ここから本文エリア 手術願い支援の輪2007年12月27日
【心筋症の1歳児、独で心臓移植へ】 難病の拡張型心筋症を発症し、近江八幡市立総合医療センターで闘病中の福本穂香(ほのか)ちゃん(1)の父祐司さん(28)に26日、県庁・県教委・県警職員、県議会議員から寄せられた103万7326円の募金が手渡された。これまで約6千万円の募金が寄せられ、早ければ1月にも心臓移植を受けるため家族3人でドイツに渡航できそうだという。祐司さんは「多くの方々の温かいお気持ちに心より感謝します」と語った。 穂香ちゃんは8月、拡張型心筋症と診断された。心臓の機能が低下して免疫力が弱まる病気で、有効な治療法は心臓移植だけとされ、幼児は海外で手術を受けるしかない。祐司さんによると、穂香ちゃんは現在、渡航前のカテーテル検査のため大阪大医学部付属病院に入院中で、27日にも近江八幡の医療センターに戻る。容体は安定しているという。 ベルリンのドイツ心臓病センターで移植手術を受ける予定。現地でドナーが現れるのを待ち、術後半年間は拒絶反応が出ないかなど経過を見るため、帰国できない。祐司さんは仕事を休職し、妻の晃子さん(28)とともに渡独する。 手術費用などに約9千万円が必要で、祐司さんの友人らが結成した「ほのかちゃんを救う会」が街頭などで募金を呼びかけている。祐司さんは「街頭に立つと、『お父さんですか。頑張ってくださいね』『少ないですが、どうぞ』と多くの方から温かい言葉をかけていただきます。何とか手術を成功させて、家族3人、元気に戻ってきたい」と話している。 募金の振込先は滋賀銀行八幡駅前支店、普通口座139282「ほのかちゃんを救う会」、同会は電話0748・34・8651(午前9時〜午後5時)。 マイタウン滋賀
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