25日投函も元日に届かず 県内、年賀状配達に不満の声
2008年01月04日
郵政民営化後初となった今年の年賀状の配達で、「元日に届けるために十二月二十五日まで投函(とうかん)してほしい」という日本郵政グループの呼び掛けを守った利用者から、「配達が二日以降になった」「まだ届いていない」などの不満が出ている。
東京都渋谷区の飲食業勤務の女性(33)は、昨年十二月二十五日に高岡市の実家あての年賀状を投函したが、届いたのは三日だった。「テレビCMなどで大々的にうたっていたから当然、元日に届くと思っていた。あて名の書き間違えもなかった。どうして遅れたのか知りたい」といぶかしむ。
同じく二十五日に立山町の実家にあてた年賀状を最寄りの郵便局で入れた岐阜県の主婦(27)は「元日に届いていないと聞いてがっかり。ほかの県に住む友人にも元日に届いていなかった。早めに書いたのに損をしたような気分」と話した。
郵便事業会社富山支店(富山市桜橋通り)には、三日現在、県内の利用者から同様の問い合わせが二件あった。それぞれ昨年十二月二十二日と二十五日に県内で投函されたが、三日現在、送り先に届いていない年賀状があった。同支店郵便課は、はがきの仕分け機の読み取りミスなどが原因と考えられるとした上で、「配達を担当する郵便局に連絡を取って、原因を調べている」と説明した。