示・販売・軽食コーナーなど多くの来場者が訪れた

■「WEB写真館11月」コーナーで他の写真掲示






物井清人さんに当麻町名誉町民称号授与
〜町・北海道農業の振興発展と農業経営の向上に尽力


 H19.11.2
 9月20日の第3回定例町議会で、町中央6区の物井清人さん(71)を11年ぶり8人目の「名誉町民」に推戴することが決まり、11月2日、町主催の当麻町名誉町民称号授与式が福祉会館大講堂で開催された。
 菊川健一町長が「当麻農業が全道、全国の確たるトップブランドを生み出すことができたのも、物井氏の先見性とリーダーシップの賜。当時としては全道でも例のない単一農協で初となるカントリーエレベーター建設など、厳しい当麻農業の未来を見据えた取り組みの一つ一つが、今日の輝かしい当麻農業を築き上げてきた」。
 さらに物井さんの人柄に触れ「どんな立場であろうと、どんな地位に立とうと、おごり高ぶることのない温和で誠実な物井氏の姿勢は、町民の敬愛の的である。当麻農業、北海道農業のトップリーダーとして長年のご指導、ご労苦に町民を代表して深甚なる敬意を表する」と、主催者を代表してあいさつを述べた。
 森林太当麻町議会議長、川上敏明当麻農協代表理事組合長も町農業への多大な貢献を讃え、祝辞を述べた。
 出席した関係者ら130人が見守る中、妻の淑子さんと共に物井さんが壇上へ。菊川町長から名誉町民の称号を授与されると、来場者から大きな拍手が送られた。
 物井さんは「自分は農業以外に何も分からない。ただ、任せられた役職の中で自分にできる最大級のことをしようと臨んできた。自分が栄誉ある名誉町民に値するような立派なものではないが、支えてくださった多くの皆様の力によるものだと感じている。心から敬意と感謝を申し上げる。農業者の高齢化、後継者不足など、今後の情勢は厳しいものがあるが、皆で力を合わせ、さらなる当麻農業の発展を願う」と述べた。
 また、式典終了後には祝賀会を開催。物井さんのもとには終始、大勢の出席者が笑顔で集い、祝いの言葉、これまでの功績、指導に対する感謝の言葉がかけられていた。

 物井さんは、当麻農業協同組合代表理事組合長など要職を務め、国の減反政策が一層厳しくなる将来を見据え、水稲を中心とした複合経営をいち早く推奨。でんすけすいか撰果システムの導入などは、安定した高品質な農産物の生産拡大に繋がり、消費者、流通関係者から高い評価を受けたほか、北海道農協米対策本部が実施している道産米の総合評価ランキングでは、8年連続で最高位である7ランクに評価されており、全道一の米産地確立にも大きく寄与するなど、今日の本町農業の礎を築いたことは、本町の発展にとって誠に大きなものがある。
 また、平成14年6月には北海道信用農業協同組合連合会経営管理委員会会長に就任し、道内JAの信用事業の強化支援と北海道信用農業協同組合連合会の経営に大きく貢献。この他にも数多くの農業関係団体役員を歴任するなど、当麻町農業の発展ばかりでなく、北海道農業の振興発展と農業経営の向上に尽力した。

■公職経歴
・当麻町総合開発審議会 委員
 昭和61年4月1日〜平成5年3月31日
・当麻町農業委員会 委員
 平成2年7月20日〜平成8年4月21日
・当麻町特別職報酬等審議会 委員
 平成2年10月5日〜平成6年11月24日
・当麻町表彰審議会 委員
 平成5年8月20日〜平成10年11月30日
・当麻町特別職報酬等審議会 副会長
 平成6年11月25日〜平成13年1月27日

■民間団体経歴
・当麻農業協同組合 理事
 昭和50年4月22日〜平成2年4月21日
・当麻農業協同組合 専務理事
 平成2年4月22日〜平成5年4月21日

・当麻農業協同組合 代表理事組合長
 平成5年4月22日〜平成14年6月30日
・当麻農業協同組合 会長理事
 平成14年7月1日〜平成18年4月7日
・ホクレン農業協同組合 連合会理事
 平成6年5月27日〜平成11年6月27日
・ホクレン農業協同組合 連合会代表監事
 平成11年6月28日〜平成14年6月28日
・北海道信用農業協同組合連合会
 経営管理委員会会長
 平成14年6月29日〜平成17年6月22日
・上川中央農業共済組合 理事
 昭和61年4月1日〜平成5年3月31日
・当麻町土地開発公社 理事
 昭和62年5月25日〜平成2年4月30日
 平成5年5月25日〜平成11年6月30日













芸術の秋クラシックを堪能
〜ヴァイオリンと歌曲の夕べ開催


 H19.10.30
 芸術の秋に町民に音楽を楽しんでもらおうと、町文化連盟主催の池田敏美・ヴァイオリンと歌曲の夕べが10月30日、町福祉会館大講堂で開かれ、町民ら約150人が集まった。
 演奏会に招かれたのは、2003年まで東京フィルハーモニー交響楽団員として活躍してきた、旭川市出身のヴァイオリン奏者、池田敏美さん。
 ベートーベンの「ロマンス(ヘ長調)」や、エルガーの「愛のあいさつ」などを演奏。34年のオーケストラ人生を感じさせる見事な音色を響かせ、聴衆を魅了していた。
 また、カウンターテノール歌手の池田弦さんがオペラ曲などを熱唱。見事な高音の歌声を披露した。



見事なヴァイオリン演奏で聴衆を魅了する池田敏美さん






思いやりの心育んで
〜当麻人権擁護委員が当麻幼稚園で教室開催


 H19.10.30
 父母や園児を対象にした当麻町人権擁護委員主催の人権教室が10月30日、当麻幼稚園(日暮和子園長)で開かれ、55人の園児と22人の母親が参加した。
 同教室は、園児向けと母親向けの2部構成。講師は同人権擁護委員の高谷須美子さんが務めた。
 高谷さんは、園児向け教室で法務局のイメージキャラクター「人KENまもるくん」と「人KENあゆみちゃん」を主人公に、布を巻いた板(パネルボード)に専用の紙(不織布)で作った人形や絵を貼り、話を進めていくパネルシアターを上演。いたわりや、思いやりの心をオリジナル作の物語に込め、分かりやすく伝えた。
 その後、パネルシアターに登場したイメージキャラクター2体が出演。思わぬ演出に場内の園児からは、大きな歓声が上がっていた。
 また、高谷さんはイメージキャラクターを形取った啓発用キーホルダーをプレゼント。園児たちは「ありがとう」と笑顔を見せていた。


パネルシアターを上演する高谷さん。法務局イメージキャラクター登場に大歓声(右上)。母親への講演(右下)






土地改良区が全国で大賞
〜21世紀土地改良区創造運動大賞に当麻土地改良区


 H19.10.29
 当麻土地改良区(池沢和義理事長)が、地域との連携や、農業と都市との交流を進めている土地改良区を表彰する「21世紀土地改良区創造運動大賞」(全国土地改良事業団体連合会主催)の大賞に選ばれた。
 同大賞は全国10団体が受賞。同改良区は、当麻小5年生の児童を対象に、田植えや稲刈り作業、その間の生育調査、地下通水路の土管作り体験してもらう「田んぼの教室」を毎年実施してきた。
 また、地域住民による用水路周辺の草刈り、用水路の水の防火用水への活用を進めていることなどが評価された。
 10月24日には、三重県伊勢市で第30回全国土地改良大会三重大会が開かれ、当麻改良区の池沢理事長などが授賞式に出席。池沢理事長が壇上で賞状を受け取ると、約3,500人の来場者から大きな称賛の拍手が送られた。
 これまでの取り組みを振り返り池沢理事長は「全国約6,000ある土地改良区の中から選ばれた大賞は光栄であり、大きな喜びを感じる。優れた取り組みとして高い評価を受けた田んぼの教室など、今後も長く実施していきたい」と述べた。
 また、「田の無償借用や、町バスの利用など、多くの方の理解と協力を得なければ田んぼの教室は実施できない。心から感謝したい」と感謝の言葉を述べた。


野中広務・全国水土里ネット会長から賞状を受け取る池沢理事長。賞状、クリスタルトロフィーを授与された






食品の裏側添加物の実態知って
〜ベストセラー「食品の裏側」著者の安部司さん講演


 H19.10.19
 2005年に出版され、食品添加物の使用実態を明らかにした60万部を超えるベストセラー「食品の裏側」(東洋経済新報社)の著者で、食品ジャーナリスト安部司さんの講演会「食の本当の豊かさとは」が10月19日、町文化センターで開かれ、町内外から約250人が来場した。
 上川教育局などでつくる上川食育推進実行委員会の主催。正しい食事や望ましい食習慣の形成を推進する食生活教育実践事業の一環として開かれたもの。
 安部さんは添加物の特長について安くて簡単、便利できれい、味が不自然に濃いと要点を説明。「メーカーは安価な食品作りのため添加物を多量に使用する。ただしそれを選んでいるのは消費者。食べ物を選ぶことができない子どものためにも、食品表示を気にして見てほしい」などと述べた。
 食品・添加物開発の研究者として勤務した安部さんは、持参した約60種類の添加物を使い無果汁ジュースやラーメンスープ作りを実演。添加物の生成方法などを説明しながら十数種類を組み合わせ完成させていく安部さんの作業を目にし、会場からどよめきにも似た声が起きていた。
 「北海道は素晴らしい食材の宝庫。野菜を多く使った和食で添加物を減らす食事を心がけて」と訴えた。



持参した添加物を使い無果汁ジュースやラーメンスープ作りを実演する安部さん






老人クラブ一同に集い交流
〜全町老人の集いに330人


 H19.10.18
 当麻町老人クラブ連合会主催の全町老人の集いが10月18日、当麻文化センターで開かれ、町内の各老人クラブから330人が参加した。
 主催者を代表して菅原仁会長があいさつ。その後、老人クラブ功労者表彰が7人に贈られたほか、町の健診などで治療の指示を受けなかった健康な80歳以上を讃える、優良健康老人表彰が1人に贈られた。
 功労者を代表して前会長の瓜生定雄さんが「十分なことはできなかったが皆さんの協力で運営してこられたことに感謝する。連合のさらなる発展を願う」と述べた。
 続いて、旭川財務事務所理財課長の幅崎秀一さんが「金融犯罪の被害防止について」と題し講演。また、後期高齢者医療制度について町役場健康福祉課長が説明した。
 昼食後には、アトラクションとして各老人クラブの歌や踊りも披露され、参加者は有意義な一日を過ごしていた。



功労表彰受賞者を代表して謝辞を述べる瓜生定雄さん






大手取引先が米貯蔵施設を視察
〜東京八王子市スーパーアルプス社員ら185人が来町


 H19.10.9
 東京八王子市を中心に25店舗を構える「株式会社スーパーアルプス」の社員ら185人が10月9日、取引先であるJA当麻の大型籾乾燥・貯蔵施設、カントリーエレベーターなどを視察した。
 今回の視察は、創業45周年を記念した社員慰安旅行に組まれたもの。大型バス5台で訪れた。
 菊川健一町長が「安心、安全な当麻の米。末永いご愛顧をお願いしたい」とあいさつ。引き続き川上敏明組合長が「今年も生産者が心を込めたおいしいお米ができた。遠い所からの視察に感謝する」と述べた。
 代表取締役社長の松本清さんは「お客様に自信をもって販売できるリーズナブルでおいしい米。非常に強い信頼関係を築けている」と述べた。
 同社では、JA当麻が年間に扱う米の約1割に当たる1000トンを販売。取り引きが始まり8年を数え、当麻米の売り上げは、同社米販売額の3割に当たる3億円に上っている。



カントリーエレベーターを視察に訪れた株式会社スーパーアルプスの社員一行






収穫祭で味わう秋の味覚
〜第2回「とうま新米・新そばまつり」大盛況


 H19.10.6
 「第2回とうま新米・新そばまつり」(当麻町収穫祭実行委員会主催)が10月7日、JR当麻駅前広場特設会場で開かれた。
 8年連続全道最高ランクに輝く当麻町の新米や、風味豊かな新そばを味わおうと約8千人が来場。
 この日は、地元のそば研究会のほか、雨竜町や幌加内町など、道内のそば打ち愛好者グループ6店が出店。長蛇の列ができるほどの盛況ぶりで、約4千5百食のそばが提供された。
 また、炊きたての新米を使った「でんすけおにぎり」の販売や、新米10s詰め袋などの販売も好評。地元産のそば粉や、カボチャなどの農産物、近隣4町の特産品なども販売され、にぎわいを見せていた。



約8千人が詰めかけた会場。新そばを味わおうと長蛇の列ができる賑わい

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歌声に愛を込めて
〜当麻コールデイジーがユニセフチャリティーコンサート開催


 H19.10.6
 「世界中の子どもたちに夢を」をテーマに、男女混声合唱団の当麻コールデイジーが10月6日、町ふれあい交流センター「輝き」で、ユニセフチャリティーコンサートを開いた。
 33人が出演し、秋を連想させる童謡「紅葉」「赤とんぼ」など13曲を披露。息のあった見事な歌声を響かせたほか、曲の合間にメンバーや指揮者がユーモアあふれるトークで曲を紹介。来場者の笑いを誘っていた。
 また、メンバーが栽培した野菜も休憩時間に格安で販売。同合唱団のコンサート開催趣旨に賛同した来場者からの募金と野菜の売上金、計84,453円がユニセフ募金に寄付された。



130人の来場者を前に見事な歌声を響かせた当麻コールデイジーのメンバー











秋風を感じ快走
〜さわやかマラソン大会に親子ら89人参加


 H19.9.30
 町教育委員会、町公民館主催の2007とうまさわやかマラソン大会が9月30日、グリーンヒル運動場をスタート地点に開かれた。
 この日、2q、3q、5qコースに挑んだのは町内の小中学生や大人たち89人。参加者は秋風が心地よい快晴の中、さわやかな汗を流した。
 また、競技終了後には、当麻体育協会から牛乳が無料で振る舞われ、参加者たちののどを潤していた。



秋風を感じながらさわやかな汗を流した参加者たち






手作り演劇「チェンジ・ザ・ワールド」
〜当麻中3年生64人が演劇に挑戦


 H19.9.29
 当麻中学3年生の演劇公演「チェンジ・ザ・ワールド」が9月29日、町文化センターで開かれ、約400人の来場者が会場に詰めかけた。
 病気で余命少ないと宣告されながらも最後まで明るく生きた高校3年生の健一の姿と、悪友とつるみ金銭の恐喝などに手を染めていた同級生の正平が、健一との交友で次第に改心し、自分を取り戻していく姿を描いた約1時間の舞台。
 出演者の迫真の演技や、緊張をゆるめ笑いを誘う演出など、生徒たちのがんばりに会場から大きな拍手が送られていた。
 また、公演後には3年生全員で来場者の見送りへ。「よかったよ」「がんばったね」など、温かな声が生徒たちにかけられていた。
 演劇公演は総合的な学習の一環で、今年で6回目。7月から準備を開始し、出演者8人以外の生徒たち全員も大道具やポスター、パンフレットの制作、照明、音響スタッフとして舞台を支えた。



観客の笑いと涙を誘った1時間の演劇公演「チェンジ・ザ・ワールド」

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空から火災監視防火パトロール
〜宇園別少年消防クラブが陸と空から火災予防啓発


 H19.9.29
 結成20周年を迎える当麻町宇園別少年消防クラブが9月29日、モーターグライダーによる上空からの火災監視パトロールを実施。地上でも街頭啓発を行い、陸と空からの啓発活動を行った。
 小学3−6年生の35人が参加。上川中部消防組合当麻支署に集まったメンバーを前に、一日少年消防隊長に任命された大野みずきさんが「一日でも長く火災のない日が続くようにがんばりましょう」とあいそつ。さっそく7班に分かれ消防ポンプ車などに分乗すると、町内を巡回しマイクで「秋は火災がおきやすい季節なので火の取り扱いには十分注意しましょう」などと火災予防を呼びかけた。
 その後、一日消防航空隊長に任命された宇園別小6年の岸山誠人くんが、当麻航空協会の協力でモーターグライダーに乗り、20分ほど当麻とその周辺を上空からパトロール。岸山くんは「空から見る当麻はすごくきれい。でも、ゴミを焼く煙も見えた。火は危ないのでやめてほしいと思う」と話していた。



一日消防航空隊長に任命された宇園別小6年の岸山誠人くん。空からの防火パトロールへ

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命をつなぐAED(自動体外式除細動器)
〜上川中部消防組合当麻支署が町内3施設へ設置プレートを配布


 H19.9.27
 AED(自動体外式除細動器)の普及活動に取り組む上川中部消防組合当麻支署が9月27日、AED設置済みの介護老人保健施設愛泉苑、町立診療所、ケアハウス柏寿園の町内3施設に対し、設置周知のプレートを手渡した。
 AEDは、突然止まった心臓に電気ショックを与えて、正常な状態に戻す医療器具。音声ガイダンスに従い行える簡易な操作性が特長で、一刻を争う心停止の蘇生手段として注目を集めている。
 菅克則支署長は「救命率アップに直結する有効な手段。プレート掲示はAEDの有無を知らせるだけでなく、万が一に備えた日頃の心構えにもつながる」と述べた。
 同当麻支署では要望があれば随時、普通救命講習などでAEDの使用方法を指導し、これまで881人が受講している。



上川中部消防組合当麻支署がAED設置周知プレートを配布(介護老人保健施設愛泉苑にて)






学校をきれいに
〜当麻小PTAが窓ふきなど奉仕活動


 H19.9.19
 すがすがしく学校生活を送ってもらおうと、当麻小PTA(中西紀人会長)が9月19日、ボランティアで同小の窓ふき作業を行った。
 作業には約30人のPTA役員のほか、4年生以上の児童も協力。参加者は力を合わせ約1時間、校内にある窓をきれいにふいていった。
 また、前庭の東屋の塗装作業も同時に実施。男性役員ら10人が脚立を足場に、高さ5mほどある高所にも塗料を丁寧に塗っていった。
 三浦徹教頭は「校内が見違えるように明るくなり、子どもたちも大変喜んでいる。皆さんの奉仕作業に感謝する」と述べた。



当麻小学校前庭にある東屋の塗装作業を行ったPTA役員






実りの秋収穫に沸く
〜旭川北鎮小5年生が稲刈り体験


 H19.9.18
 旭川市立北鎮小(沼田博幸校長)の5年生75人が9月18日、町5条東2丁目の真鳥和雄さんの水田約13アールで、稲刈りの体験学習に参加した。
 市内の米穀店主でつくる旭川こめやの会と当麻農協の主催。こめやの会の市川陽一会長は「農作業体験や事前学習会で米を育てる苦労を感じたと思う。今日は収穫の喜びを感じてほしい」とあいさつ。
 子どもたちは5月に田植えをした水田で、40−50pほどに成長した黄金色の稲をかまを使い丁寧に収穫。その後、約60年前の脱穀機を使い脱穀作業も体験したほか、作業後にコメの貯蔵施設も見学した。
 渡辺光一郎くんは「学校でも稲をバケツで育てたり成長過程を授業でも学んできたけど、やっぱり収穫が一番楽しい。稲が大きく育ってすごくうれしい」と声を弾ませていた。







長寿を祝う
〜全町敬老会に290人


 H19.9.15
 町主催の全町敬老会が9月15日、町文化センターで開かれた。
 町では満75歳以上の町民、1237人に案内状を送付し、うち290人が出席。白寿(数え年99歳)と米寿(88歳)の8人が檀上に上がり、菊川町長から祝い品が手渡されると、会場から拍手が送られた。
 その後、当麻保育園の園児がYOSAKOIソーラン踊りで会場を盛り上げたほか、町内サークルなども歌や踊りを披露。来場者は、敬老の日の和やかなひとときを楽しく過ごしていた。
 また、敬老会に出席できなかった数え年99歳の白寿を迎えた4人の自宅を菊川町長が訪問。祝い品を手渡した。



会場を盛り上げた当麻保育園児のYOSAKOIソーラン踊り






当麻米収穫始まる
〜全道一の高品質米産地の出来に期待


 H19.9.11
 北海道農協米対策本部による米産地ランキングで、8年連続全道一に輝いている当麻米。9月中旬から稲刈り作業が本格化し、黄金の稲穂をコンバインが刈り取っている。
 JA当麻カントリーエレベーターへの初出荷は、昨年より4日早い9月11日。中央1区の木村直幸さんが「ほしのゆめ」1743sを搬入し、新米はさっそく自主検査にかけられた。結果はともに最高品質『スーパー』。当麻農協から木村さんに初出荷の記念品が贈られた。
 今年は、春先から5月にかけて温度の寒暖差が大きかったことなどから生育の遅れが心配されたが、6月の好天で持ち直し収量は平年に比べやや増える見込み。品質も良く、9年連続全道一の高品質米産地へ関係者の期待は高まる。



初出荷に笑顔を見せる木村さん(写真左)。当麻農協から記念品が贈られた






田園風景に映える手作り風車
〜町北星2区の元水稲農家・菊地昭一さん宅にカラフル風車70機


 H19.9.6
 黄金色の稲穂が実る田園風景の中、町北星2区の元水稲農家、菊地昭一さん(79)宅周辺に設置された色とりどりのカラフルな風車が、道行くドライバーの目を引いている。
 10年前の離農後から風車を作り続けてきた菊地さん。秋風に吹かれ一斉に羽根を回転させているのは、タテ、ヨコ向きの風車のほか、2カ月ほどかけ今年の夏に完成させた全長1mある飛行機型の大作など、約70機。
 鉄板でできた羽根、風車をスムーズに回すベアリングなど、使わなくなった農機具から部品を取り外し、加工、組み立てたもの。
 市街地にある現在の自宅から、畑作業のためにほぼ毎日通う菊地さんは、「風車を目にして立ち寄る親子連れや、孫たちの喜ぶ姿が励み。通いの農作業の合間に行う老後のささやかな楽しみです」と笑顔を見せた。



色とりどりのカラフルな風車が道行くドライバーの目を引く






長寿の節目祝う
〜259人に長寿祝い金を支給


 H19.9.3
 町では、敬老の日を控えた9月3日、町内に1年以上住み9月1日現在で満年齢、75歳から5歳ごとの節目に当たる町民に対し、長寿のお祝いとして1人1万円の長寿祝い金を支給した。
 今年の対象者は259人。菊川健一町長が黒部春男さん(95)と、沖ふささん(95)の自宅を訪ね、「これからも健康で、お元気でいてください」と祝い金を手渡した。
 また、この日は町職員が手分けしてお年寄り宅を訪問。一人ひとりに直接手渡した。


黒部春男さん(95)

沖ふささん(95)










たんぼ一面どろんこ遊び
〜長谷川さん水田に当麻幼稚園児の歓声響く


 H19.8.27
 当麻幼稚園(日暮和子園長・全55人)の子どもたちに思い切り泥遊びを楽しんでもらおうと8月27日、町中央1区の水稲農家、長谷川新さん(35)の水田で園外活動「どろんこ遊び」が行われた。
 同園父母会長でもある長谷川さんが、この日のために休耕田約5アールに水を張り、田植え時と同じ状態に準備。下着姿の子どもたちは、泥の感触に戸惑っていたが次第に慣れ大はしゃぎ。広い水田を走ったり、泥をかけ合ったり、寝そべったりと、日常では体験できない遊びに、にぎやかな歓声を響かせていた。
 長谷川さんは「汚れを気にせず泥だらけになりながら走り回る子どもたちの笑顔は最高。喜んでもらえてうれしい」と笑顔を見せた。



水田での泥遊びにおおはしゃぎの園児たち。にぎやかな歓声が青空に響く






事故のない安全な町へ
〜5町交通指導員連絡協議会夏季研修会


 H19.8.29
 交通指導員の意識と指導技術の向上を目的とした、5町交通指導員連絡協議会夏季研修会が8月29日、町福祉会館大講堂で開かれ、比布、鷹栖、愛別、上川、当麻の指導員ら90人が集まった。
 同協議会の宮崎義夫会長が「昨年の同時期と比べ死亡者が多く全国ワースト1の状況。事故のない町へ、皆さんの一層の協力をいただきたい」とあいさつ。
 その後、旭川中央警察署交通第一課長の伊藤政美さんが「高齢者の事故防止について」と題し講演。「統計上、65歳以上の皆さんは被害者になるだけでなく、車の運転で加害者になることも多い。安全意識の啓発活動など、指導員皆さんの協力をお願いしたい」と述べた。
 引き続き、北海道クミアイ自動車学校広報課の北堀守さんが「事故に遭う人遭わぬ人」と題し講演。出席者はメモをとるなど真剣な表情で研修会に臨んでいた。



出席者を前にあいさつを述べる宮崎義夫会長






小売店団結し市街地に活気
〜商工まつり2007きらり♀J催


 H19.8.26
 市街地に活気をと町内の小売店などが団結するイベント、当麻町商工会主催の商工まつり2007きらり≠ェ8月26日、町文化センター横駐車場で開かれた。
 会場にはジンギスカンの食べ放題やビール、クレープ、かき氷、たこ焼き、焼きたてパンなど、町内飲食店などの出店が並び盛況。消火器取扱訓練や、現役音大生による演奏会、野菜の格安詰め放題も好評だった。
 また、道内で活動する北都プロレスを招いてリング観戦。間近で見るレスラーの迫力と、華麗な技の応酬に歓声が上がったほか、観客の子どもや商工会青年部員がリングに上がりレスラーに挑戦。会場を沸かせていた。



リング上でレスラーに挑む子どもたち。母親も参戦するなど会場を沸かせていた






人気カブト当選者決定
〜ヘラクレスオオカブトなど外国産人気甲虫をプレゼント


 H19.8.24
 当麻町の昆虫館「パピヨンシャトー」(町市街6区)で、7月14日から8月19日までの夏休み期間中に特別展示していた、外国産カブトムシなどのプレゼント抽選が8月24日、同館で行われ、菊川健一町長が抽選した。
 プレゼントされるのは、体長13pあるエクアドル原産「ヘラクレスオオカブト」1匹のほか、「ギラファノコギリクワガタ」1匹、「ネプチューンオオカブト」2匹の生きた外国産人気甲虫。
 2490通の応募総数の中から、旭川市や札幌市の子どもなど4人が当選。後日、当選者に発送される。
 同館スタッフは「人気甲虫を飼育できる貴重な機会。分からないことがあれば相談してほしい」と話した。



応募総数2490通の中から4人にヘラクレスオオカブトなどをプレゼント






ユニークな仮装に大笑い
〜子ども・仮装盆踊り大会にぎわう


 H19.8.17
 当麻町観光協会(島和一会長)主催の子ども・仮装盆踊り大会が8月17日、JR当麻駅前広場特設会場で開かれた。
 子ども盆踊り終了後の仮装盆踊り大会には、団体の部に12チーム212人、個人の部には37人が出場。例年を団体、個人ともに上回る参加となった。
 子どもに人気のアニメキャラクターや、クマやゴリラなどの動物に扮して仮装。ユニークな仮装と振り付けで踊りの輪をつくっていた。また、観客席から飛び入り参加し踊りに加わる子どもの姿も多く見られ、会場には終始、笑い声と歓声が響いていた。
 審査の結果、個人の部で三人を優秀賞に選出。団体の部は当麻町役場親交会「それいけ!アンパンマン」が優勝、豊栄町内会(旭川)「ホウエイパイレーツ海賊」が準優勝、親栄(旭川)「カッパ天国」が3位に輝いた。



ユニークな仮装と振り付けで会場を沸かせる出場者たち

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雪の朝倉再び・・・
〜朝倉力男洋画展8月15日まで


 H19.8.9
 「雪の朝倉」と呼ばれ、雪を題材に北海道の厳しい自然を描き続けたことで知られる、故朝倉力男さんの遺作展「朝倉力男洋画展」が、緑郷1区の朝倉力男記念美術館で開催されている。
 所有者から同館に返還された里帰り作品で1946年の日展入選作「河畔吹雪去る」のほか、「雪の仮橋」など油絵を展示。来館者は「雪の温かみや深みを感じさせる作品。雪景色がとてもきれいい」と見入っていた。
 朝倉力男さんの二女で館長、画家の朝倉るみ子さんは「前館長で母の千代子の油絵やクレパス画も展示した合同展。両親とも絵を教えていたこともあり、苫小牧や札幌など遠くから教え子が多く来館する。故人も喜んでいると思う」と述べた。
 展示は午前10時から午後5時30分、8月15日まで。入場無料。問い合わせは同館рO166・84・5009へ。



雪を題材に北海道の厳しい自然を描き続けた故朝倉力男さんの遺作展






来年初夏の彩りに期待
〜全町老人クラブ連合会が花菖蒲園のハナショウブ植え替え作業


 H19.8.6
 6月下旬から約1カ月間、涼やかな初夏の彩りを毎年見せている町市街6区の町営花菖蒲(はなしょうぶ)園。前回の株植え替えから7年ほどが経過し、花勢が弱くなっていたことから8月6日、全町老人クラブ連合会(菅原仁会長)メンバー30人が、株分けと植え込み作業を行った。
 町からの協力要請に応え7月27日の株掘り起こしに続き、この日が2回目の作業。
 暗きょの埋設、黒土を入れ替え土壌改良した約1800平方メートルの敷地に、株分けした175種類、約1000株を、丁寧に植え込んでいった。
 参加したメンバーは「来年の開花が楽しみ。きれいな花を咲かせてほしい」と、配列と配色に気を配りながら作業に汗を流した。



ハナショウブの植え替え作業に汗を流す全町老人クラブ連合会のメンバー










交通安全呼びかける
〜当麻中生徒会役員が街頭啓発


 H19.7.23
 悲惨な交通事故をなくそうと、当麻中学校の生徒会役員(上杉弥奈美生徒会長)7人が7月23日、道の駅とうま敷地内でドライバーなどに交通安全を呼びかけた。
 生徒たちは、美術部がこの日のために制作した町特産の「でんすけすいか」を形取った手作りキーホルダーのほか、「焦る気と小さな油断が後悔へ」と書かれたカード120セットを用意。約1時間、道の駅に立ち寄った利用者に「安全運転に気をつけてください。よろしくお願いします」と呼びかけ、キーホルダーなどを手渡した。



道の駅とうま敷地内でドライバーなどに交通安全を呼びかける当麻中生徒会役員






大空の祭典にぎわう
〜交通安全・火災予防も上空でPR


 H19.7.22
 当麻スカイスポーツ体験会(同実行委員会主催)が7月22日、当麻スカイパークで開かれ、大勢の家族連れや航空ファンでにぎわった。
 ラジコン飛行機のデモフライトで大空の祭典はスタート。その後、モーターパラグライダー8機が編隊飛行し、うち1機が交通安全、火災予防の三角旗、こいのぼりを吹き流しのようにつなげ会場、国道39号沿い上空を啓発しながら飛行。初の試みが成功すると、来場者から拍手が送られた。
 中でも人気を集めたのが、モーターグライダー1機とヘリコプター3機による無料体験搭乗。抽選で選ばれた28人の搭乗者が約5分間のフライトに出発。目の前に広がる大雪山や石狩川、田園風景に歓声を上げながら、空中散歩を楽しんだ。


交通安全・火災予防を呼びかけながら国道39号沿い上空を啓発飛行(右写真)






まちの今を町長に聞く
〜当麻町女性大学「町長と語る女性の集い」


 H19.7.19
 当麻町女性団体連絡協議会主催の当麻町女性大学「町長と語る女性の集い」が7月19日、町改善センターで開かれ、町内在住の女性23人が参加した。
 菊川健一町長が財政問題を中心に約30分間、町の現状と課題を説明。「職員数の適正化でピーク時より人件費を約2億円削減したほか、施設運営の民間移管で財政の健全化に努めている。地方交付税の削減で先行き不透明な状況ではあるが、町民皆さんの理解を得ながら自立の道を歩みたい」と述べた。
 お茶とケーキをとりながら休憩した後、参加者が菊川町長と懇談。「町議選にも選挙公報を出してほしい」「道内屈指のバラ、キクの産地なのに町内で見る場所がないのはさみしい」など約1時間、まちづくりへの提言や意見が活発に出されていた。



まちづくりへの提言や意見が活発に出された菊川町長との懇談






書とともに歩んだ日々・母の遺作展
〜掛け軸など40点展示・当麻で8月19日まで


 H19.7.19
 昨年88歳でこの世を去った旭川市の書道愛好家、太田香風さん(本名・悦子)の遺作展がアトリエ&ギャラリー喫茶「木想舎GEN」(宇園別2区)で開かれ、掛け軸など約40点が展示されている。
 太田さんは永山神社の神主に嫁ぎ、神職の傍ら50歳で書道を習い始めた。1977年の全日本書芸文化院全国書初作品大会銅賞受賞を皮切りに、北海道新聞社新春書道展一般の部で秀作賞を受賞するなど頭角を現し、準師範として後進の指導にも当たった。
 長男で同ギャラリーを経営する造形作家の太田敏孝さん(58)が、母が生前に話していた展示会開催の夢を叶えようと企画。昨年受賞した自身の道展新人賞受賞作品も展示し、念願の親子作品展も実現させた。
 敏孝さんは「母が自身の人生を顧みて最期に書きしたためた辞世の句など、親交のあった多くの方に見ていただける。初盆を迎えるが故人もきっと喜んでいると思う」。母の面影を作品に感じながら書を見つめる。
 展示は午前10時から午後6時、8月19日まで(月曜定休)。入場無料。問い合わせは同ギャラリー電話0166・84・5152へ。



母の辞世の句の作品を見つめる「木想舎GEN」の太田敏孝さん






文芸を楽しむ
〜夏の作品展示会・芸能発表会


 H19.7.16
 町文化連盟主催による夏の作品展示会が7月12日から16日の5日間、町ふれあい交流センター「輝き」で開催された。
 展示会場には、書道、華道、木工、陶芸などの町内文芸サークル9団体の作品を展示。連日多くの来場者が訪れ、見事な文芸作品に目を楽しませていた。
 また、14日には芸能発表会が町文化センターで開かれ、郷土芸能の蟠龍太鼓保存会の演奏を皮切りに、歌や踊り、器楽演奏など、町内愛好者が出演。来場者に日頃の練習の成果を披露した。



書道、華道、木工、陶芸など町内文芸サークル9団体の作品が展示された会場






夏祭り楽しむ
〜「ぽっかぽかまつり」親子でにぎわう


 H19.7.14
 母子通園センター、子育て支援センター主催の「ぽっかぽかまつり」が7月14日、同センターで開かれ、子供たちとその父母らの利用者、約170人が参加した。
 子供たちはヨーヨーすくいなどの各種ゲームを楽しんだほか、ダンボールやペットボトルのふたを利用したコマ作りに挑戦。自作のコマが上手に回ると、歓声を上げ喜んでいた。
 また、ポップコーンやわたあめなどの出店のほか、絵本の読み聞かせ会、手話歌も発表され、祭りを盛り上げた。



170人の来場者でにぎわった「ぽっかぽかまつり」






外国産の人気甲虫プレゼント
〜昆虫館パピヨンシャトーで夏休み特別企画


 H19.7.13
 当麻町の昆虫館「パピヨンシャトー」(町市街6区)は今年も期間限定で、世界の珍しいカブトムシをプレゼントする夏休み特別企画を行う。
 7月14日から8月19日までの来館者から抽選で、体長13pあるエクアドル原産の人気カブト「ヘラクレスオオカブト」を1人にプレゼント。ギラファノコギリクワガタを1人に、ネプチューンオオカブトも2人に贈る。
 最後まで責任をもって飼育することと、死骸を同昆虫館まで返すことが応募条件。飼育スタッフの陶みどりさんは「見て触れて命を感じてほしい」と述べた。
 また、7月28日から8月17日の間、毎日の来館者から抽選で1日10ペアに、国産カブトムシのつがいもプレゼントする。
 営業時間は午前9時から午後5時。入館料は大人500円。小、中学生300円。電話0166・84・2001。



人気の外国産甲虫「ヘラクレスオオカブト」などを抽選でプレゼント






笑いと歌のステージに大爆笑
〜お笑い歌謡浪曲玉川カルテットとカラオケの夕べ


 H19.7.11
 全国区の人気お笑い歌謡浪曲4人グループ「玉川カルテット」を迎えたステージが7月11日、町文化センターで開かれ、701人が来場。立ち見客が出るほどの盛況ぶりだった。
 玉川カルテットのメンバー、町出身の仲俊二さんの晴れ舞台を見ようと多くの地元住民が詰めかけたが、病気のために欠場。リーダーの玉川平助さんが「故郷での舞台を心待ちにしていた仲ちゃんの分までがんばります」と威勢よく発声しスタート。
 三味線、ギターのテンポよいリズムに乗せて、笑いを織り交ぜた浪曲を次々と披露。会場は、昭和40年に結成し、演芸会トップの人気を保ち続けている芸に大笑い。大爆笑の30分間だった。 また、この日はプロジャズシンガーのEIKOさんが見事な歌声で聴衆を魅了したほか、町内カラオケ愛好者9人も自慢ののどを披露。歌と笑いの2時間30分のステージは盛況のうちに幕を閉じた。



三味線、ギターのテンポよいリズムに乗せたお笑い浪曲を次々と披露する玉川カルテット

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憧れの舞台「赤胴」剣道大会
〜当麻剣道少年団が全道大会出場を報告


 H19.7.9
 予選を勝ち抜いた全道の小学生剣士が競い合う、第56回北海道少年剣道錬成大会兼、第49回「赤胴」少年剣道錬成大会。7月15日に札幌市北海道立総合体育センターで開かれる憧れの舞台を前に、団体出場する当麻剣道少年団メンバー5人が7月9日、役場を訪れ、菊川健一町長に出場報告をした。
 出場メンバーは、小学6年の早矢仕広貴、倉本弘輝、畑山華澄、水野雄貴さん、小学4年の早矢仕利輝さん、この日欠席した小川菖太郎(小4)さんを含めた6人。全道大会は全員初めて。剣道暦は2年から6年で週3回、1日2時間の稽古を積んできた。
 菊川町長が「力いっぱい戦ってきてください。応援していいます」と激励。選手たちは「1回戦は絶対勝ちたい」「優勝したい」などと力強く意気込みを述べた。
 指導者の井上貴裕さんは「全道出場を決めた試合後に見せた子どもたちの笑顔が印象的。とてもいい表情をしていた。大きな舞台で新たに得るものがあるはず。チーム全員で全力を出し尽くしてほしい」と期待を述べた。



菊川町長に全道大会団体出場を報告する当麻剣道少年団メンバー






健康状態楽しく確認
〜健康ふれあいひろば’07開催


 H19.7.1
 健康に対する意識を高め福祉に対する理解を深めようと、「健康ふれあいひろば’07」が7月1日、町などの主催で、スポーツセンター周辺で開かれた。
 会場では、むし歯のない3歳児などが対象の元気な歯のコンクール表彰式が行われたほか、骨密度の計測コーナー、楽しみながら体力測定ができるコーナーなども設けられ、来場者から「今の自分の体の状態が気軽に確認できた」と好評だった。
 そのほか、ミニボウリングなどのゲームコーナーや、金魚すくい、わたあめ、おでんなど飲食の露店も設けられ、祭り気分を盛り上げていた。



むし歯のない3歳児などを対象に行われた「元気な歯のコンクール表彰式」












菊部会にホクレン夢大賞
〜『でんすけすいか』に次ぐ2度目の大賞受賞祝う


 H19.6.29
 北海道農業に夢と希望を与え、活性化に貢献している個人、団体に贈られる第13回ホクレン夢大賞。農業者部門最高賞の大賞に輝いた当麻町花き生産組合菊部会の受賞を記念した祝賀会が6月29日、町福祉会館大講堂で開かれ、生産者、市場関係者ら約160人が出席した。
 同賞受賞は第1回大賞のでんすけ部会以来。全国的に珍しい輪菊の共選施設整備、道内初となる2期作を成功させるなど、稲作地帯複合経営のモデル的存在として高く評価された。
 主催者を代表し、当麻町花き生産組合長の小倉正夫さんが「大賞受賞は、多くの苦難を生産者、関係機関が協力し合い乗り越えてきた結果。今後も安心、安全な花き栽培を目指したい」とあいさつ。
 上川支庁長の富樫秀文さんは「キク、水稲など、当麻町は全道を代表する農業生産地。他産地のリード役として、より一層の活躍を期待する」と述べた。
 同部会は昭和36年に設立され、水田転作作物として菊栽培を導入。現在は70戸で構成され生産量は全道一、出荷額は約2億6千万円に上る。
 菊部会長の桑原敏さんは「先駆者の歩みを受け継ぎ、水稲との複合経営の主たる品目にまで成長した。今年は試験的に3期作にも挑戦。自信と誇りをもって、より強固な産地形成に努めたい」と意気込みを述べた。



ホクレン夢大賞受賞を祝い開かれた記念祝賀会。生産者ら160人が出席

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人権への理解深めよう
〜地域人権啓発活動活性化事業開始式


 H19.6.26
 地域人権啓発活動活性化事業開始式が6月26日、町福祉会館大講堂で開かれ、旭川地方法務局職員、人権擁護委員、法務局のイメージキャラクター「人KENあゆみちゃん」が人権擁護PRのため当麻町を訪れた。
 「人KENあゆみちゃん」から啓発グッズを手渡された菊川健一町長は「人権について理解を深められるように啓発していきたい」とあいさつ。
 その後、花を育てることで命の大切さや思いやりの気持ちを育んでもらおうと、会場に集まった地域保育園児17人に早速あさがおの種を配布した。
 町は今年度、道から委託を受け地域人権啓発活動活性化事業を実施。今後、町内イベントなどで人権啓発活動を広く行っていく。



地域保育園児に大人気の「人KENあゆみちゃん」。菊川町長が花の種を配布






夏まつりを楽しむ
〜多彩な催しで来場者をお出迎え


 H19.6.24
 社会福祉法人当麻かたるべの森主催の「かたるべ祭り2007」が6月24日、ギャラリーかたるべプラスで開かれ、町内外から多数の来場者が訪れた。
 屋外には、たこ焼きや焼き鳥などの出店や、フリーマーケット、紙飛行機づくり体験会のほか、ホーストレッキングが楽しめる特設コースも設置。
 屋内では同施設で作られた天然酵母パンの販売のほか、木工製品、織物、農畜産加工品などの販売コーナーが設けられ好評。また、当麻中吹奏楽部の演奏も披露され、多彩な催しで来場者を楽しませていた。



屋内外で多彩な催しが行われた会場






当麻の観光PR
〜ウエスタンパワーズ店で観光キャンペーン


 H19.6.24
 当麻町観光協会(高島和一会長)が6月17日、24日の2日間、ウエスタンパワーズ店(旭川市永山12条3丁目)で観光キャンペーンを行った。
 当麻鐘乳洞、昆虫館など、観光名所がある町を旭川市民や近郊市町村の人たちに知らせようと行ったもの。
 両日とも10人ほどの同協会会員が、ピンク色のそろいのはっぴ姿で参加。約30分間、同店の入口前で買い物客に「当麻に遊びに来てくださいね」と観光パンフレットとボールペン600セットを手渡した。



買い物客に当麻の観光をPRするメンバー(6/17撮影)






交通安全呼びかける
〜「無事故の日」にちなんで街頭啓発


 H19.6.22
 当麻町交通安全母の会連合会(今井綾子会長)主催の交通安全街頭啓発が6月22日、役場前の道道で行われ、ドライバーに交通安全を呼びかけた。
 この呼びかけは、道交通安全母の会が定めている、6月25日の「無事故の日」にちなんで行われたもので、今年で5回目。同会メンバー17人が参加した。
 メンバーは旭川東警察署員の協力を受け通りかかった車を次々に止めると、子犬を形取った手作りマスコット、啓発用ポケットティッシュ、チラシを手渡し、「交通安全に気をつけてください」と呼びかけた。



ドライバーに交通安全を呼びかけるメンバー






全国花き品評会バラ部門で「金・銀・銅」トリプル受賞
〜黄木実さん出品の白バラ金賞受賞ほか土井・三田さんも銀・銅賞に輝く


 H19.6.19
 日本花き生産協会主催の平成19年度全国花き品評会の結果発表が6月1日に公表され、バラ部門に出品された宇園別1区、バラ部会長の黄木実さん(55)の白バラが金賞を受賞。さらに、大阪から脱サラし、2人で伊香牛1区にあるバラ生産農場「花工房」を共同経営する土井清司さん(33)が銀賞、三田琢磨さん(33)も銅賞を受賞。全国品評会での「金・銀・銅」トリプル受賞を果たした。
 全国から応募のあった764点を商品性、茎や花、葉のバランス、病害虫の有無などを点数化して審査。金賞7点、銀賞14点、銅賞20点が選ばれた。
 金賞に選ばれた黄木さんの作品は、巨大輪の白バラ「アヴァランチェ」。やわらかに、そして豪華に咲き誇る花形が見事で、高評価を得ました。
 銀賞の土井さんの作品は、クリームと淡いピンクのグラデーションが鮮やかな「ロマンティックキュリオーサ」。銅賞の三田さんの作品は、深みのある赤バラ「レッドワン」。ともに就農4年目での全国品評会入賞という快挙を果たした。
 3氏は6月8日、受賞報告のため町役場を訪問。菊川健一町長は「大阪や札幌など、全国の市場周りの際にも関係者から、『当麻の生産者のバラづくりに対する意識の高さに感心する』とお褒めの言葉を多くいただく。今年は悲願の100万本出荷も期待されている状況。日本有数のバラ産地として誇りに思う」と述べた。
 三田さん、土井さんの両氏は「就農1年目の台風によるハウス倒壊を乗り越えての受賞。たくさんの方に支えられここまでこれたことに、心から感謝の気持ちでいっぱい。本当にうれしい」と述べ、「慢心することなく、これからも品評会で評価されるような高品質なバラを出し続けたい」と気を引き締めていた。
 2人のバラ研修生時代の指導にも当たり、「師匠」と呼ばれ頼りにされている黄木さんは「年間に全国規模の品評会は4回ほどあるが、他府県産の品質が良いこの時期に自分たちの北海道のバラが認められたことは、非常に意義深いもの」と述べ、2人に対し「早く私を追い越すような生産者に成長してほしい。その日がくることを待ち望んでいる」と期待を述べた。
 また、同品評会の優秀作品は、6月1日からの3日間、埼玉県のさいたまスーパーアリーナで開かれた花の祭典「ジャパンフラワーフェスティバルさいたま2007」の展示会場にお目見え。金、銀賞を受賞したバラも展示され、日本全国から訪れた来場者の目を楽しませた。


左から土井・黄木・菊川町長・三田さん

町長に手渡された受賞作3種のバラ花束

「ジャパンフラワーフェスティバル」展示会場



金賞受賞作品
(黄木実)
「アヴァランチェ」



銀賞受賞作品
(「花工房」土井清司)
「ロマンティックキュリオーサ」






地域住民にブルーベリー苗木を提供
〜緑郷公民分館事業・苗木提供と栽培講習会を実施


 H19.6.15
 地域の特色ある活動として緑郷公民分館が6月15日、同地区に住む住民全世帯にブルーベリーの苗木を提供。太田弘さんの納屋で栽培講習会も開いた。
 この日は、地域町内会役員ら23人が参加。20〜30pに育ったブルーベリーの苗木83本が、町内会ごとに分けて配布された。
 栽培講習会では、上川農業改良普及センター職員を講師に招き、土づくりや水やり、定植や冬囲みの方法などを学習。「うまく育てば2年後の秋から毎年、収穫を楽しめるようになる。それまで辛抱して管理してほしい」とアドバイスを受けた。



上川農業改良普及センター職員からブルーベリーの栽培方法を学ぶ緑郷地域の皆さん






来庁者を花でお出迎え
〜中央女性の会が役場前花壇を整備


 H19.6.13
 中央女性の会(岩花光子会長)が6月13日、役場庁舎前の花壇にボランティアで花を植えた。
 同会は、来庁者らにきれいな花を楽しんでもらもうと、毎年活動。この日は、会の役員11人が参加した。
 メンバーはマリーゴールド、インパチェンスなど約1000株を、生育後の立体的デザインや配色に気を配りながら約2時間かけ植え込んでいった。
 花壇は黄色やオレンジなど色鮮やかな花で飾られ、さっそく役場を訪れた人や通りかかった人の目を楽しませていた。



役場前花壇に約1000株の花の苗を植え込んだ中央女性の会メンバー






楽しく健康づくり
〜レクリエーションで交流深め合う


 H19.6.8
 お年寄り同士の交流を深め健康づくりを進めようと、町主催の第30回全町老人レクリエーション大会が6月8日、町スポーツセンターで行われた。
 主催者を代表し菊川健一町長が「日頃からまちづくりに指導いただいている。これからも地域で元気に活躍し、今日は運動を通じて楽しく交流を深めてほしい」とあいさつ。菅原仁さんの力強い選手宣誓で幕を開けた。
 町内の老人クラブから340人が参加。○×クイズや玉入れ、ゲートボールリレーなど10種目が行われ、選手たちはさわやかな汗を流し、笑い声あふれる楽しい一日を過ごしていた。



力強く選手宣誓を述べる菅原仁さん






甘く香るフジの花
〜宇園別の栗村さん宅で咲き誇る紫のフジ


 H19.6.5
 町宇園別2区の栗村実さん(81)宅の庭にある紫色のフジの花が、見事に咲き誇り、甘い香りを周囲に漂わせている。
 木の樹齢は不明だが、60年ほど前に庭の別の場所に植えていたフジを現在の場所に移植。5年前、冬期間の雪下ろしをしなかったため傷んで一度枯れたが、その後、根元から新たなつるが伸び、年に2−3mずつ成長。今では全長14m、幅2mほどのフジ棚を覆い尽くすほどになった。
 50坪ほどのきれいに整備された庭内で、濃淡のある紫色が鮮やかなフジの花。栗村さんは「枯れたときには悔やんだが、以前と同じくらいのきれいな花を見られるようになってうれしい。居間の窓からのぞく一面のフジの花に心が安まる」と笑顔をのぞかせた。



甘い香りを漂わせるフジの花。濃淡の鮮やかな紫色の花を手にする栗村実さん

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園児が時計店を見学
〜からくり時計などに大喜び


 H19.6.5
 6月10日の時の記念日に、当麻保育園(大久保法世園長)の園児が6月5日、町内の時計店を見学した。
 この見学は、園児たちに時間を守ることの大切さを知ってもらおうと、同保育園が毎年記念日に合わせて行っているもの。この日は3歳から5歳までの園児50人が「フタバ時計店」を訪れた。
 北條憲太郎店長(73)が「みんなのおじいちゃん、おばあちゃんたちが使っていた昔の時計。今でも変わらず時を刻んでいるんだよ」と昭和初期の壁掛け時計を紹介。
 園児たちはその後、壁掛型のからくり時計のメロディーに合わせ元気な歌声を響かせたほか、キャラクターの目覚まし時計などを見て楽しんだ。
 帰り際、園児たちは見学のお礼にと、壁掛け時計を色紙で形取った模型をプレゼントした。



大きな壁掛けの古時計に歓声を上げる園児たち






命の尊さ音色に乗せて
〜池田千鶴子さんハープコンサート


 H19.6.3
  「ミュージックセラピスト(音楽療法士)」と呼ばれ、命の尊さを訴え国内外で活躍する京都府在住のハープ奏者、池田千鶴子さんのコンサートが6月3日、町中央4区のかたるべの森コンサートホールで開かれ、町内外から約100人が集まった。
 池田さんは2004年にスイス・ジュネーブにあるILO(国際労働機関)本部で「ISS(国際社会事業団)80周年世界会議」で記念リサイタル。2006年には国連NGO(非政府組織)ISSJ(社会福祉法人日本国際社会事業団)評議員に就任するなど、世界を舞台に活動している。 
 池田さん自信も建設費の一部を投じて建てられた同ホールは別名「千鶴子メモリアルホール」として親しまれ、当麻町を第二の故郷と話す池田さんは「皆さんただいま」と笑顔で入場。
 自身の活動を振り返り「人権を認められていないような世界の国々を見てきた。宗教、身分の違いにとらわれない命の尊さ、愛おしさを感じる心が大切。争いは悲しさを生むだけ」と語りかけ、自身のリラクゼーションCD収録曲のほか、映画「天空の城ラピュタ」の主題歌なども演奏。
 最後にハープの音色に合わせ童謡「ふる里」を全員で合唱し、優しさに包まれたコンサートは幕を閉じた。



ハープの音色に乗せ命の尊さを来場者に伝える池田千鶴子さん

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心安らぐ景観づくり
〜市街地区連合会が奉仕活動


 H19.6.1
 市街地区老人クラブ長寿会(松本信雄会長)が6月1日、町立診療所の花壇や中庭の景観整備奉仕を行った。
 外来患者の心安らぐ景観づくりを目指し、毎年この時期に行っているもので、この日は会員約60人が参加。
 マリーゴールドなどで病院施設に面する花壇を色鮮やかに彩ったほか、中庭の除草、敷地周りの草刈り作業に汗を流した。松本会長は「今後も公共施設の草刈り作業など積極的に行い、町の景観を高めたい」と話した。
 また、同クラブでは同日、町ふれあい交流センター中庭の整備も行った。



町立診療所の花壇中庭の景観整備を行うメンバー












リズム遊びで楽しく運動
〜音楽教育「リトミック」で親子あそび


 H19.5.29
 町子育て支援センター主催の子育て講座「リトミック」が5月29日、伊香牛ぷらっとホールで開かれ3歳児までの母子14組が参加した。
 「リトミック」はスイス発祥の音楽教育。音楽を使って、身体的、感覚的、知的に優れた子どもたちの育成をめざすもの。講師は愛別町でピアノ教室も開く山形みどりさんが務めた。
 太鼓やピアノのリズムに合わせた行進やジャンプなどの全身運動のほか、絵本「はらぺこあおむし」のストーリーにあわせ考案された遊びなど約1時間、参加した母子は笑顔でリトミックを楽しんだ。



音楽教育「リトミック」で親子遊びを楽しむ母子14組の参加者






児童50人田植え体験
〜当麻小5年生が歓声響かせ田植え作業


 H19.5.24
 町内各地で田植えなどの農作業が進む中、当麻小5年生の50人が5月24日、町中央4区の深谷正広さんの水田10アールで初めての田植え作業に汗を流した。
 稲作の農業体験を通じ、子どもたちにかんがい用水の役割を理解してもらおうと、用水路を管理する水土里ネットとうま(当麻土地改良区)が主催。
 素足で水田に入った児童たちは、ぬかるむ足下に「歩くのこわーい」「足が抜けない。転んじゃう」などと大さわぎ。初めての作業にとまどいながらも約1時間、職員に教わりながら「ななつぼし」の苗を植えていった。
 7月に稲の生育観察、9月は稲刈りを予定。収穫まで一連の農作業を体験し、農業への理解も深めていく。



ぬかるむ水田に悲鳴や歓声を上げながら田植え体験に汗を流す児童たち






道の駅利用者の癒しの場へ
〜国道39号沿い道の駅周辺花壇にバラの苗など定植


 H19.5.22
 当麻町花と緑のまちづくり推進協議会と、当麻町中央西老人クラブ連合会員ら25人が5月22日、道の駅とうまの国道39号沿い花壇に、バラの苗など多年草30種類、約130株を植えた。
 国道沿線の美化や緑化を目的に、地域住民、市町村、道路管理者の三者が協力する、北海道開発局旭川開発建設部の「ボランティア・サポート・プログラム」の一環。
 この日は、花壇一面に群生する雑草を手作業で取り除いた後、土壌を整備し花の苗の植え込みへ。バラ産地をPRしようと6月下旬に開花が見込まれる赤や黄色、白やピンクのバラのほか、ビスカリアなどを定植した。
 両団体の代表を務める吉川訓夫さんは「道の駅は町の顔。まちのPR、利用者の憩いと癒しの場になれば」と述べた。今後もメンバーは、除草や水やりなどの作業を定期的に行っていく。



花の苗定植前に雑草を取り除き土壌を整備する参加メンバー






心地よい旋律木管五重奏
〜町出身者ら道教育大学札幌校音楽科生徒がコンサート


 H19.5.20
 当麻かたるべの森コンサートホール(町中央4区)で5月20日、道教育大学札幌校音楽科生徒5人による「木管五重奏の夕べ」が開かれ、町出身のファゴット奏者、松尾亜友美さんの故郷での演奏会場には、会場いっぱいとなる町民ら約120人が詰めかけた。
 出演者は全員大学4年生。入学してまもなく「アンサンブル・ホタル」を結成し、コンサートや慰問演奏を行ってきた。来年の卒業を前にメンバーの出身地の一つ釧路市、学園生活で多くを学んだ札幌市での演奏会を終え、この日の最終公演を迎えた。
 バッハやモーツァルト、軽快なリズムで小気味よく進む曲調が印象的なファルカシュの「古いハンガリーの舞曲より」など、約1時間30分間演奏。来場者はファゴット、フルート、オーボエ、クラリネット、ホーンの五重奏が奏でるやわらかな旋律に聞き入っていた。
 アンコール曲の演奏終了後、松尾さんが「こんなにたくさんの人に来てもらえて幸せ。本当にうれしいです」と笑顔で感謝の言葉を述べると、場内は温かな拍手に包まれた。



ファゴットを担当する町出身の松尾さん(右端)と道教育大学札幌校音楽科メンバーによる演奏会

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市街地を色鮮やかに
〜商工会青年部が歩道上に花壇220基を設置


 H19.5.20
 当麻町商工会青年部が5月20日、商店街など市街地に移動式花壇220基を設置した。
 花でまちを彩り、商店街のイメージアップを図る「花いっぱい運動」として20年前から毎年行っているもの。今成優仁部長は「まちの景観を高め商店街を盛り上げたい。皆さんの協力をお願いします」と述べ、部員ら23人が赤色のペチュニア1100株をプランターに植栽。その後、市街地約1qの歩道上を中心に、学校や幼稚園、道の駅などに花壇を置いていった。
 植栽したペチュニアは、10月頃まで買い物客の目を楽しませてくれそうだ。



赤色のペチュニア1100株を植栽していく参加メンバー






福祉の充実に年賀はがき寄付金を配分
〜社会福祉法人当麻かたるべの森へ160万円


 H19.5.18
 本年度の寄付金つき年賀はがきの寄付金の一部が、知的障がい者授産施設などを運営する社会福祉法人当麻かたるべの森(貞森裕一理事長)に配分されることになり、当麻郵便局の森敏雄局長から貞森理事長へ5月18日、寄付金配分決定書が伝達された。
 この寄付金は福祉の充実や環境保全事業などに対して配分されるもので、同法人への配分は平成13年度に続き2回目。今回は160万円が配分され、入所者の送迎車購入費の一部にあてられる。
 貞森理事長は「小さな施設だが車を使う頻度が多い。今回の配分で入所者のニーズにより応えられる」と感謝の言葉を述べた。



森局長から年賀はがき寄付金配分決定通知書を受け取る貞森理事長






緑の募金に協力を
〜道の駅でボーイスカウト当麻第1団が緑の募金呼びかけ


 H19.5.12
 大切な地球の森林を守っていこうと、ボーイスカウト当麻第1団は緑の募金の呼びかけを5月12日、道の駅とうまで行った。
 参加した15人の団員は『心の緑を国土に』と書かれたたすきを肩からかけ、「緑の募金をお願いします。みんなで地球を守りましょう」と約1時間、元気な声で呼びかけた。
 団員から緑の羽根を胸元につけてもらった募金者は「ありがとう。がんばってね」と笑顔で応えていた。



緑の募金を呼びかけたボーイスカウト当麻第1団のメンバー






15年の建具修繕奉仕に町感謝状
〜当麻建具組合の活動たたえ表彰


 H19.5.1
 平成4年からの15年間、毎年4月10日の「建具の日」にちなんで町内小・中学校などを訪ね、教室の扉などを無償で修繕してきた当麻建具組合の活動をたたえ5月1日、児玉製作所(児玉利憲社長)、稲場久男さんに町から感謝状が贈られた。
 菊川健一町長が「長きにわたる奉仕活動に深く感謝する」と述べ感謝状を授与。表彰を受けた両氏は「お世話になっている町、子どもたちのためにこれからも続けていきたい」と述べた。 



町感謝状を手にする児玉製作所(児玉利憲社長)=写真左、稲場久男さん=写真右