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夜神月を雛見沢に閉じ込めてみた/ひぐらしがなくですの その3

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夜神月を雛見沢に閉じ込めてみた/ひぐらしがなくですの
http://imihu.blog30.fc2.com/blog-entry-1558.html

夜神月を雛見沢に閉じ込めてみた/ひぐらしがなくですの その2
http://imihu.blog30.fc2.com/blog-entry-1559.html


193 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:02:46.66 ID:i3cj7LMH0
□ドラゴンターン
シオン「鷹野本人は来るでしょうか。」
L「来ます。それも一人で。あくまでもここに入ってくるまでは、ですが。
 来なければそもそも勝負になりません。
 鷹野が来ないと分かればその瞬間に彼らも終わりです。富竹さんも同様に。
 事態は切迫しています。しかし鷹野もそれは同じはず。
 鷹野の思い描く自己の神格化には、鷹野自身の存在が絶対に欠かせない。
 裏を返すと、鷹野の野望を挫くという結果だけを優先するのであれば、
 我々は鷹野を殺すことだけに専念すればいいのです。
 もちろんそんな結果を我々が望んでいないということは鷹野も良く理解しています。
 しかし、もしかしたらそういうこともありえるかもしれない……。
 そういったほんの少しだけの可能性が彼女の思い切った行動を抑制します」
リカ「……ここにいきなり踏み込んできたりはしないのですか?」
L「無い、ですね。彼らからしてみても私という存在は得体が知れない、どんな手を使うか分からない、
 というのもありますし、何よりも鷹野がそれを望まない。
 死ぬわけにはいかない。かといって自らの手で決着をつけなくては気が済まない。
 神になるとまで豪語したのなら、それくらいの気概が無くては駄目ですよ」
シオン「鷹野は梨花ちゃまの姿を、こっちは富竹さんの無事を確認して、
  そこから私達が警察をここに呼ぶまでにいかに相手を無力化するか。
  勝負の決め手はそこなんですね。」
サトコ「万が一の場合に備えてトラップは確保してありますわ。」
リカ「……全てが決まる。」
ワタリ「はぅ〜。緊張するよ〜。」
レナ「レ、レナのセリフ取っちゃ駄目だよ!」



194 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:03:36.02 ID:NMAZKFbP0
ワタリwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



195 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:03:43.70 ID:i3cj7LMH0
□イーグルターン
ヤマイヌ「午前1時……そろそろ頃合だワン。
   状況に変化なし。古手宅から出入りする人間もいないワン。
   ……本当にL達はカメラか何かで警察に状況を伝えていないワンか?」
タカノ「警察に『東京』が潜んでいるかもしれない、っていう疑念があっちにあるんだから、
  そんな危ないことは出来ないわね。それがこちらに伝わった瞬間にジロウさんは死ぬ。
  お互いに何も小細工をしていないからこそ……出来ないからこそ、この状況は成立しているのよ。
  ……山狗は全員この場所に集合しているわね。
  綿流しの警察の動き、そして梨花ちゃん達の顔を見て核心したわ。
  今回、Lは明らかにこちらの動きを読みすぎている。
  こっちとしても内通者の疑いは消えないわ……だから、みんなお互いを監視してね。
  じゃあ行ってくるわ。手筈通りに。」
ヤマイヌ「ワン!」
タカノ「にゃあ!」



196 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:04:54.48 ID:i3cj7LMH0
■終幕へ向けて
リカ「これで……私ひとり。どうしてなの?
  ライトのいる雛見沢では、今まで見えていた筈の『選択肢』が見えない…。
  最悪の展開を回避するために行動しても、どうしてか人が死んでいく……。
  まるで『死』に引っ張られてしまうような…。
  なぜライトの世界に限ってそうなのか、原因も分からない。見当もつかない。
  竜崎の世界で色々な対抗策を学べたと思ったのに……。」
ハニュウ「……。恐らく山狗に踏み込まれるまでにそう時間はかからないのです。」
リカ「隠れても見つけられる。警察に保護を求めても無意味。
  ……いっそ自殺してみればいいのかしら。そうすればライトだけでも……。
  もしかしたら……もしかしたら……。」
ハニュウ「梨花。」
リカ「……分かってる…打開策を得ないまま死んでも、また繰り返すだけ…。
  だけど! ……彼に死なれるのは……もう嫌ぁ……。」
ハニュウ「梨花……前回、私たちはライトより先に殺されましたのです。
   だけど竜崎の明かした滅菌作戦が実行されたとすると、
   あの後ライトも同様に、雛見沢村ごと消されていた可能性が高い……。
   結局はそれだけのこと。私たちはライトが死ぬ場面を見たわけではないのですよ。
   ライトはもしかしたら…死んでいないのかもしれないのです。」
リカ「……。前回、ライト以外がみんな死んで、私は半ば自暴自棄になっていた。
  その上で護衛につけた警察を死なせるのは絶対に嫌だった。
  だから警察にも知らせず、ライトに『東京』のことを話しもせず、ただ、逃げた。
  ……結局はすぐに捕まったけど。……最低の展開だったわ。
  沙都子を助けた時の手並みを考えれば、ライトは決して竜崎に負けてない、と思う。
  ライトに竜崎のように、警察を動かす力があれば……。」
ハニュウ「……前にも同じようなことを考えていたのです…。
   でも、それは梨花の願望なのではないですか?」
リカ「………。」



197 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:06:29.84 ID:i3cj7LMH0
■き、ききき来たあ!
ライト「おじゃましまーす」
リカ「! ライト!?」
ライト「家に閉じこもったままって聞いたからさ。……元気だせ、なんて言えないけど」
リカ(しまった……。私が家に残っているとライトが来るのか…。
  ……そうよね。前にも仲間達がここに来てくれたことがあった…。
  ありがとう、ライト……。でも…)
 「……巻き込みたくなかったのです。」
ライト「……僕たちだけになっちゃったね。」
リカ「……はい。」
ライト「ここに来て……本当の意味での『友達』っていうのが出来た気がする。
  なんて、言ったら臭すぎるのかもしれないけどさ。
  ……。…だから……そんなこと……言うなよ…。
  力になれるかどうかは知らない。でも……。」
リカ「……はい。」
リューク『自分で殺っといてすげーな』
ハニュウ「……。梨花……ライトに話すのです。
   やれることは全てやる……ではなかったのですか?」
リカ(……話したからどうにかなる?
  ……ううん、そうね。出来ることはなんでもやる。
  ライトなら、もしかしたら…!)
リューク(……この村の人間の寿命はみんな共通して異常に短い……。
   最初から気になってはいたが……。そしてその期限は近い。
   もうすぐ何かが起きるのか……? ………面白ェー!)
リカ「話せる範囲で……話すのです。」



198 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:07:59.62 ID:i3cj7LMH0
■最愛の神
リカ「これが…『東京』と私の関わりなのです。
  そして奴らの予定では、恐らくは今日、ボクは…。」
ライト「……そんな組織があったのか……」
リューク『白々しいなー』
ライト「梨花ちゃんはずっと自分が殺される恐怖に怯えていたのか……」
リカ「あっ! ……ライト……苦しいのです……。」
ライト「ちくしょう! ふざけやがって! なんで梨花ちゃんがそんな目に……!
  どうなってるんだ!? 大切な人が、みんな僕を残して死んでいく…!
  僕の所為だ、僕にもっと力があったら……!」
リカ(……。……。ライトは……優しいなぁ……。
  そう……私はこの人が好き。大好き。
  繰り返す生と死の中で嘆くことしか出来なかった私が、こんな気持ちを抱けた。
  こんなにも矮小な私だけど、ようやく生まれてきて良かったと思えた。
  この人の為なら何度だって死んでもいい。永劫の苦痛だって耐えられる。
  だけどもしも願いが叶うなら、私はこの人と一緒に生きていきたいです。
  ライトやみんなと部活やって勉強して、将来の事を悩んでみたり…。
  見たことのない未来を、この人の隣で見たいです。
  普通の女の子みたいに、好きな人の事だけを考えて眠りたいです。
  駄目でしょうか……神さま)
ライト(あっ…これはこれで気持ちいいな……)



199 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:09:06.73 ID:i3cj7LMH0
■とりあえず話を合わせとこう。
ライト「……警察に保護を求めようとは思わなかったのか?」
リカ「………警察を信じさせるだけの材料が無いのです。
  警護を頼むくらいは出来るかもしれなかったのですが、
  ……少数の警察官なんて、いないのと同じなのです。
  ……山中に身を隠しても見つかります。
  どこにいても同じなら、少しでも居慣れた場所の方が考えが纏まるのです。
  ………ライトが来てしまうとは思いもよらなかった。」
ライト「……。なるほど」
リカ「彼らは皆、自分達の経歴を偽ってこの村に来ていたのです。」
ライト「……。…!…。……経歴を偽って…?」
リカ「はい。彼らは全員、この世には存在しない人間の筈なのです。
  ライト、出来るなら今からでも逃げてほしいのです。
  最初からそう伝えればよかったのですが……全てはボクのわがままなのです。」
ライト「梨花ちゃんの話では……鷹野三四も『東京』の一員…山狗のまとめ役らしいけど…。」
リカ「え? はい……当然、鷹野三四なんて人間は存在しないのです。
  だからこそ自分の死体を偽装する、なんてことが出来たのだと思うのです。」



200 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:09:09.18 ID:uZm5ZI/30
>>198
最後バロスwwwwwwww



201 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:09:39.33 ID:NMAZKFbP0
>>198
貧乳属性開花wwwwwwwwwwwwwwwwwww



202 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:10:02.70 ID:i3cj7LMH0
■無様、月!
ライト「死体を偽装…だと…?」
 (……どういうことだ? 確かに鷹野は僕が指定した死に方をしたはずだ。
  全てが梨花の妄想……いや、筋は通っている。
  ……。待て……。待てよ……。まさか……?)
リューク『くっくっくっくっくっく……』
ライト(! ……リューク……知っていたな!?)
リカ「……ライト?」
ライト「………。……彼らの本当の名前を……いや…それは無理か…。
  奴らからしてみればいくら梨花ちゃん達が自分達と関わりがあるとしても、
  そこまで教える意味がない」
 (まずい、まずい…どうする。仮に『東京』が梨花を狙っているのだとすれば、
  もう包囲されている可能性が高い。僕ならそうする。
  そして機密保持を謳うのなら、梨花が僕に『東京』の詳細を話した可能性を考慮され、
  僕を消しにかかってくるかもしれないじゃないか。……このクソガキ、余計なことを…!
  どうする……くそ! まずい状況だ…!
  鷹野の偽装方法と僕の指定した死に方が一致していたなんて…そんな偶然……。
  せめて鷹野の本名だけでも分かれば、
  現場指揮が機能しなくなったことで山狗は撤退するだろう。
  ここを乗り切ることさえ出来れば後はどうにでも出来る……ちくしょう……どうすれば……!
  この村があまりにもぬる過ぎて油断した! ……どうする…!?
  逃げることは出来る! どうとでも! だが、僕は神だぞ!?
  新世界の神に逃げろというのか! ふざけるな!!
  ……! リュークに頼めばいい! リュークなら簡単に殺せる!
  馬鹿が! リュークの性格を考えろ! そんなつまらない展開に乗るわけがない!
  そんなことを頼めば、それこそ僕がノートに名前をかかれる! 分かりきってるだろう!
  ……そうだ、レナは? レナの戦闘力なら切り抜けられる! そうだね、死んだね。
  沙都子! 沙都子はどうした! ご自慢のトラップを仕掛けろ! そうだね、死んだね。
  魅音……詩音は!? こんな時になにやってる!? 今こそ園崎家の力をそうだね、死んだね。
  うぐうううううううううううううううう!!!!)



203 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:11:13.29 ID:i3cj7LMH0
□当方に迎撃の用意あり
タカノ「……何をしているのかしら。パソコン抱えて。」
L「ちょっと動画を落とそうかな、と。こう見えても私…蒼井そらのファンでして」
ワタリ「私は荻原舞の方が……。」
タカノ「梨花ちゃんはどこ?」
L「富竹さんはどこですか?」
タカノ「ここよ。もうすっごい重かったのよ。引きずっちゃったわ。許してねジロウさん。」
L「ところで……生きていたんですね。」
タカノ「何の話かしら?」
L「……。富竹さんは生きているんでしょうね。」
タカノ「何を言ってるの? もちろんよ。確かめてもいいわ。」
レナ「レナがいくよ。」
サトコ「レナさん……。」
ワタリ「いえ、私が…。」
シオン「………。」
ワタリ「……確かに富竹氏の生存を確認しました。」
タカノ「ね? 分かったでしょ? 梨花ちゃんは?
  演舞がとてもかわいかったから、会いたいわ…くすくす。」
リカ「……ここなのです。」
タカノ「こんばんは…くすくす。さて、それでどうするのかしら?」
L「……本当に富竹さんをここに連れてきましたか。
 これで沙都子さんのスグカケツケールは役に立たなくなりました」
タカノ(思 い 通 り !!)



204 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:12:04.71 ID:CrD06IRT0
月が可愛く見える件について。



205 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:12:08.25 ID:xwyWUUTIO
月無様wwwwwwwwwwwwwwww



206 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:12:22.53 ID:i3cj7LMH0
□当方に迎撃の用意に対する迎撃の容易あり
タカノ(お祭りの時……竜崎エルはジロウさんにわたあめをプレゼントしたわね。
  その時にこっそりとジロウさんに何かを取り付けていたのを私は見逃さなかった。
  沙都子ちゃんの事件は山狗の監視下にあったから、あの時に何があったのかも大体は掴んでいる……。
  だからその際にしようした発信機を今回も使うことは『伏線』として読んでいたわ。
  ここにジロウさんが来なかった場合の予備策だったんでしょうけど……はい、これで一個潰したわ。
  でもそれだけじゃないでしょう? ……くすくす。
  抱えているパソコン……ここの状況や私との会話、もしくは映像を入手し、P2Pにでも流そうとしていたのかしら?
  残念だけど、それも読んでいる。対応策は既に完了している。
  他にも、この場で出来ることは沢山ある……。あなたのギミックは読みに読んでいるのよ。
  私の提示した罠にあなたは乗り、そしてそれを上回ってくる。
  なら、こちらはそれすらも想定して動けばいい。……ゾクゾクするわ。たまらない! でも……)
 「そろそろいいかしら? 私のワンちゃん達が今か今かと待ち構えているのよ。
  出来ることは可能な限りやって御覧なさい。私は既に策を講じ終わっているけどね……くすくす。あはは!」
L「……。……。」
タカノ「さぁ、ワンちゃん達。……皆殺しにしなさい。」
L「!」



207 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:14:13.45 ID:i3cj7LMH0
□一人に二人で石を投げ
-数時間前-
L「魅音さん、リンゴ飴を買ったのですが、一ついかがですか?」
ミオン「あ……ありがとう。」
L「……詩音さんに言われたことを気にしているのですか?」
ミオン「………。」
L「……私は貴方の立場も気持ちも知り得ません。全世界の警察を動かせる権限を持ってはいますが、基本的には独断専行の人間です。
 魅音さんのように帝王学を学んだわけでもありませんし、必要なわけでもない。
 ですから全ては私個人の勝手な意見なので大変恐縮なのですが……」
ミオン「……?」
L「魅音さんは、唯一部活メンバーの中で完成している、ということです」
ミオン「え……」
L「人格的なことや能力的なことを言っているのではなく、貴方の在り方、というのでしょうか」
ミオン「在り方…。」
L「魅音さんは部活ではとても意気揚揚としていて頼もしい風貌ですが、肝心な時に打たれ弱い」
ミオン「あれ?」
L「固めた地盤が崩されると途端に力尽きてしまう」
ミオン「あれれ?」
L「ヘタレ」
ミオン「うぉい!」
L「空気が読めない」
ミオン「…おーい…。」
L「これは全部魅音さんの弱点と呼べるものですが……。私に言わせればこんなものは些細な問題でしかない。
  魅音さんは身の安全が保障された温室でこそ、その真価を発揮するのですから」
ミオン「それはおじさん……誉められてるのかな?」
L「もちろん。いいですか。貴方は命令を下す側の人間であり、下々の頂点に立つものです。
 こういう言い方をすると魅音さんはいい気がしないでしょうが……。安全な場所で、圧倒的な配下を従え、戦に勝利する。
 この在り方は『王』たる貴方にのみ許された特権なんです」
ミオン「……『王』。」
L「続きます」



208 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:15:22.00 ID:i3cj7LMH0
□みんなで一緒に仕返しだ
L「……レナさんらの気質や才能や持ち物に憧れ、嫉妬することもあるかもしれません。
 しかし精神的な成長だとか、意志だとか、
 そういった内面的なものでは勝ち取りえないものを、あなたは既に所持しています」
ミオン「……園崎家。」
L「はい。確かに他の部活メンバーは美しく素晴らしいものを有している。
 それらは魅音さんの目にとても輝かしいものとして映っていて、
 対して自分の持つ家柄や技能はひどく即物的なものに見えてしまうかもしれない。
 ……本来は、自分のものでは無かったはず、というのも加えて」
ミオン「! エルちゃん…!」
L「貴方が人生の殆どをかけて自分に叩き込んできた知識、予め用意された財産、
 そしてそれを得る機会を持ちえた偶然……これらは全て魅音さんの『王者の才覚』です。
 部活メンバーは各々が自分の未来を模索する時期であり、言うなれば不安定と言えます。
 しかし魅音さんは違う。先に述べたように、そういう意味で貴方は完成している」
ミオン「……他の生き方が出来ない、みたいに聞こえるなぁ〜。」
L「そうですか? 欠けているものは認識です。己が如何なる存在か、という認識。
 自分が本物か偽物かなんて、本当に大切なことですか?
 そもそも貴方は、この地球上で最も長く『園崎魅音』を続けてきた唯一の存在なんですよ」
ミオン「……!」
L「継続は力、なんて言い方をすれば陳腐に聞こえてしまいますが、
 魅音さんが背負い続けてきた鬼や、架せられた努力は誰にも真似できることじゃありません。
 もちろん、魅音さんが他人と自分を比べてショボーンとしたりするのはご自由です。
 しかし園崎魅音という存在は、そんなものでは揺るぎようのないものをその骨子に据えている。
 私の個人的且つ勝手な見解ですが、つまりはそういうことです」
ミオン「続くの?」
L「はい」



209 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:15:49.82 ID:i3cj7LMH0
□五臓六腑を七里にばら撒き
ミオン「つまり……自信を持てってこと?」
L「まあ……要約してしまえば。ただ、自信を持とうが持つまいが貴方は変わりません。
 逆を言えば魅音さんはどう足掻いても園崎魅音でしかないのですから。
 時間さえ経過すれば魅音さんの立場はさらに強化されるわけですし。
 ……それを生涯の苦悩とするか、それこそ私がどうこう言えることではないです。しかし」
ミオン「私が何者であるかって認識を常に念頭に置いておかないと、いざという時に動けなくなる。」
L「……そうです。園崎家を全てひっくるめて魅音さんなんですから。
 それに引け目を感じたり、個人としての自身と分離させてしまうと、
 そのハツラツとした性格や頼りがいのある行動力やその他諸々の魅力が、半減してしまいます」
ミオン「……うん。」
L「魅音さんの『魅』は、魅力の『魅』です。
ミオン「……。…誉められたってことでいいんだよね?」
L「そうなんですか?」
ミオン「うぉい!」



210 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:16:17.65 ID:i3cj7LMH0
□八つ裂き園崎、はらわた喰い
タカノ「……。……。……?」
L「……。」
シオン「皆殺しだなんて、おっかないですねー。」
サトコ「恐いですわー!」
リカ「……。……」
レナ「ワンちゃん……その響きだけでかぁいいんだよ〜☆」
ワタリ「お持ち帰りィィィヤァァッ! すみません、レナ様の台詞を……。」
レナ「レ、レナそんなこと言わないよ!」
タカノ「なによ、これ…! どうしたって言うのよ……!
  ………。………。………。ちょっと待って……。
  園崎魅音は、どこ?」
L「……聞こえませんか? 狂犬駆除の騒音が」
タカノ「!」

イヌA「園崎組だワン! すっげぇ数! 周囲を完全に囲まれ……アッー!」

タカノ「どういうこと!? どうして!」

イヌB「アッー!」

タカノ「それどうやって発音してんの!?」
L「残念でしたね」
タカノ「……! ぐっ……!」



212 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:17:19.86 ID:i3cj7LMH0
□十里に知らぬ者は無し
タカノ「そんな……ありえない…。園崎魅音がここにいることは確認されていたはずよ……!」
L「そうなんですか?」
シオン「あー…ごめんなさい。それ私です。」
タカノ「……嘘よ……!」
サトコ「つまらない入れ替わりトリックに引っかかっちゃいましたわねー。」
レナ「一人ずつ外に手をふったとことで気づくべきだったんだよ。」
L「罠? 策? なんのことです? こちらはこういう状況さえ作れれば良かった。
 内通者の疑いを捨てきれないあなたがここに山狗を全員集めることは読んでいましたから。
 もっと高度な対応でも期待していましたか? ……でしょうね。
 だからこんな古典的な手に引っかかった。
 …大石警部ですか? ……はい。全て終わりました。古手宅にお願いします。」
タカノ「……園崎魅音がこれだけの人数を集めたっていうの……?
  当主でもないのに…? それだけの根拠も無いのに…?
  あの、土壇場で力が出せない、甘えん坊の園崎魅音が…? 私の認識違いだったっていうの?」
シオン「いえ、それで合ってますよ。」
タカオ「え?」
シオン「この状況も、全ては憶測にしか過ぎない。
  あの鬼婆がこれほど迅速に、これだけの園崎組を動かすとはとても思えません。
  どうせまた、おっかなびっくり婆さまの顔色伺いながら、心臓バックバクいわせてお願いしたんじゃないですか?
  泣き喚いて叫び散らして…怒られて怒鳴られて、
  もしかして爪剥がされたりしちゃったかもしれないですね〜」
レナ「……詩ぃちゃん……。」
シオン「でも。」
レナ「?」
シオン「泣き喚いたり叫び散らしたり、怒られて怒鳴られて、最悪、爪を剥がされる。
  言ってしまえばたったそれっぽっちのことですよ?
  たったそれっぽっちのことで、ここまでのことが出来てしまうんです。
  園崎魅音は……これほどまでの存在だったってことなんですよ。
  ……すごいじゃん、魅音。」



211 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:16:55.86 ID:OTCqcSgb0
>>206
タイトルちょい間違い



213 名前:>>211 ありがとう、気づかなかった :2006/05/27(土) 23:18:25.41 ID:i3cj7LMH0
□範馬魅音
L「いくら次期党首と言っても、魅音さんにここまでの人員を動かすのは不可能です。
 ですから、それが出来る方に『お願い』しに行って貰いました。
 それが叶わないならこちらの負け。ここまでスマートに決まったから良かったものの、
 神頼み……この場合は鬼頼みですか? とてもハイリスクな賭けでした。……勝ちましたけどね。
 ……今でこそ白状しますけど、本当にピンチでした。ここで死ぬのかと思いましたよ。
 必死で策を考えました。こちらの策に対してあなたが先読みしていることも込みで、
 なんとかしてその上を行くために頭をフルに働かせました」
サトコ「……角砂糖をそのままガリガリ食べるくらい頭を使ってましたわね。」
L「はい。……しかし幾重の策を講じようとも、不安は拭えませんでした。
 それもそのはず、そもそも鷹野さんが作り出した状況が前提にあるのですから、
 どれほど思考を構築しようとも全て想定されている……という不安です。
 そこで砂糖が無くなったんです。ワタリに補充させようと思い……気づきました。
 ここで考えるのを止めてみるのも一つの手なのではないのかと。
 私が考えることそのものが鷹野さんの策の内であるのなら、
 考えることを放棄してしまえば勝機が見えてくるのではないか、と。
 そこで魅音さんに全てを委ねることを思いついたわけです」
タカノ「……ッッッ!」
L「策と策をぶつけ合うという決戦場で人頼みですよ?
 そんなこと、高度な頭脳戦を望む鷹野さんは真っ先に捨てる選択肢でしょう。そう考えたらあとは簡単でした。
 頼まなくても仕組まなくても、貴方は勝手に脳内知略戦を複雑化してくれたんですから。
 読み過ぎましたね、鷹野三四。いえ、自分の人生に物語性を求めすぎたんです。
 神になる。しかしその直前に、世界最高の探偵なる敵が現れた。
 これは試練だ。神になる者には相応しい物語だ。……そんなところでしょう。
 残念ですが、あなたは神なんかじゃありません。ただの夢見がちな殺人鬼です」
タカノ「……!」
L「現実を飲み込めましたか? あなたの負けです。鷹野三四」
タカノ「……にゃ……。にゃああああああああああああああああ!!!」
L「終わりましたね」
リカ「……はい…なのです。」



215 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:20:59.40 ID:OTCqcSgb0
勝ち?
ライト無様wwwwwww



216 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:21:52.81 ID:5oCTQW6V0
デスノート本編もこんな感じでLが勝ってれば永遠に語り継がれる名作になったのに・・・



217 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:22:12.80 ID:CrD06IRT0
三四ご乱心で銃乱射くるか?
てかまたバーボン発動してそうで不安。



219 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:22:54.49 ID:55H1m8H/0
糞スレかと思ったのに・・・



220 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:23:41.06 ID:OTCqcSgb0
久しぶりにVIP来た俺にバーボンkwsk



222 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:24:15.99 ID:CrD06IRT0
>>220
連続カキコ規制



225 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:24:59.83 ID:5oCTQW6V0
>>220
大容量のレスを連発すると「ええ加減にしなさい」と怒られて二時間レス不可能



231 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:26:39.63 ID:OTCqcSgb0
把握したと同時におまいらの親切さに驚愕



224 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:24:46.48 ID:i3cj7LMH0
□大団円
タカノ「そうそう……私がこんなことを企む原因になった、凄く泣ける過去話があるんだけど、聞きたいかしら?」
L「結構です」
タカノ「それは残念……くすくす。」
L「鷹野さん」
タカノ「……?」
L「……いえ、なんでもありません」
タカノ「……ジロウさんが起きたら…。」
L「はい」
タカノ「コーヒーを入れてあげて。彼、寝起きに絶対飲むのよ。」
L「……はい。」

アカサカ「久しぶりだね梨花ちゃん。ところでこの騒ぎはなに?」
リカ「……温泉は楽しかったのですか?」
アカサカ「もう最高だネ! 梨花ちゃんも今度行こうね。」
リカ「遠慮しておくのです。」
アカサカ「えー行こうよ!」
リカ「遠慮しておくのです。」
アカサカ「行くんだよッ!!」
リカ「うるっせーよなのです。」

L「詩音さん。突然ですがお電話です。」
シオン「? 私に? もしもし……。……嘘……。」
L「ワタリに探させました」
サトコ「え? え? なんですの?」
シオン「悟史くん……!」
サトコ「に、…にーにー!?」
レナ「…! なに、この取ってつけたようなハッピーエンドは!?」

ミオン「みんなー! みんなー。みんなー……。あっれー? どこー? うわーん。」



226 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:25:31.33 ID:CrD06IRT0
ちょ、赤坂wwwwwwwwwwwwwwwwwwww



227 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:25:43.98 ID:5oCTQW6V0
さすがキングオブ役立たずwwwwwwwwwwww



228 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:25:52.22 ID:i3cj7LMH0
心配かけた。バーボンじゃないです。


□冥土への土産
リカ「偽名…ですか?」
L「ええ。まあ『東京』なんて場所に身を置いているくらいですから、
 名前など無いに等しいというのは分かっていました。
 鷹野三四という名前は偽名でした。
 本人が先程吐いたようですよ。
 何でしょうかね。全てがどうでも良くなったようです」
リカ「そうなのですか……。」
L「これが鷹野三四を始めとする、
 山狗と呼ばれる組織、そして『東京』の主なメンバーの詳細だそうです」
リカ「見せてくれるのですか?」
L「はい。ついでに参考ばかりにお話だけ聞かせて頂きたいと思っています。
 ケーキ食べますか?」
リカ「いえ、遠慮するのです。どれが鷹野の名前なのですか?」
L「これです。では、梨花さんの分のケーキは頂きますね」
リカ「あの…。」
L「はい?」
リカ「色々とありがとうなのです。」
L「? 友達ですから」



229 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:26:18.01 ID:NMAZKFbP0
みおんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



230 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:26:24.46 ID:W8sdgpFe0
ぶっちゃけデスノよりおもしろい。
圭一萌だからひぐらし本編のほうが多少上になってしまうが。



232 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:27:24.43 ID:i3cj7LMH0
>>223
いや、途中で書き込めなくなってスレが落ちて諦めただけだよ。
人の多い土曜にやろう、と思って今日に至る。

□さようなら
L「それじゃあ、またどこかで、なんていうのは無責任な言葉でしょうか。
 富竹さんには事の真相を抱えて『東京』に戻って貰いましたし、
 雛見沢症候群などへのその後の処置は魅音さんに伝えてあります。
 私が雛見沢ですることはもう何もなくなってしまいました」
ミオン「うん……。誰も不安にならないように……。みんなで力を合わせて……。
  それは園崎だから出来ること。古い確執も全部、園崎なら壊せる。
  ……私の当主としてのやり方が、分かった気がする。」
レナ「エルくん…! じゃあね、じゃあね……!」
L「…泣かないでください。」
シオン「寂しくなりますよ。」
サトコ「エルさんからは得たものが大きすぎて、一生かかっても返せそうにありませんわね。」
L「気にしないでください……と、言いたいところですが、じゃあ一つだけ」
リカ「…なんでも言うのですよ。」
L「私と一生友達でいてください。それでもう、本当に十分です」
ミオン「……なんかそんなこといまさら言われてもねぇ。」
シオン「そうですよ。なに言っちゃってんですか?」
レナ「エルくん…! エルくん…!」
L「…泣かないでください…。……。」
サトコ「? どうしましたの?」
L「……こんな気分は初めてです。余計なことまで口走ってしまいそうな……。
 ……。……。………教えておきたいことがあります。」
シオン「?」
L「……私の……私の、本当の名前は……。」



233 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:28:16.16 ID:NMAZKFbP0
まさかッ…!



234 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:28:22.20 ID:i3cj7LMH0
□さてと……。
リカ「終わったのですね。……。」
ハニュウ「………………。」
リカ「終わってしまったのです。……。」
ハニュウ「…………。………………。」
リカ「……羽入?」
ハニュウ「……………………………………………………………………。
   ……………………………………………………………………。
   ……………………………………………………………………。
   ……………………………………………………………………。
   ……………………………………………………………………。」
リカ「どうしたの?」
ハニュウ「なんでもないのですよ。本当に良かった……正直、ボクには今でも信じられないのですよ。」
リカ「あはは……そうかもね。」
ハニュウ「……。でも不思議なのです。梨花はあまり嬉しそうじゃないのです。」
リカ「! ……。な、なにを……。」
ハニュウ「もしかして……彼のことなのですか?」
リカ「!」
ハニュウ「まさか、ここでもう一度やり直したいなんて言わないのですよね?」
リカ「……出来るの?」
ハニュウ「! ……。出来るのですよ。けど、馬鹿なことを考えるのは止めるのです。
   梨花が死んでもこの世界は続いていくのです。
   残された人たちはきっと悲しむのです。……。……。」



235 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:28:49.15 ID:i3cj7LMH0
□ひぐらしが
リカ「そうよね……。」
ハニュウ「でも、彼のいないこの世界で生きていくというのは残酷なことかもしれないのですね……。」
リカ「……。」
ハニュウ「……結局は梨花が決めることなのです。今回が上手くいったのですから、
   今度も上手くいかもしれないと思うのも普通のことなのです。」
リカ「そう……そうなのよ! ……だけど……。」
ハニュウ「私は本心で梨花とずっと一緒にいることを望んでいるのです。
   そんな私が言うのはおかしいのですが……。梨花のしたいようにするといいのですよ。
   もしかしたら梨花がやり直した分だけ、その世界は改善されるかもしれないのです。
   助からなかった人を助けられるかも。
   だって梨花には、もう『一度突破した』という前例があるのですから。
   諦めるなんて梨花らしくないのですよ。
   諦めなけば掴めるのです。それを今回、証明して見せたではないのですか?
   失敗することを恐れては駄目なのです。
   ………………やり直しは無限に出来るのですから。」
リカ「ぅ……ぅぅ……。」



236 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:29:10.69 ID:W8sdgpFe0
梨花がライト萌だという理由だけで物語は続いてしまうのかっ・・・!



237 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:29:23.04 ID:i3cj7LMH0
■打開
リカ「……名前なら、わかっているのです。」
ライト「! ……。……本当に?」
リカ「はい……でも、彼らに対する対策等は全く思いつかないのです……。
  申し訳ないのです…名前だけ分かっていてもボクには使い道が思いつかなかったのです。
  書類化されているわけでもないですし……。」
ライト「それはどの程度なんだ? 名前と顔が一致しているのは鷹野三四だけなのか?」
リカ「……理由は上手く説明できないのですけど、
  鷹野を含め、今回の実動隊のメンバー全員と顔はほぼ頭に叩き込んだのです。
  完璧とは言えないかもしれないのですが、何かの役に立つかと思いましたのです。でも…。」
ライト「……いや。十分だよ」
リカ「え…?」
 ライト「言ったはずだ。僕の父は警察だと。
  そして梨花ちゃんが知る、山狗の情報があるのであれば、それは大きな手がかりになる」
リカ「手がかり…ですか。」
ライト「そうだ。僕なら父達を信用させることなんて容易いし、
  仮にこの瞬間に踏み込まれても取引することが出来る。
  だってこっちは向こうの機密を握っているんだから。
  僕に任せておけば何も心配はない」
リカ「ライト…。」
 (すごい……ちゃんと道を示してくれた…!
  ほら羽入、見なさい! ライトは決して竜崎に負けてない!
  それどころか、自信に溢れている! あは、あはははは!)
ハニュウ(………。………。)
ライト「梨花ちゃんは絶対に僕が助ける。でも、万が一ってこともあるかもしれない……。
  ……この紙に、梨花ちゃんが、知っている限りの名前を記して欲しい」



238 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:30:27.06 ID:i3cj7LMH0
■ノートに関わった者は。
ライト「絶対にそんなことはさせないが、もし僕たちが倒れた後に誰かが発見してくれれば、
  僕たちの意志は受け継がれるかもしれない。
  さらに言えば、形にした情報は分かりやすい取引の材料になる」
リカ「分かったのです。」
ライト「僕は下に降りて電話をかけてみるよ。警察を動かす。…封筒はあるかな?」
リカ「? あるです。……これです」
ライト「書き終わった後、用紙はこうやって……中に入れておいてくれ。
  そうだな…。あの時計の裏にでも隠しておこうか。
  警察が見つけてくれるかどうか不安だけど、山狗達には絶対に発見されたくないからね」
リカ「……わざわざ封筒に入れてくれなくても、そのくらい分かるのです。
  ライトはボクを馬鹿にしすぎなのです。」
ライト「ははっ。ごめんごめん」
リカ「……ふふ」
ライト「梨花ちゃん」
リカ「はい?」
ライト「名前を書く時にその人の顔を思い浮かべながら書いてね。
  効果があるかどうかは分からない。
  けど、そういう行為に厄払いの効果があるって聞いたことがあるんだ」



239 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:31:07.61 ID:i3cj7LMH0
■盲目
  こんな時に神頼みだなんて情けなくて涙が出るけど、こんな状況だからね。
  それに梨花ちゃんみたいな可愛い巫女さんなら神様も……
  オヤシロさまも味方してくれるかもしれない。
  もし神が無力でも、死んでいった皆が力を貸してくれるかもしれない。
  ……ごめん、変だよね、こんなこと……」
リカ「…そんなことないのです。分かったのです。出来る限りやってみるのです。」
ライト「ああ…ありがとう」
リカ(……ライト…ありがとう…。)
ハニュウ「ライトは頼りになるのです……。」
リカ(ええ、そうね。今回も沙都子たちを助けられなかったけど、
  だからといって自暴自棄になることは出来ない。ライトならきっとなんとかしてくれる。
  もしも次の世界に行ったら、まずライトに助けを求めましょう。
  今までは行動が遅すぎたのよ。)
ハニュウ(……。……。)
リカ「……? ライトの用意してくれたこの紙、端っこの方に文章が書いてある。
 『大きな声でおっぱいと叫んで静かに自殺』? ……なにこれ。」
ハニュウ「……さっき封筒に入れる前に書いていたのです……。おまじないではないですか?
   さぁ、今は時間が無いのです。出来ることをするのです。」
リカ「……ええ。まずは……。」
ハニュウ「ボクも協力するのです。……梨花。」
リカ「なに?」
ハニュウ「……なんでもないのです。」



240 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:31:23.52 ID:CrD06IRT0
流れ的に、失敗月→L(□)→月(■)だったのかw



241 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:31:30.44 ID:5oCTQW6V0
紙に書くときに触っちゃったらリューク見えね?
別の場所にいるのか?



242 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:31:52.97 ID:i3cj7LMH0
まあ、「おっぱい」とか叫んでる時点で静かでもなんでもないんだけどな。


■月、明かりの中で
リューク『……なぁ』
ライト「なんだよ」
リューク『お、会話してくれるんだな』
ライト「……ノートを触った瞬間に梨花にリュークの姿が見えるだろ。騒がれたら台無しだ。
  封筒からページを取り出してる間に僕は退散する時間を稼いだってわけだよ」
リューク『よく俺の聞きたいことが分かったな』
ライト「僕は器用だからね」
リューク『……。お、電話か?』
ライト「父さん、あるいは大石を言いくるめて警護を求めよう。無論、大人数だ。
  梨花の話が本当であればこの場はで全て終わるはずだが、
  この村の人間は総じて頭がおかしいからな。全く信用できない。
  ………。………」
リューク『……くっくっく……話し中か?』
ライト「くっ……! 携帯は…!? ……。……くそっ!」
 (まずい! ……電話線を切り、その上、妨害電波か?
  妄想じゃなかったのか! ……既に行動を起こされているとは……。だが……もうすぐ……)
??「おっぱい!!」
ライト「!」
??「おっぱい!!」
??「おっぱい!!」
リューク『……』
ライト(やった! 梨花の情報が正しいかどうか不安だったが……)
リューク(おっぱい好きだなー、こいつ)
ライト「さて、作戦変更。まずは余分なものを処分処分」



243 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:32:23.70 ID:W8sdgpFe0
>『大きな声でおっぱいと叫んで静かに自殺』
誰の死に方だよwwwwww



244 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:32:38.74 ID:i3cj7LMH0
■月明かりの中で
リカ「ライト…終わったのです。…ライト? どこですか?」
 (部屋が……暗い……まさか…なにかあったの…?
  電気を落とされた? ……でも2階は……。)
ライト「お。早いねー。おつかれさま」
リカ「! …ライト? どこに…。……ふざけないで欲しいのです。…ライト。」
ライト「待って。いま書き終わるから」
リカ「…何をですか? …ライト…恐いのです。…ライト。」
 (なんだろう……なんで私はこんなに震えて…。)
ライト「封筒はちゃんと隠した?」
リカ「はい…。時計の裏に…。」
ライト「偉いぞ梨花ちゃん。ここまで暗いとさすがに書き辛いや。」
リカ「明かりをつけて書けばいいのです……。…ライトはお馬鹿さんなのです。」
ライト「あははあと5秒」
リカ「ライト…ライト……。ぅ…恐い…ライト…恐いよ…。」
 (恐い…死ぬのが、じゃない…ライトが殺されてしまうのが、恐い…でも!
  恐がっている場合じゃない! 早く逃げないと……。ライトを…助けないと……!)
ライト「ゼロ。あーお腹減った」
リカ「ライト…ライト…ぁっ…ごほっ…」
ライト「おやおや? 風邪?」
リカ「分からないのです……ごほっ…ごほっ…。ライト…。」
 (この症状は……。ライト…逃げて…!)
ライト「『明かり』だけに『ライト』なんちゃって」
リューク『最高につまんねーよ』
リカ「! だれ…!? うぅ! あっ…がっ…ごほっ! ライト…逃げ…ぐぅっ…あぐっ……。」
 (ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい)
ライト「持つべきものは友達だ」
リカ「―――。」

 助けてあげられなくて、ごめんなさい。



245 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:32:51.59 ID:NMAZKFbP0
ジョルジュ大量生産wwwwwwwwwwwww



246 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:32:57.34 ID:9arE1GFw0
最後の言葉がおっぱい!とかセツナスwwwwww



247 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:33:25.72 ID:i3cj7LMH0
■青の1号
ハニュウ「ただいまなのです。」
リカ「おかえりなのです。」
ハニュウ「……なんだか梨花の機嫌がえらく良いのです……。」
リカ「今日ライトがね…。」
ハニュウ「またライトの話ですか。梨花はライトが大好きなのですねー。」
リカ「…そ」
ハニュウ「そ?」
リカ「そー」
ハニュウ「そー?」
リカ「そんなんじゃないわ。…………多分。」
ハニュウ「……多分…ですか。ライトは圭一のように飛び抜けた
  『運命への対抗心』はありませんが、圭一には無い冷静さと知性があるのです。
   それを言えば竜崎もそうなのですが……意外とイケメン顔が好みなのですか?」
リカ「恋愛云々は魅音とかレナとか…とにかく自分の事としては考えたことないし……。
  そー、なのかなー…。よくわからない。みー。」
ハニュウ「……ああいうのが好きなのですか…へぇー…ふーん…。」
リカ「……なんだか生意気ね。今は沙都子が留守だから、なんでも出来るのよ?」
ハニュウ「な、なんですか?」
リカ「キムチ食べるわよ!」
ハニュウ「あぅあぅあぅ……い、いつまでもそんな圧力には屈しないのです!」
リカ「ポーション飲むわよ!」
ハニュウ「こ、殺される!!」



248 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:34:14.66 ID:OTCqcSgb0
ちょwwwwwwwwライトwwwwwwwヒドスwwwwww



249 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:34:28.72 ID:W8sdgpFe0
結局梨花ちゃん殺しちゃったのか?



250 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:35:16.81 ID:i3cj7LMH0
>>243
一応補足しておくと
ページの裏だかに死亡方法を記載して、その後で死ぬ人間を記すと
通常どおりに機能する、というルールがある。確か。






トミタ「あれ? ライトさん、こんばんわ……え?
  はい、今までこいつと二人で遊んでました。
  いや……2時間くらいは誰とも会ってないし、誰も見かけてないですね。
  どうかしたんですか?」
オカムラ「俺らはこれから帰るところです。ライトさんもですか?」



251 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:35:48.32 ID:i3cj7LMH0
■どうも、ココリコの岡村です。
オカムラ「はい……。僕はライトさんに誘われて梨花ちゃんのお見舞いに行きました。
   元気を出して貰おうって……。はい…。ライトさんは僕を電話で呼び出した後、
   『他の子も呼ぶから先に行っててくれ』って……。そうです。
   それで僕、梨花ちゃんの家に言って……はい、梨花ちゃんと色々お話しました。
   ライトさんは富田くんと一緒でした。一緒に他の子の家に……。
   あの、その、僕、梨花ちゃんのこと好きだったから……
   気を使ってくれたんだと思います。
   それでしばらくお話して……ライトさんが遅かったので
   電話しようと思ったんですけど……そうです、梨花ちゃんの家の電話が……。
   その後は……急に電気が消えたり、周りから変な叫び声が聞こえたり……。
   僕、恐くなって…梨花ちゃんは大丈夫かなと思って2階に上がったら……。」

トミタ「はい。ライトさんと一緒に他の友達を呼びに行きました。
  ライトさんは『岡村くんと梨花ちゃんの邪魔しちゃ悪いから』って、
  ちょっとゆっくりめに友達の家を周ることにしたんです。
  そんで他の友達も結構集まって、
  夜遅くだからってことで大人のひと2人にも同行して貰ったんですけど……。
  その後は……はい、梨花ちゃんの家の周りには沢山の……。」



252 名前:日付変わるまでに終われそうだな :2006/05/27(土) 23:36:25.57 ID:i3cj7LMH0
■こだわりすぎず! かんがえすぎず!
ソウイチロウ「証言にあった『変な叫び声』は周囲の住民からも裏が取れている。
    内容までは分からなかったそうだが…。
    近くで誰かが騒いでいるんだと思い、大したこととは考えなかったそうだ。
    一方、ライトは富田くんと共に友達の家を周り、
    その中の一人の保護者の方に同行して貰っている。
    そして古手宅の周りで6名の死体を確認。
    ライトは1人の保護者に子供達を預け、もう1人の保護者と古手家に入った。
    電気は大本から断ち切られているようで点かない。
    暗闇の中……月明かりを頼りに二人は屋内を進み……。
    携帯電話の微弱な液晶ライトに照らされ、気を失う岡村くんと、
    自ら喉を掻き毟って死亡したとみられる古手梨花くんを発見した。……」
刑事C「そしてすぐにライトくんは警察へと通報。
    その頃には古手家一帯の電波異常は消失していたそうですね。
    後の捜査で計20余人分さらに鷹野三四の死体も発見されている、と。
    そして余りにも不可解なのが、その全員が統一性の無い自殺者だということ。
    銃を所持していた者もそれを使わずに死んでおり、
    各々が『音を立てずに』自殺したという共通点があるにはありますが…。
    まるで騒ぎを起こすことで警察に駆けつかれることを嫌がったかのように。
    警察内部に潜り込んでいたと思われる山狗も同じように死んでいます。
    そして何よりも不気味なのは、岡村くんと富田くん両名が、
    事情聴取を終えた直後に……交通事故で死亡しているということですね。
    これは…敬虔な信者じゃなくても、オヤシロさまを信じたくなりますな。」



253 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:37:33.91 ID:i3cj7LMH0
■一度はおいでよ雛見沢
ライト「『東京』の連中が乗ってた車からはわんさかと情報が手に入った。
  入江診療所からも重要な資料が大量。入江も重要参考人として引っぱった。
  ついでに言えば、村人はともかくとして古手梨花の死は雛見沢症候群感染者や、
  古くから雛見沢に住む人々に絶大なる悪影響を与える可能性がある。
  だから出来る限り隠蔽する方向に僕も進言した。
  まあ、これだけの手柄を立てたんだ。父も本庁に返り咲けるだろう」
リューク(村の連中……急激に寿命が長くなったな)
ライト(しかし大勢の死者を出してしまった。
  犯罪者を殺すという、神としての行動に矛盾は無いが、
  すこし身近な場所で人が死にすぎた……。もっと慎重にやらなければ……)
リューク『ライトの検査はいつ終わるんだ?』
ライト「異常なんて出るわけないからすぐに終わるよ。
  そりゃあ雛見沢症候群なんてものが公になれば検査もされる」
リューク『なかなか面白な村だったな』
ライト「そう? 食べ物は美味しかったかな。ああ、それと証明も出来た」
リューク『証明?』
ライト「僕の行動が『東京』を打ち倒し、雛見沢を救った…。
  リュークはデスノートで人を殺すことしか出来ないと思ってるだろう?
  僕はそうじゃないことを証明したんだ。
  僕は大勢の人の生命を救済した。
  まさに神の行い。神の力!
  ああ……僕は神になる……!」



254 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:38:18.82 ID:i3cj7LMH0
■そうだ、東京に行こう
ソウイチロウ「ライト」
ライト「……なんだい父さん」
ソウイチロウ「やはりお前の言う通りだった。
   心臓麻痺による死亡者が複数発見された車から『東京』とやらの有力な情報がつかめた。
   何らかの圧力がかかると思っていたが……。
   私も『東京』の操作の為に本庁に呼び戻された。
   ……こう言ってはなんだが、沢山の犠牲を代償にしての復帰だ。
   素直には喜べんが、やはり彼らの死を無駄にしてはならない」
ライト「………理性では理解してる。でも……!」
ソウイチロウ「ライト……雛見沢には辛い思い出が多い。
    忘れたいこともあるとは思う。だが、それだけではないだろう?」
ライト「ああ……僕はここでのことを忘れない。
  それが、彼女達への手向けだと思うから。
  忘れない……僕は忘れない!」
ソウイチロウ「…サユや母さんは身近な人たちの死で傷ついている。二人で支えてやろう」
ライト「……そうだね。それは僕たちの役目だ」
 (思っていたよりも簡単に事が進んだな……。
  つまらない…やはり、新世界の神の前では何人も平等に無能なのか……)



255 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:38:48.39 ID:i3cj7LMH0
さて、エピローグ。



256 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:38:56.43 ID:5oCTQW6V0
まあ、これはライトにとってはハッピーエンドか



257 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:39:18.35 ID:W8sdgpFe0
このログは保存決定



259 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:39:37.73 ID:i3cj7LMH0
■エピローグ1
リューク『どうしたんだ、ライト。退屈そうな顔をして』
ライト「事実、退屈だからね……仮にも旧世界をぶち壊して新世界を創世しようというのに、
  それに対抗する存在があまりにも馬鹿揃いで…少しでも強敵がいないと張り合いが無さ過ぎる。
  最終的に僕が勝つにしても、何か刺激というか、手ごたえが無ければつまらない……。
  新しい世界が生まれるのであれば、やはり相応の演出が必要になると思うんだよ」
リューク『俺は十分に面白だけどな……』
ライト「まぁ、もうすぐ僕の撒いた種が発芽すると思うんだけどね」
リューク『? 種?』
ライト「ああ。神の存在を世界に認めさせるための種……。
  不自然過ぎる心臓麻痺の連続……もうすぐ気づく…誰かが…」



260 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:40:09.93 ID:i3cj7LMH0
□エピローグ2
ワタリ『L……。……』
L「言うなワタリ……世界最高の探偵を謳っていても、
  所詮は友人も助けられない無能、それが私だ」
ワタリ『………しかし、貴方が残したものは決して嘘ではないはずです』
L「…ワタリ…」
ワタリ『貴方が自分を否定してしまうということは、
  そんな貴方を信じた友人達をも否定してしまうことになるのではないですか?」
L「……そうだな……済まなかった……私に休んでいる暇など無い……」
ワタリ『早速ですが、興味深いデータがあります』
L「なんだ? ……これは……」
ワタリ「全世界の、最近の心臓麻痺によって死んだ人間をグラフにしたものです」
L「……犯罪者に随分と偏っているな……それも短期間でこんなに……」



261 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:40:56.65 ID:i3cj7LMH0
■ 完 □

ライト「わざと理解できるように示してやったんだ……退屈させてくれるなよ……」


L「……どこの誰かは知らないが、やってくれる……これは明らかな挑戦だ」


ライト「最後には」
L「私が勝つ」

「勝負だ!」


             ひぐらしがなくですの



262 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:41:35.23 ID:i3cj7LMH0
■蛇足
ライト「なんだ。じゃあ本当にこの村には死神はいないってわけだな」
リューク『ああ……俺以外はな』
ライト「安心したよ。さて、今日は虐待少女を救出するために色々と疲れたから、早めに寝よう」
リューク『なんだ。ゲームはやらないのか?』
ライト「また明日ね」

リューク『寝たか……退屈だな…俺も寝るか?』
ハニュウ「こんばんは、なのです。」
リューク『…………お前か』
ハニュウ「お話は聞かせていただいたのです。」
リューク『な? 面白だろ? 俺は当たりを引いた』
ハニュウ「確かに…見事な人間なのです。竜崎エル以上かも…。」
リューク『リューザキ?』
ハニュウ「こっちの話なのです。……夜神ライトは私にとっても当たりのうちの一本ですよ。
   この人間のおかげで、梨花は諦めることを止めたのですから。……当分は。」
リューク『お互い退屈しのぎに精が出るな』
ハニュウ「私にしてみればその対象は梨花しかいないわけですし、
   機会さえあれば何度でも違う人間で試せる貴方が羨ましいのです。」
リューク『そうかもな。俺は死神以外の神に詳しくはないが……。
   お前を見てると死神に生まれて良かった気もするな』
ハニュウ「あぅあぅあぅ……。」
リューク『うぜー。まあ、何にせよ…』
ハンニュウ「何にせよ…。」
リューク『人間は』
ハニュウ「面白い。」


             ひぐらしがなくのです



264 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:42:21.40 ID:NMAZKFbP0
>>1
滅茶苦茶面白かった。おつ。
だけど最後だけは解説してもらえないか。ライトとLは同じ並行世界に存在してるの?



271 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:44:28.53 ID:5oCTQW6V0
>>264
ライト編:ライトの策略によって梨香死亡、ライトはウッハウハでデスノ本編に近い世界に戻る
L編:勝利するがライト編でライトを救えなかったと勘違いしてに梨花が自殺してループ再開(羽生の口車)



276 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:46:35.94 ID:i3cj7LMH0
>>264
ライトは雛見沢に行ってもいかなくても新世界の神を志すし、
Lは雛見沢に行ってもいかなくてもキラを捕まえようとする。

強い意志はどれだけ過程が変わろうとも実効される。
と、ひぐらしでも言っておりました。

どちらが雛見沢に言ったかどうかに関わらず、二人は出会う。

そんな感じ。



265 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:42:25.62 ID:D1t1t8nn0
>>1乙wログ保存したw



268 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:43:29.41 ID:W8sdgpFe0
乙ー



269 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:43:43.37 ID:OTCqcSgb0
>>1乙!!!
と言いたいが、俺はあさってレポートの提出+明日バイトがあるんだぞ
俺の時間を返せ



270 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:43:50.58 ID:i3cj7LMH0
終わったああああ!
最初から最後まで心臓バクバク。
バーボンにならなくてほんとに良かった。

デスノートの終わりは叩かれたり、俺自身も納得がいかなかったりした。
だけど、やっぱり大場つぐみは凄いよ。本当に。
竜騎士だって凄い。


稚拙な作品でしたが、ここまでお付き合い頂きありがとうございました。



272 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:44:59.41 ID:xwyWUUTIO
すげえええええええええええええええええええええ



273 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:45:15.99 ID:9arE1GFw0
乙!



274 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:46:12.41 ID:5oCTQW6V0
でも俺もわからないのがライト編でなんで偽名のはずの鷹野を殺せたんだ?



280 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:47:39.92 ID:OTCqcSgb0
>>274
リカがLの世界で本名みせてもらってただろスカタン



275 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:46:24.25 ID:CrD06IRT0
>>1乙。感動した。

サトコの「デスノートですのー」という台詞が無かった事だけが唯一の不満点w



283 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:48:02.84 ID:i3cj7LMH0
>>275
俺もどれだけ頭の中をこねくり回してもその台詞だけは言わせられなかった…。無念だ。



278 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:47:03.24 ID:dYGHGmcdO
>>1
乙!!! ところで竜騎士って何?



285 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:48:09.03 ID:D1t1t8nn0
>>278
ひぐらしのなく頃に原作者



282 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:48:01.16 ID:5oCTQW6V0
ライト編:とりあえず村は救われたが、部活メンツ+先生、大石とか多数が策略に巻き込まれライトによって殺害される

L編:村も救われ、なんと時報すら生存するも梨花が自殺



286 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:48:27.15 ID:0P4MMd9Y0
マジで>>1の文才に嫉妬。
本当にお疲れさま!



288 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:49:26.62 ID:OTCqcSgb0
>>1の正体はガモウ



289 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:49:44.38 ID:W8sdgpFe0
>>282
L編梨花さえ死ななかったら完璧じゃん



292 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:50:49.39 ID:5oCTQW6V0
>>289
だけど月失敗⇒L成功⇒月成功の順番だから
Lが成功しても羽生の口車に騙されて自殺しちゃう



293 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:51:15.75 ID:uZm5ZI/30
いや、古畑のなくころだろ



295 名前:1 :2006/05/27(土) 23:52:25.48 ID:i3cj7LMH0
「雛見沢にライトがいったらすげーよなw」

っていう、そこら辺に転がってそうな閃きが事の発端でした。



299 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:53:12.86 ID:5oCTQW6V0
>>295
神、いわゆるゴッド
俺もなんとなくそういう妄想はすることはあるがそれをここまでのクオリティで書く文才は素敵すぎる



296 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:52:28.64 ID:5oCTQW6V0
>>293
古畑は武力に一切頼らないスタンスの人だからL以上の推理力を書き記す必要あるぞwwww



297 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:52:52.86 ID:55H1m8H/0
>>292
要約すると、羽生ウゼェってことだな



302 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:53:38.78 ID:W8sdgpFe0
>>297
ば、ばかっ
祭囃子編でははにゅ〜もがんばるのですよ〜



298 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:52:49.57 ID:xwyWUUTIO
ところでなんでトミーは時報と呼ばれてるの?



303 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:54:16.49 ID:5oCTQW6V0
>>298
彼が死ぬと物語は丁度後半にはいるから、ちょうどいいタイミングを知らせる道具「時報」
今まで彼は生存エンディングはなかった



304 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:54:57.97 ID:NAnZiX7Q0
>>298
ちょうどトミーが死んだと同時に怪異が起るから「時報」



305 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:55:23.41 ID:W8sdgpFe0
>>298
名前が富竹時報



306 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:57:54.25 ID:xwyWUUTIO
>>305
バーローwwwwwww



300 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:53:24.77 ID:NMAZKFbP0
>>295
真面目に乙
スレ開始当初から粘着してた甲斐があったよ



301 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:53:34.05 ID:CrD06IRT0
「雛見沢のルールを使って自分だけのひぐらしが作れる」とか
竜騎士が言ってた気がするが、コレはその典型やね。しかも良作。



307 名前:1 :2006/05/27(土) 23:58:40.98 ID:i3cj7LMH0
ところでこういう類のスレって終了後はどうすればいいんだろう……。
完結とみんなの感想がものっそい嬉しいんだけども、
やることが無いと対処に困るな。
ゆったりと眺めてればいいのかな…。

あと、デスノっぽさを出すにあたって三点リーダを多めに打ち込もうってのが念頭にあった。クセになったらどうしよう。
それと、ひぐらしっぽさを出すにあたって会話の文末に「。」をつけてたら、これはクセになった。やばい。



308 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:58:48.32 ID:CrD06IRT0
何はともあれ、とてもいい小説スレだった。>>1に感謝。



310 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 00:02:13.65 ID:oHggrFIJ0
>>1 乙

途中までそれぞれの世界が独立してるのわかんなくて意味不になったりもしたけど
まぁ楽しかった。

結局、生き返った知恵先生は不死身だったからってことでFA?



313 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 00:03:42.80 ID:HraESQz40
>>310
そもそも世界が違うから死んでないだろ。



311 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 00:02:19.93 ID:w4TabG0o0
もしもLと月が同時に転校してきたら、ってのもなかなかおもしろそう。
その先は全然考えてないけど。



312 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 00:02:46.06 ID:zLdMGPOyO
>>1乙
とっても楽しかったwwwww



266 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/27(土) 23:43:22.21 ID:CrD06IRT0
この後の世界で、はにゅーが月の秘密を掴んで梨花に教える→月 vs L&梨花 vs 三四
な燃える展開キボンヌ

(>>244の最後の一行を羽入と考えれば↑の話が作れそう)



309 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 00:00:30.58 ID:HraESQz40
>>307
そこで>>266ですよ。



314 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 00:03:46.26 ID:EjDUb+hq0
>>309
いやー、おもしろそうだけどね。

ちなみに、ほんとはライト編で梨花死後に雛見沢住人が暴徒になって
ライト「僕はここを乗り切れる自信はあるけど、めんどいから手伝ってよ。はい、リンゴ」
リューク「仕方ねぇな…」
ってなった後に「ライトが雛見沢住人を一晩で殺ってくれました」って展開にしようと思ったけど、
本当にやらなくて良かった。やっぱ人間は寝た方がいい。完全に頭おかしいからな。



315 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 00:04:19.49 ID:w4TabG0o0
>>314
ジェバンニかよw



316 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 00:05:10.72 ID:HraESQz40
>>314
ちょwwwwwwwww



318 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 00:07:24.24 ID:maPLhei20
古畑「あの死体の死亡時間がズレていたのを知りえるのは警察関係者のみですぅー・・・
    普段はちょろちょろと情報を流すとある私の身内・・・大石さんって言うんですけどね
    彼に協力してもらいました・・・となるとズレていることを知っているのは 他 に は 犯 人 一 人 だ け で す !」
鷹野「……もういい。
古畑「はい?
鷹野「もういい。
鷹野「なんですって?
鷹野「もういい、と言ったのよ!
古畑「すみません聞こえませんもう一度、村中に聞こえるように大 き な 声でお願いします!
鷹野「もういいっ!
古畑「それは自白と考えてよろしいんですか!?
鷹野「…………………………………。
古畑「……は〜い〜。ありがとうございます。



319 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 00:08:31.29 ID:6Bc9GTI20
ちょwwwwwwwwwwww古畑バロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



320 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 00:09:17.94 ID:maPLhei20
適当に一番好きな話をパロったが鷹野が一人芝居をしてる部分があったりwwww



321 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 00:10:04.83 ID:w4TabG0o0
祭囃子編は今夏だよな?



324 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 00:12:24.15 ID:7e9w2/NHO
月編だとサユも同じ学校に通ってるはずだがそこんとこどうよ



333 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 00:48:53.75 ID:GcCJS3pGO
沈黙のひぐらし(ひぐらしVSセガール)
勝敗は目に見えてるが^^



334 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 00:53:16.01 ID:EZt9+H/O0
いやあ、ようやく追いついた。
>>1乙



335 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 00:56:34.15 ID:ORrFUCdjO
1乙



336 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 00:58:30.56 ID:tVH0KQHF0
ようやく読み終わった・・・
>>1マジで乙。面白かった



338 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 01:07:30.07 ID:3/MKBc4Q0
ひぐらしの方は作品名ぐらいしか知らんが面白かった
つーかひぐらしにかなり興味わいた



339 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 01:08:17.72 ID:aKZf61K10
>>1乙
かなり面白かった
ひぐらしのパラレル世界っていう設定を上手く使ったな
ライトが変態なのも何故か違和感なかったしwww



340 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 01:08:30.11 ID:srLp9xtxO
ひぐらしの…



342 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 01:16:51.43 ID:+RilCb2yO
今北読了
(;゚д゚)>>1

(;゚д゚ )あなたが神か!



347 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/05/28(日) 01:39:27.43 ID:9ynr66/m0
>1乙でしたー
今読完!すげーおもしろかったっす
変態ライトバロスwww ワタリお茶目すぎwww
またやってください

  1. 2006/05/31(水) 17:00|
  2. ニュー速 VIP|
  3. |
<<夜神月を雛見沢に閉じ込めてみた/ひぐらしがなくですの その2 | ホーム | 暴君ハバネロの空き袋にチンコを絶対に入れては駄目。エライ事になった!>>
リボーンの人気投票、クローム髑髏の人気がすごいです><
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