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2007.12.3
「第19回フジテレビヤングシナリオ大賞」受賞作、
熊谷純さんの『今日は渋谷で6時』を
塩谷瞬、安田美沙子でドラマ化
「ヤングシナリオ大賞」史上初の全国ネットで放送決定!

新春ドラマ特別企画
第19回フジテレビヤングシナリオ大賞

『今日は渋谷で6時』(仮)


<2008年1月5日(土)深夜23時30分〜24時25分放送>
http://www.fujitv.co.jp/shiburoku/

塩谷瞬、安田美沙子
塩谷瞬、安田美沙子
 1987年に創設されて以来、坂元裕二、野島伸司、水橋文美江、橋部敦子、浅野妙子といった多くのスター脚本家を輩出してきた脚本家への登竜門ともいえる「フジテレビヤングシナリオ大賞」。今年8月に発表された第19回の大賞受賞作『今日は渋谷で6時』が塩谷瞬安田美沙子でドラマ化されることになった。撮影は“今の渋谷”にこだわり、オール渋谷ロケで行われた意欲作だ。

 『今日は渋谷で6時』は都内在住の熊谷純さん(23)の作品でネットゲーム、出会い系サイト、自殺サイトといったネット上で出会った男女が現実の“渋谷で6時”に待ち合わせ、相手をそれぞれ取り違えることから始まるシチュエーションコメディーで応募総数1359編の中から大賞に選ばれた。

 ニート歴6年、ネットゲーム内で出会った“暴走天使”というハンドルネームを持つ女性にほのかな恋心を抱き、渋谷で待ち合わせを試みる主人公・良平役は映画「パッチギ」や「象の背中」などで活躍めざましい塩谷瞬。ロケ地がすべて渋谷、しかも撮影時間帯がシナリオの設定上すべて深夜という過酷なスケジュールを「言葉の歯切れとテンポが良くて、渋谷を軸に群像を描きながら交差していく人間関係が面白いシナリオだったんですが、全編が渋谷ロケということで人が集まってきたり、一発でOKを出さなきゃならないシーンが多々あったり、制作の方が酔っ払いに連れていかれたりと…(笑)いろいろ大変な撮影でした(笑)」と塩谷は振り返る。

 塩谷の相手役で、食べるのにも事欠くほどお金に困り、食事目当ての気軽な気持ちで出会い系サイトに登録する売れないモデル・加奈役は本作がフジテレビドラマ初出演となる安田美沙子。どちらかといえばバラエティ番組のイメージが強い彼女だが、今回のドラマ出演では「気合いを入れて挑みました。演技をする上で、自分の声の高いのがコンプレックスだったりしたけど、そうではなく気持ちで動くものだと学びました。監督からももっと元気にとアドバイスをもらい、すてきな役者さんに囲まれ、ついていくのもやっとだったのですが、すごく刺激を受けさせていただき加奈という役をやらせていただけて本当に幸せです!」と女優としても何かをつかんだ様子だった。

 また本作は「ヤングシナリオ大賞」受賞作品としては初めて全国ネットで新春1月5日(土)深夜23時30分より放送されることが決定している。


プロデューサー保原賢一郎コメント

 「第19回を迎えた『フジテレビヤングシナリオ大賞』は齢23の若者・熊谷純さんの『今日は渋谷で6時』に決定しました。破天荒のようでありながら、その実、等身大の若者の日常の一コマをコミカルに描いたコメディードラマです。映画『パッチギ』や『象の背中』などで活躍もめざましい俳優の塩谷瞬さんと、今回がフジテレビドラマ初出演という安田美沙子さんというフレッシュな二人に加え、『花ざかりの君たちへ』でも存在感のある演技を見せてくれた木村了さん、若手実力派女優の星野真里さん、野波麻帆さんといったキャスティングでお届けします。新春にふさわしく家族そろって楽しんでいただける本格コメディーに仕上がっています。オール渋谷ロケを敢行、“今の渋谷”にこだわって制作しました。このドラマを見た方に、渋谷にみなぎる若さとパワーをお届けできたら、そして、笑いの中にも元気と勇気を与えられたら幸いです。渋谷からドラマを発信してきたフジテレビですが、この10月から湾岸スタジオに居を移しました。これまで30年にわたり培ってきたノウハウを結集し、渋谷の町への感謝の意味も込めて制作しました。ご期待下さい!」

塩谷瞬コメント

 「時間がない中での撮影と渋谷という場所柄、演者、スタッフ共に大変でしたが楽しかったです。初めはニート役で内向的なキャラクターを演じることに歯がゆさを感じましたが、安田さんとのやり取りが膨らんだり、監督やカメラさんがいろんな撮影効果を使ってのぞんでいたのでどんどんのめり込むことができました。」

安田美沙子コメント

 「加奈は天真爛漫な女の子で、でも今どきで。自分の中にある、勝ち気であっけらかんとしていて、そして何よりも元気なところが全面に出ればと思いました。塩谷くんをはじめ他のみなさんとも仲良くしていただきました。みんなが偶然出会う相手を間違えて、勘違いであるけど出会ってしまった出会い。それって撮影現場や日常でも起こっていることで、あらためて一人一人の存在の大きさを感じました。」

(あらすじ)

 ニート歴6年の良平(塩谷瞬)は一大決心の末、ネットゲーム上で出会った“暴走天使”というハンドルネームを持つ由香里(野波麻帆)と実際に会う約束を取り付ける。

 同じ頃、お金に困っているタレントの加奈(安田美沙子)は食べるものにも事欠いていた。出会い系サイトの広告を目にし、食事目当てで女子高生と偽り“エンジェル”というハンドルネームで登録。また、窓際中年サラリーマンの大木(伊藤正之)も自殺サイトで出会った相手と待ち合わせの約束をしていた。

 偶然にも“渋谷で6時”に同時に待ち合わせした4人。さらに偶然が重なり、相手をそれぞれに間違えてしまう。
 “赤いネクタイ”が目印の相手を探す加奈は“赤いバンダナ”を目印のためにネクタイ風に巻いていた良平に声をかけてしまう。声をかけられた良平はハンドルネームを確認するも加奈に「エンジェルです!」とこたえられ、若干の違和感を抱きながらも待ち合わせ相手の“暴走天使”だと思いこんでしまう。一方、大木も駅近くで捨てられた“赤いバンダナ”を拾い、胸ポケットからはみ出るようにしまい込んだために“赤いバンダナ”を目印にしていた由香里におそるおそる声をかけたところ「違ってないよ」とこたえられてしまい、行動をともにすることに…。

 微妙にズレるやりとりから相手がそれぞれに人違いだと気付く良平と加奈、大木と由香里の2組。良平と加奈が不良グループ“パープルウルフ”に絡まれたことから二組は出会い、さらには“パープルウルフ”のリーダー櫂(木村了)やツイてないウェイトレスの幸(星野真里)を巻き込んでと偶然が偶然を呼んでゆく。つたないながらも絆を深めていく良平たちは偶然の出会いから、自分を変えるきっかけをつかんでゆくのだった…。

新春ドラマ特別企画
第19回フジテレビヤングシナリオ大賞
『今日は渋谷で6時』(仮)

2008年1月5日(土)深夜23時30分〜24時25分放送


(スタッフ)

脚本   熊谷 純(「第19回フジテレビヤングシナリオ大賞」受賞)
演出   石井祐介(フジテレビドラマ制作センター)
プロデュース   保原賢一郎(フジテレビドラマ制作センター)
制作著作   フジテレビ

(キャスト)

相田良平 塩谷 瞬
水内加奈 安田美沙子
大木重三 伊藤正之
澤田 櫂 木村 了
谷原章介(友情出演)
春樹 菅野篤海
キミト 戸谷公人
ナオキ 坂田直貴
トシユキ 豊永利行
成瀬 幸 星野真里(友情出演)
橋本由香里 野波麻帆

2007年12月3日発行「パブペパNo.07-366」 フジテレビ広報部
※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。
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