裁判員制度 夏以降に名簿作成
刑事裁判で一般の人が裁判官といっしょに被告の有罪・無罪や刑の重さを決める裁判員制度は、来年の5月までに始まります。これを前に、全国の地方裁判所では、最初の年に裁判員になる候補者の名簿作りがことしの8月以降一斉に始まります。裁判員の候補者は、裁判所が市区町村の選挙管理委員会に委託して有権者の中から無作為に選びます。候補者に選ばれた人にはことしじゅうに通知が届き、裁判員制度が始まると、この中からさらに絞り込まれて裁判員が選ばれます。最高裁判所によりますと、1つの裁判につき裁判員の候補者を50人とした場合、全国の20歳以上の人の665人に1人が候補者に選ばれる計算です。全国の地方裁判所は、候補者の名簿作りと並行して模擬裁判を繰り返したり、企業などに裁判員の休暇制度の導入を呼びかけたりして、1年余りに迫った裁判員制度の開始に向けて準備を進めることにしています。 |
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