 |
3度目の優勝を飾り、天皇杯を掲げ喜ぶ柳沢(中央手前)ら鹿島イレブン
Photo By 共同
|
 |
サッカー日本一を決める元日恒例の第87回天皇杯全日本選手権最終日は1日、東京・国立競技場に4万6357人の観衆を集めて行われ、J1勢同士による決勝は、鹿島が2―0で広島に快勝して7大会ぶり3度目の優勝を果たし、2007年J1との2冠に輝いた。Jリーグ発足後、天皇杯3度の制覇は最多となる。
鹿島は前半8分に内田のシュートで先制。後半終了間際には交代出場のダニーロが加点した。J2降格が決定しながら決勝に進んだ広島は、鹿島の堅守に無得点に終わった。
新シーズンの開幕を告げる3月1日のゼロックス・スーパーカップ(東京・国立競技場)では、鹿島と天皇杯準優勝の広島が対戦する。
▼オリベイラ・鹿島監督の話 タイトルをもたらすために呼ばれ、こういうタイトルを取れた。選手と喜びを分かち合いたい。きょうが特別だったのではなく、シーズンを通してやってきたことが勝因。
◆鹿島アントラーズ 前身は1947年創部の住友金属蹴球同好会。Jリーグには創設時から加盟した。元ブラジル代表の世界的名手ジーコを迎えて強化に成功し、Jリーグ開幕年の93年はいきなりステージ優勝。今季のJ1ではリーグ最多となる5度目の優勝を果たした。天皇杯とナビスコ杯は各3度制覇。アントラーは英語で「シカの枝角」の意。ホームタウンは茨城県鹿嶋市など5市。
▼ペトロビッチ・広島監督の話 負けはしたが、決勝まで来たのは若い選手たちにとって良い経験になった。この天皇杯で取り戻した自信が、来季につながるだろう。
▼日本サッカー協会・川淵三郎会長の話 結果は順当。広島は柏木がいなかったのが相当に痛かった。鹿島には王者の貫録で、徹底的にやっつけるところを見せてほしかったが…。
【試合結果】
|