2008年 1月 4日
車がガケ下に転落・変死体発見
鳥取県智頭町で、がけ下に転落した車の近くから変死体が見つかりました。警察は、運転していた岡山市の男性から事情を聞いています。3日午後2時過ぎ、岡山県との県境に近い鳥取県智頭町にある物見峠のがけ下約40bの地点で、大破した軽自動車と、その側で変死体が発見されました。警察によりますと、岡山市の45歳の男性が「先月30日、車ががけ下に転落し自力で這い上がったが、肩の骨を折る大けがをした」と勤める会社の社長に連絡し、社長が捜していたところ、変死体を発見したということです。死亡していたのは、片倉敏光さん(55)と判明しましたが、住所や職業などは分かっていません。警察は、片倉さんが車に同乗していたとみて、運転していた男性から事情を聞くなどして、事件と事故の両面で調べています。

学校給食の鶏肉偽装で追送検
学校給食に納入した牛肉の産地を偽装し、逮捕された丸亀市の精肉店の店主らが、鶏肉の産地も偽装していたとして、高松地検丸亀支部へ追送検されました。不正競争防止法違反などの疑いで追送検されたのは、丸亀市のふじや精肉店の店主山下幸雄容疑者63歳と、観音寺市の食肉卸会社「村食」の元社員、元木繁春容疑者34歳ら3人です。警察によりますと、3人はおととし5月、丸亀市の学校給食に鶏肉約650`を納入する際、別の産地証明書をコピーする手口で、ブラジル産の鶏肉を宮崎産などと偽って表示した疑いです。また、偽装した鶏肉で、約45万円をだまし取った詐欺の疑いももたれています。3人は去年11月、丸亀市の学校給食に納入した牛肉を偽装した疑いで逮捕されていて、警察では、他にも偽装が無いかさらに捜査を進め、事件の全容を解明することにしています。

Uターンラッシュ続く
お正月をふるさとや行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュが続いています。JR岡山駅のホームは、大きな荷物を持った家族連れなどで混雑しています。JRによりますと、新幹線上りの乗車率は、4日午後0時41分岡山着ののぞみ20号で180%となったのを最高に、100%を超える新幹線が相次いでいます。一方、在来線では、四国から岡山へ向かう瀬戸大橋線の乗車率が180%〜55%となっています。JRでは、Uターンラッシュは、6日まで続くと予想しています。

官公庁で仕事始め
官公庁では4日が仕事始めです。岡山県庁では新年を祝う式典が行われました。新年祝賀式には幹部職員約300人が出席し、石井知事が年頭の訓示をしました。石井知事は、今年が十二支の最初となるねずみ年であることから「皆さんも初心に返って行政の意義や目的を改めて考えて下さい」と話しました。また、去年1年を振り返る文字が「偽」だったことを受けて「偽りのない、県民から信頼を寄せてもらえる県政を推進しなければならない」と話し、透明性を高めるよう求めました。岡山県では今年、瀬戸大橋の開通20周年を祝う記念事業などが控えています。

岡山市で住宅全焼 1人死亡
4日朝早く、岡山市で住宅を全焼する火事があり、1人が死亡しました。4日午前3時10分ごろ、岡山市可知の無職、内山貴秀さん(56)の住宅から出火、火事に気付いた妻の絹子さん(60)が近所の住宅にかけこみ、119番通報しました。火は約1時間半後に消し止められましたが、木造瓦葺き・一部2階建ての住宅、約120平方bを全焼し、1階の寝室の焼け跡から1人の遺体が見つかりました。絹子さんは顔に軽いやけどを負いました。内山さんは2人暮らしで、火事の後、貴秀さんの行方が分からないことから、警察では、亡くなったのは貴秀さんとみて、身元の確認を急ぐと共に出火原因を調べています。

貨物船乗組員が海中に転落 1人死亡
4日午前8時10分ごろ、岡山港で停泊中の貨物船「神洋丸」の乗組員から、「1人が海中に転落した疑いがある」と玉野海上保安部に通報がありました。約2時間半後に船尾から200〜300b離れた沖合いで、神洋丸の一等航海士で山口県防府市の野村展敏さん(64)の遺体を発見しました。船の甲板には、野村さんの片方のサンダルが残っていたことから、海上保安部では、甲板から海に転落したとみて原因を調べています。

年末年始の人出まとめ(岡山・香川)
年末年始の初詣や行楽地の人出がまとまりました。天候に恵まれ、岡山・香川ともに前の年より増加しています。去年の大みそかと正月3が日に、岡山県内の主な神社や寺行楽地に出かけた人は約132万5000人で、前の年より1万7000人多くなっています。このうち、初詣客が最も多かったのは岡山市の最上稲荷で56万5000人、次に倉敷市の由加山の30万人となっています。一方、香川県内18カ所の正月三が日の人出は約117万7000人で、前の年より7万8000人余り増えました。このうち初詣客が最も多かったのは、琴平町の金刀比羅宮で20万5000人、続いて総本山善通寺で18万人となっています。警察は、人出が増えた要因について、三が日を通じて天候に恵まれたためと分析しています。

年末年始の交通事故まとめ(岡山・香川)
年末年始の交通事故の発生状況がまとまり、岡山県内では過去10年間で最も少なくなっています。先月29日から3日までの6日間に、岡山県内で発生した交通事故は715件で前の年より149件減り、過去10年間で最も少なくなっています。死亡事故は1件で、先月29日、津山市で、84歳の男性が軽乗用車にはねられ死亡しています。岡山県警では「原油価格高騰の影響で交通量が減った事や、取り締まりや罰則の強化などが事故の減少につながった」と分析しています。一方、香川県では、先月25日から3日までの10日間に、前の年に比べ24件少ない289件の交通事故が発生しました。このうち死亡事故は、先月29日高松市でトラック同士が衝突し、67歳の男性が死亡した事故や、2日、まんのう町で、77歳の男性が乗用車にはねられて死亡した事故など、前の年に比べ2人多い3人が亡くなりました。