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ワンポイント指導

辞書引き学習を体験してみよう

2007年12月09日

 辞書の引き方は通常3年生で習いますが、立命館小学校では入学して1カ月足らずのゴールデンウイーク前から辞書を持たせます。最初は、好きなページを開いて知っている言葉を探したり、載っている鳥の名前を集めたり。引き方は特に教えません。ノウハウより経験で引けるようになります。

 辞書はすべての漢字にふりがながついている自分専用のものを用意します。「マイ辞書」なので、どんなに汚してもいい。いつでも引けるようにケースやカバーは外し、給食の時間以外は机の上に置いています。

 付箋には調べた言葉と、いくつめなのか番号を書くといいでしょう。どんな言葉をいくつ調べたかわかります。言葉をたくさん知った喜びが、付箋の量に反映されていきます。

 家庭で辞書を使うのなら、だれでも手に取れる身近な場所に置きましょう。家族それぞれ付箋の色を決めて使えば話題も弾みます。

 小学生は新しいことを喜んで吸収しようとする時期です。教科書の漢字に限らず、どんどん覚えていくことができます。親が「すごいなぁ」などと声かけをすれば、学ぶ楽しさを実感していくことでしょう。(立命館小学校・平野泉さん談)

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