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北朝鮮とシリア、水面下で協力強化?大量破壊兵器開発 (2/2ページ)

2008.1.6 19:14
このニュースのトピックス中東

 ともに旧ソ連製のスカッド・ミサイルを改良しミサイル開発を進めていた両国は、1991年の湾岸戦争以降、軍事協力関係を深め、北朝鮮は中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程1300キロ)などに関する技術情報を提供したとされる。

 文書が両国の「協力が頂点に達した」としているのが、2007年1月末のシリアによるスカッドD(射程約700キロ)の実験成功だ。

 また、北朝鮮代表との会談でアサド大統領は、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラと北朝鮮の協力についても働きかけた。ヒズボラが南レバノン、ベイルートで、武器を貯蔵するなどの目的でトンネルの建設を進めているのを支援してほしい、というものだった。北朝鮮は、自国北部の山岳地帯にミサイル基地や核関連施設などを建設したことから、大規模な地下軍事施設の建設に精通しているからだ。

 文書は「06年夏、イスラエルとの戦争が終了した直後、北朝鮮の専門家は破壊されたトンネルの修理と、新しいトンネル建設支援のため、再び南レバノンを訪れた」としている。

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 在米シリア大使館のアフメド・サルキニ広報担当官の話 「北朝鮮とは通常の外交関係であり、軍事協力関係はない。核での協力もない。シリアは核拡散防止条約(NPT)の署名国で、核拡散に反対している。03年末には国連安全保障理事会に、大量破壊兵器のない中東地域を呼びかける決議案も提出している」

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