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【政治】

『社保庁延命するだけ』 年金紙台帳総点検 中川元幹事長が否定

2008年1月5日 夕刊

 自民党の中川秀直元幹事長は五日午前、広島県東広島市内で講演し、「宙に浮いた」年金記録問題に関連して民主党が約八億五千万件の紙台帳の照合を主張していることについて「片っ端から点検していたら、社会保険庁に無駄な仕事をさせ(組織を)温存、延命させる結果になる。優先順位をつけて行うべきだ」と述べ、総点検には否定的な見解を示した。

 中川氏は、点検を優先すべき対象として(1)本来支払われるべき年金が支払われていない人(2)ことしから受給者となる人−を例示。具体的には、社保庁の業務を点検する第三者委員会の拡充などに取り組むべきだとした。

 

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