3日午後2時半ごろ、千葉県浦安市舞浜の東京ディズニーランド(TDL)で、アトラクションの「スイスファミリー・ツリーハウス」の3階屋根から出火。わら製の屋根約17平方メートルを焼き、従業員が消火器で消し止めた。出火当時、アトラクション内に約100人の入場者がいたが、従業員の誘導で避難した。県警浦安署が出火原因を調べている。
調べでは、アトラクションは高さ約19メートルの大木に設置した五つの部屋を巡るもので、屋根のわらには防燃材が塗られていた。出火部分は入場者が歩く通路近くにあり、たばこの投げ捨てなどが原因の可能性もあるという。付近の電気系統に異常はなかった。
浦安市消防本部の消防車2台も出動したが混乱はなく、園はこのアトラクションを除いて通常通り営業した。運営するオリエンタルランドによると1983年の開園以来、アトラクションでの火災は初めて。89年5月にはレストランの厨房(ちゅうぼう)でぼやがあった。【神足俊輔】
毎日新聞 2008年1月3日 21時49分 (最終更新時間 1月3日 22時43分)