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厚生労働省の指導空しく 自分で釣ったフグ食べ死亡

1月06日 13時00分

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 広島県は5日、自分で釣ったフグを食べた広島市内の60歳代の男性が死亡したと発表した。男性は資格を持っておらず、フグの毒による中毒死とみられる。

 県の食品衛生室によると、男性は昨年12月30日、広島湾で釣ったフグの肝などを持ち帰り、煮付けにし妻と食べたという。直後に嘔吐や唇のしびれを訴え、病院に運ばれたが31日未明に死亡した。一緒に食べた妻は無事だった。

 昨年、12月13日に放送された『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日系)で、漫才コンビ「タカアンドトシ」のトシ(31)が、毒のないフグの肝を使った釜飯料理を紹介し「毒の知識を持たぬ視聴者にフグ調理を助長し、死亡事故に繋がる恐れがあり不適切」として、テレビ朝日に対し厚生労働省が指導したばかり。

 食品衛生法では、フグの種類にかかわらず、肝臓や卵巣など内臓は全面的に食用禁止としている。例外として、石川県には卵巣の糠漬けを作る地方があるが、これはフグ加工の資格を持つ業者が3年以上かけて毒素を消し、石川県予防医学協会が毒素が消失したことを確認した後に出荷されるもの。

 また、2005年に、フグの卵巣の糠漬けによる食中毒があったが加工業者が無免許で、製造期間も足りなかった。

 厚生労働省も数々の根拠を述べ危険性を指導しているように、フグを素人が調理するのは命を落とすほどの行為であることを肝に銘じたいものだ。

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