バグダッド(CNN) イラク駐留米軍は5日、先月イラク軍との合同演習中に死亡した米兵2人について、イラク兵に故意に銃撃され殺害されたとの認識を明らかにした。
米軍の声明によると、死亡したラウディ・インマン大尉とベンジャミン・ポーテル軍曹は、少なくとも1人のイラク兵に銃撃された。理由は今のところ不明。米兵3人と民間人の通訳1人も負傷した。
事件は昨年12月26日、イラク北部ニネワで、米軍とイラク軍が戦闘前哨の設立に携わっている最中に発生した。銃撃したイラク兵は現場から逃走したが、別のイラク軍要員によって身元が特定され、拘束された。米軍によると、この事件で拘束されたイラク兵は2人だった。
インマン大尉とポーテル軍曹の死亡が先月発表された際、米軍は死因について「作戦中に小火器で負傷した」と説明するにとどまっていた。