現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>映画> 記事 ウルトラセブンに登場の「ピラミッド」、さようなら2008年01月04日23時32分 学習院大(東京都豊島区)のシンボルで、人気テレビ番組のウルトラセブンにも登場したこともある通称「ピラミッド校舎」が今月、老朽化などに伴って取り壊されることになった。同大は解体を前に12、13の両日に見学会を開き、内部を一般公開する。
「ピラ校」と略称で呼ばれる校舎の正式名称は「中央教室」。一辺の長さ約30メートル、高さ約25メートルの四角錐(すい)だ。モダニズム建築の先駆者と称される建築家・前川國男氏の建築設計事務所が設計し、60年に完成した。 68年放送のウルトラセブンの第29話「ひとりぼっちの地球人」では、京南大学という架空の大学の建物として登場。地球侵略をたくらむプロテ星人とウルトラセブンが戦うシーンでは、セブンが過ってピラ校のミニチュアに体当たりし、壊してしまう場面もあった。 内部は約700人を収容できる教室で、映写室も備える。しかし築後47年を経て耐震、防水工事などに多額の費用がかかるうえ、暖房設備もないなど授業に不向きだとして解体が決まった。 3月ごろまでかけて解体し、跡地には地下1階、地上11階建ての「中央教育研究棟」(仮称)を夏にも着工する。法科大学院の教員研究室や演習室、外国語教育研究センターなどが入る予定。ピラ校の外観を受け継ぐ「ピラミッド広場」も設ける計画だ。 見学会は12日が午後0時半〜同3時半、13日が午前9時半〜午後3時半。事前申し込みは不要。13日午前11時と午後2時には、ウルトラセブン第29話を監督した円谷プロダクション顧問の満田●(かずほ)さん(70)を招き、第29話の上映会とトークショーをピラ校の内部で行う。入場無料。 ●はノギヘンに斉 PR情報この記事の関連情報文化・芸能
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