2008年1月5日 18時44分更新
和歌山県北部を走るローカル線の「駅長」として人気者になっている三毛猫の「たま」が、乗客の増加に貢献したとして、5日、「スーパー駅長」に昇進しました。
8歳のメスの三毛猫「たま」は、和歌山電鉄貴志川線の貴志駅の売店で飼われていたのが縁で去年、駅長に就任すると、一目見ようと、多くの人が訪れるようになり、写真集が出されるほどの人気になりました。
「たま」は、こうした招き猫としての功績が評価されて昇進することになり、駅長になってちょうど1年になる5日、辞令の交付式が行われました。
「たま」が就いた新たな役職は、「スーパー駅長」という異例の出世で、和歌山電鉄では約40人の社員のうちのナンバー5、課長に当たります。
式では小嶋光信社長が「乗客の増加に大きな一翼を担いました」と述べたあと、スーパー駅長を示すメダルが首輪につけられました。式では、同時にボーナスとして、キャットフードも渡され、「たま」は嬉しそうに食べていました。
駅を訪れた たまファンの会社員の男性は、「私もがんばって、たまに負けないよう昇進したいと思います」などと話していました。「スーパー駅長」となった「たま」は、新たに設けられる小さな駅長室で、訪れる人を迎えるということです。