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NIKKEI NET

バイオ燃料、アジアで生産協力・農水省方針、稲わら利用

 農林水産省は稲わらから低コストでバイオ燃料を生産する技術を開発し、2009年度にも中国やタイなど稲作が盛んなアジア地域に対し生産協力を始める。バイオ燃料の原料として主流のトウモロコシやサトウキビなどは食用との競合で価格が高騰している。食用にならない稲わらは現在大半が廃棄されているが、量が多く、低価格で調達できるメリットがある。アジアへの生産協力で将来は輸入も可能な安定的なエネルギー源に育てる。

 農水省は08年度から、稲わらを使ったバイオエタノールの実証実験を始める。微生物を使って稲わらを分解するバイオエタノール抽出技術はすでに開発済みであるため、商業レベルで採算にのせるためのノウハウを蓄積する。稲わらの収集から運搬、バイオエタノールの製造や利用まで様々な段階で実用化にメドをつける。 (16:00)

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