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冬の快適入浴術 浴室暖めて シャワーでお湯張り有効 (2/3ページ)
≪熱い湯よりぬるめ≫
寒い冬はどうしても熱い湯に入りがち。だが、体にかかる負担を減らすには、むしろ37〜40度程度の湯にみぞおちあたりまでつかる半身浴がおすすめという。「下半身に水圧を受けることで血液が上半身に押し上げられて血行を促進し、体が内側から温められる。半身浴なら直接水圧がかからないため心臓への負担も軽減できます」。寒さが気になる人は、乾いたタオルを肩にかければ、体感温度も上がるという。
風邪のひきはじめは入浴すべきかどうか悩むもの。興梠さんは「熱がなく、入りたい気持ちがあるなら」と前置きしたうえで、40度くらいの適温に5〜7分ほどつかってみることをすすめる。その際に大切なのは、湯冷めを防ぐこと。「背中など目に見えない部分をしっかりふく。汗をかいているので水分補給も忘れずに」
41度程度の熱めの湯に入ると、交感神経が優位に働いて神経が覚醒(かくせい)する。反対にぬるめの湯では副交感神経が優位になってリラックスできる。起きぬけには熱めのシャワーを浴び、夜はぬるめの湯で半身浴…といったように、状況に応じて温度を変えるのもいい。