やけど患者 5回受け入れ拒否
火事が起きたのは、宮城県蔵王町の住宅で、6日夜10時すぎ、この家に住む山家タマコさん(88)が全身に大やけどをし、救急隊などが受け入れ先の病院を探しました。しかし現場に近い「公立刈田綜合病院」や「みやぎ県南中核病院」からは、やけどの状態が重く対応できないとして、受け入れを断わられました。さらに、仙台市にあって専門の治療ができる東北大学病院からは「ほかに急患がいるため」という理由で、また仙台市立病院からも「大学病院のほうが適切な医療が受けられる」と、いったんは要請を断られました。この間、山家さんは30分ほど現場で待たされ、再度の要請で、仙台市立病院に搬送されましたが、通報からはおよそ1時間半たっていました。山家さんの容体は、やけどの程度がひどく重い状態だということです。これについて蔵王町などで作る消防本部は「一刻も早い搬送を目指しているが、結果として時間がかかり、患者に負担をかけてしまった」と話しています。 |
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