この事故は、４日午前１１時ごろ、青森市郊外の雲谷付近の国道１０３号線で、東京と埼玉からのツアー客が乗った大型観光バスが道路脇の斜面に転落、横転して、埼玉県の会社員の女性１人が死亡したほか、乗客２０人がけがをしたものです。警察は、４日夜、バスを運転していた東京・八王子市の中村富明容疑者（５７）を、雪道で運転操作を誤った疑いが強いとして、自動車運転過失致死傷の疑いで逮捕しました。現場の道路は片側１車線の右カーブで、路面は積もった雪が固まり滑りやすい状態でした。警察の調べに対して、中村運転手は「現場付近にさしかかったとき、吹雪で視界が真っ白になり、慌ててブレーキを踏んだらスリップした」と供述していることがわかりました。警察は、今後、現場検証をして、中村運転手がブレーキを踏んだときの詳しい状況などをさらに調べることにしています。