院内感染 周辺の病院も調査へ
埼玉県毛呂山町にある埼玉医科大学病院では、抗生物質の効かない多剤耐性菌による院内感染が相次ぎ、先月末までの1か月間に、新たに27人の入院患者がVREに感染しました。このため厚生労働省は、この細菌が周辺にも広がっているおそれがあるとして実態調査を行うことにしたものです。調査は埼玉県内の病院や施設に入っている4000人を対象に行い、どの程度の人がVREに感染しているかや、検出された細菌の遺伝子のタイプを詳しく分析し、感染がどのように広がっていったかなどを調べることにしています。調査を行う国立感染症研究所の荒川宜親部長は「VREはお年寄りや病気で抵抗力の落ちた人が感染すると命にかかわることもあるので、まず実態を把握し、対策につなげていきたい」と話しています。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|