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秋田人は「いいふりこき」? 県民性象徴の体験談続々
いいふりこき(見えっ張り)が目立つが、義理人情に厚い人も多い—。「秋田人の変身」を模索する官民一体の組織「秋田の将来研究会」(事務局・県総合政策課)が県民性を象徴する体験談を募集したところ、県内外から約70件のエピソードが寄せられた。指摘された県民気質は長所、短所いずれもさまざま。主なエピソードを紹介すると—。
来客から吸えないたばこを勧められ、無理して吸った時の経験を寄せたのは秋田市の男性。「自分の意見をはっきり言えない『しょし(恥ずかしい)』という感覚と、たばこを吸えるように見せたい『いいふりこき』の典型的な例」と自身の内面を分析した。
さらに、「私の親せきは、来客があった時だけ教育テレビをつける」「秋田での飲み会の幹事は、会費に関係なく『じゃんじゃん持ってきて』というタイプが多い」といった指摘もあり、「いいふりこき」に関する体験談が目立った。
一方、十数年ぶりに本県にUターンして間もなく、駅で財布を落としたという秋田市の男性。途方に暮れていたところ、コンビニ店員らの目撃情報を頼りに自分の後を追い掛け、3人で協力して財布を届けてくれたのは中年の女性たちだった。「それまであまり良いイメージを持っていなかった秋田の印象が、がらりと変わった。心配性で他人思い。いざとなったら団結できる一体感も秋田にはある」と評価する。
エピソードは昨年9月から2カ月間、ホームページ上で募集した。同10月末で締め切ったが、今も手紙などが寄せられているという。同研究会はこれらの意見も参考にし、「秋田人変身プロジェクト」について3月末をめどに寺田典城知事に政策提言する。
(2008/01/06 10:28 更新)
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