伊 ごみ処理問題で警察と衝突 イタリア南部のナポリやその周辺では、先月中旬から満杯になってごみを処理しきれなくなった埋め立て処分場の閉鎖が相次ぎ、多いところでは高さ1メートルにも及ぶ大量のごみが路上に放置されています。ナポリには2か所の処分場が残っていましたが、ことしに入ってここも閉鎖されたことから、5日、怒った地元の若者たちがごみに火をつけたり現場に駆けつけた警察に石や鉄の破片を投げて衝突する事態となりました。この事態を受けて、プローディ首相は、国民に平静を呼びかけるとともに、7日に政府関係者を集めて対策会議を開くことを発表しました。ナポリでは、ごみの埋め立て処分場が満杯になって回収作業が滞る事態が過去15年以上にわたって続き、現在、路上に放置されているごみは10万トン以上にも上るとみられています。このため、政府は、12年前に閉鎖された処分場の再開を提案していますが、地元の住民は健康への影響を理由に反対しており、抜本的な解決策が見つからない状態が続いています。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|