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ラントス米下院外交委員長が政界引退を表明 慰安婦決議など推進
このニュースのトピックス:慰安婦問題
ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺の生き残りで、慰安婦問題をめぐる対日非難決議を推進した米民主党のトム・ラントス下院外交委員長(79)が2日、大統領選と同時に実施される今年11月の下院議員選に出馬せず、今期限りで政界を引退する方針を表明した。
ラントス氏の声明によると、定期健康診断で食道がんが見つかり、「治療のため」として出馬辞退を決めた。ハンガリー出身で戦後米国に帰化。1980年の初当選から14期連続して下院議員を務めた。同氏は、同党のマイク・ホンダ議員が提案し本会議で採択された慰安婦決議をはじめ、旧オスマン・トルコ帝国によるアルメニア人虐殺非難決議の外交委員会採択を主導した。(ワシントン 山本秀也)