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環境・自然・科学
船の燃料、帆で節約 独メーカー実用化、年間10−35%
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スカイセールズ社が開発した燃料節約用の横帆。強風でなければ雨天でも大丈夫だという(同社提供) |
【ウィーン5日石井群也】ドイツ・ハンブルクのメーカーが船の燃料を大幅節約できる「簡易式の横帆」を開発、一月から実用化する。地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出量を減らせるだけでなく、船会社や漁業者を直撃している原油高対策として期待できると話題になっている。
開発したのは、スカイセールズ社。パラグライダーのように左右に広がる横帆を船首に付け、風力を補助動力として利用する。
全長五十五メートル(八百トン)の実験船などを使って六年間、実証研究を重ね、燃料の重油を年間10−35%削減することに成功した。
ブレーメンの船会社が全長百三十三メートルの貨物船で今年初めに導入。設置費用は五十万ユーロ(約八千万円)かかるが、燃料費が二割ほど節約でき、投資費用は三年で回収できるという。全長二十五メートルの場合は二十五万ユーロ(約四千万円)で、さらに小さい漁船にも取り付けられる。風速三−三○メートルの範囲内で使え、帆の折り畳みもコンピューター制御で簡単にできる。
スカイ社のシュテファン・ブラーゲ社長は「開発当初は帆船時代への『先祖返り』と笑われたが、原油高、温暖化の対策として注目されるようになった。風力は無料。北海道の小型漁船にも使えます」と話している。
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