
「動き出したバスに乗って、僕らは靴紐を結び直す」と題した、ひさびさの全国ツアーを11月からスタートさせるLOST IN TIME。ギターにTHE YOUTHの三井律郎を迎え、4人編成で臨むこのワンマンツアーに賭ける思いはいったいどんなものだろうか。ベースをギターに持ち替え、名実ともにバンドのフロントマンとなった海北大輔が、新生ロストとして再始動して以降のこの1年の動きを回想。あわせてツアーへの意気込みを語ってくれた。
(取材・文 タクヤ@ミュージックマシーン)
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■「今にして思えば、完全に煮詰まってましたね」
ーー新生LOST IN TIMEとして5人でSHIBUYA-AXの舞台に立ってから1年だよね。
うん。でも、まだ1年しか経ってないんだな。
ーーまず、この1年を振り返っての率直な感想を聞かせてもらえますか?
まずはバンドが続けられてることがありがてえな、って思います。メンバーが変わったことで、サウンドの作り方も、出てくる音も変わったし。でも、なんていうか、あのタイミングで変わらなきゃバンド自体続けられなかったと思うんですよ。このままじゃLOST IN TIMEが死んじゃうって、それは本気で感じてました。
ーーそれは榎本くんが脱けたから?
それはもちろんあるけど、うーん、でもその前から、「時計」出してツアーやって野音やって、っていうあの時期はけっこう煮詰まってたんですよね。俺自身が歌のテーマも、何をしていけばいいのかも見失いかけてた時期があって。で、そういうタイミングで榎本が脱けて。これは榎本のことだけじゃないし、本当に「教会通り」の歌詞じゃないけど、なんで失くしたあとにいつも気づくんだろうって思う。俺はとにかくバンドを、LOST IN TIMEを失くさずに続けていくのに必死だったんです。
ーーその必死な日々は今も続いている?
ガムシャラなのはずっと変わらないけど、1年前に比べたら明らかに、自分自身に胸を張れるようにはなってきたと思う。今はバンドで音をあわせるって行為がめちゃめちゃおもしろくて。「バンドってこんなに楽しかったんだ」っていうのはすごく思います。
ーースリーピースのときは楽しくなかった?
今にして思えば、完全に煮詰まってましたね。スタジオ入るのが苦痛でしかない時期っていうのもあったし。あのね、単純に、曲を作ろうとすると仲が悪くなるんですよ。アプローチがぜんぜん違うから。例えば俺がこういう曲を作ってきたからこういう形でやりたいって話をするでしょ。でも、源ちゃんは源ちゃんでドラムのことばかり。榎本っちゃんは榎本っちゃんで自分のギターのフレーズばっかりで、曲をまとめようっていう行為にはなかなかならない。
ーーうん。
そういう状態をずっと続けてるうちに、だんだん俺パンクしてきて、曲ができなくなっちゃって、煮詰まってました。「俺は生徒会長じゃないんだから、全体を見渡すのは止めよう」「このままじゃ自分もロストもつぶれる」って思ったんです。開きなおって、一回メンバーのことも忘れた状況で曲作ってたら、ポコポコと曲ができてきて。で、実際できた曲をやりとりしてる過程で「これはもうスリーピースの音楽じゃないから人を増やそう」「もっと純粋に歌に専念できる状況を作ろうよ」って話になって。そこで「じゃあ俺ベース置きます」ってことになったんです。
ーーじゃあ変化を求めてメンバーを入れたんじゃなくて、曲がメンバーを呼んだということになるのかな。
うん、もうホントそうですね。俺自身がもっと歌に集中したいと思うようになって、それで有江さん(B)とシュンスケさん(Key)に入ってもらった。家の設計図を描くのは俺。それをみんなでトンテンカンテンして作っていくのが、めちゃめちゃ楽しくなってきて。源ちゃんも「すごくおもしろい」って言ってくれて。でも榎本っちゃんだけ、その状況がちょっと違うって感じたんだと思う。辞めてった理由はそれが大きいんじゃないかな。
ーーやっぱり彼のギターがロストのサウンドを作ってた部分は大きいもんね。
だからもう、ギターに関しては、あいつホントに天才だと思うんですよ。
癖だらけのギタリストだけど、天才。フレーズの引き出しに関してはあいつにかなうやつなんていない。それは今もずっと変わらず思ってますよ。
■「思いっきりハンドルを切って、今はその反動でスピンしてるのかもしれない」
ーーそして海北くんがベースからギターに転向したのが、バンドとしてはやっぱりとても大きな変化だったと思うんだけど。
そうですね、ギターちっちゃいし(笑)。カラダがデカいから似合わないっていまだに言われますからね。ただ、なんていうんですかね。それまで左端にあったものを真ん中に持ってこようとしたときに、そっとハンドル切れなかったんですよ。思いっきりハンドル切って、いったん右の壁にガチン!ってぶつかって、今はその反動でスピンしてるときなのかもしれない。でもそうすることでしか、自分が目指すど真ん中にはたどりつけないんです。
ーー真ん中に立つっていうのは、今まではスリーピースで、三角形のうちのひとつの点だった海北大輔が、もう完全に俺がフロントマンでやっていくぞっていう決意だもんね。
そう、だからやっぱりその決意をしたときに、ベース弾いてるから歌はこんなもんですよ、とか、歌ってるからベースはこれくらいで、って言い訳ができたそれまでの状況を全部とっぱらって、もっと純度を上げて音楽やりたかったし、もっとまっすぐに立ちたかった。もちろん悩んだけど、でも決めたのは間違いなく俺だし、それを信じてくれたのは間違いなく源ちゃんでありメンバーのみんなであるわけだから。やっぱりそこに応えられるようになりたい。なれてるのかは、まだわかんないですけどね。
ーー1年経ってもまだわからない?
そうですね。まだ混乱は拭い切れないし、もがいてる感じはありますね。いや、1年前からだけじゃなく、ずっと迷いはあったんです。それこそスリーピースでやってたころから迷い続けて、その結果煮詰まっちゃったんだと思うし。それで、その時期に迷いを断ち切ろうとしたんですよね。メンバーもがらっと変わって、こんなグジグジやってるんじゃなくて、もっとバキッとはっきりやりたいって思った。そしたらけっこう反動もあって、さんざん火傷もして、ファンのみなさんをがっかりさせるできごとがあったりとか。ネットでも厳しい意見をぶつけられた。
ーーうん。
でも、そういう中で、なんかね、まだ整理できてないしもがいてる途中なんだけど、今やっと、なんとなく空気の通り道を見つけて、ちょっと息継ぎできそうな感じがしてるんですよ。自分のなかでこう、地に足つけて立ってるぞっていう感覚が、もう少しで見つかりそうなんです。
■「自分と価値観が違う人にも伝えていきたい」
ーーアルバム『さぁ、旅を始めよう』の前後から、やっぱりLOST IN TIMEの曲は明らかに変わって、そこで得たものもあれば失ったものもあると思うんだよね。オフィシャルサイトのBBSを見てると「以前のロストのほうがよかった」っていう書き込みもあるけど、それについては正直なところどう思う?
うーん、でもやっぱりこれしか作れないんですよ。そのときにできることを精一杯やってるだけだから。俺はただ曲を作るしかなくて、だから「以前のほうがよかった」という人がいたとしても、今はこれしかできないしね。ホント賛否両論、いろんな意見ひととおり見てきて。誹謗中傷にはホントにへこんだし、ホントに胸が痛むしね。でも、そんだけみんなLOST IN TIMEっていうバンドに思い入れを持ってくれてるわけだからね。
ーー昔のLOST IN TIMEっていうのは、聴き手が曲に自分を重ねて、曲の世界をみんなで共有してたところがあったと思うんだけど、でも今、海北くんは、自分とは違う気持ちの人、曲に自分を重ね合わせられない人にも伝えていこうとしてるように感じるんだよね。
うん、まさしくその通りだと思う。自分と価値観が違う人はいっぱいいるけど、今の俺はそういう人にも伝えていきたいんですよ。
ーーでも、モノを作る人にとって「以前のほうがよかった」って言われるのはつらいことだよね。
でもしょうがないです。そこに関しては何を言われたとしても、そのときそのときで必死にやってるのはいつだってそうだし、今もそうだし。俺自身もいちリスナーとして、そういう風に感じるバンドも少なからずいるしね。でもやっぱりLOST IN TIMEは変わっていくことで続いていくバンドだと思うし、変わっていく過程でどこがどう変わるかなんてその瞬間にはわからない。
ーーロストのファンは思い入れが強い人が多いのかもしれないね。
だとしたら、それはすごくありがたいことですよ。俺が真剣にやってることを真剣な目で見てくれるのは、それはすごく嬉しい。でも、ひとつ提案があるのは、BBSみたいにみんなが覗ける場所で俺への文句を言ったりするのは、それを横から見て悲しい気持ちになる人もいるからやめたほうがいいんじゃないのかなぁって。うん。だったら直でファンレターで俺に文句言ってくれ、手紙はぜんぶ読んでるんだから、っていうのは思いますね。
■「昔のLOST IN TIMEのよさも、今だからこそわかる」
ーーいろんな意見があるのは当然だけど、こないだのアルバムがこうでした、だからロストはもうダメだとか、もう聴かないとか、それはちょっと結果を焦りすぎてるのかな、という気はするんだよね。
うん、確かに。昔のバンドってわりとそうだった気がして。クラッシュだってアルバムごとにぜんぜん違うし、でも結果としてクラッシュという1個のストーリーにはうまく収まっていて、メンバーもあんな、最終的にジョー・ストラマーがクビっていうよくわかんない状況で終わっていくんですけど(笑)。だからそのときそのときで一喜一憂はあるかもしれない。でも俺はそこはあんまり悲観してないというか。人間変わって当たり前だからね。で、故郷にずっといたら故郷の良さがわからないってのといっしょで、スリーピースのLOST IN TIMEのどこがよかったのかっていうのが、今だからこそわかるようになってきた。さっきのハンドルを切る話じゃないけど、極端に変わんなかったら、今みたいな広がりを知ることはなかったろうし、極端なことをやって両方を知れたからこれからは強いと思うんですよね。どっちもできるような状況になりつつあるから。
ーーじゃあまた以前みたいな曲を作るかもしれない?
うん、可能性でいったら、こんだけ広がった瞬間ってないですからね。しかも今書いてる曲の中にも、ヘタしたら今までで一番内向的なんじゃないのかっていう歌もあったりするし、逆に外に向かってものすごく広がりのある歌も書けるようになったしね。幅が広がったのは悪いことなのかな? 俺は悪くないと思うんだけどな。
ーーでも変わったといっても、「今夜はパーティ、朝まで踊ろうぜ!」みたいな曲はないもんね。
いや、それこそそういう曲も作るかもしれない(笑)。でもいいじゃないですか。俺みたいに内向的でウジウジしてた奴が作る内向的な歌が好きだった人が、こないだのアルバムみたいな前向きな曲を聴いて前向きになってくれたらすげえ嬉しい。逆に、いろんな歌が歌えるようになったおかげで、捨てようとしてた過去の歌がめちゃくちゃ好きになってきたっていうのもあるしね。
ーー捨てようとしてたの?
もう歌うことはないだろうなって思ってた歌も何曲かあったんだけど、でも、そこに対してのこだわりも一切なくなった。なんかね、ものすごい開放感と、ものすごい孤独感の真っ只中に、俺は今います。みんながいてものすごい幸せなんだけど、ものすごい一人ぼっちのような気もするし。
ーーだけど、一人ぼっちといっても、他人とのつながりは今の海北くんの大きなテーマのひとつでしょう? こないだのアルバムでも例えば「カッターナイフ」みたいに、直接的な世の中のできごとを扱うような歌も歌っているわけだし。
なんかね、そこについては、今まで無関係なもんだと思いすぎてたかもしれない。社会っていうのは、そんなに自分と無関係でもないんだなっていうのがやっとわかってきて。みんな一人ぼっちだけど、一人じゃ絶対生きていけないわけだからね。うん。これからもそういう歌を書くたびにいろいろ言われるのかもしれないけど、でも、そうやって話し合わなきゃ始まんないし。
ーー本当に思っていることを伝えたいっていうのは、ずっと一貫してるもんね。
そういう歌しか書けないしね。自分が伝えたい思いを正直に歌にしていきたい。で、その歌はときに誰かを悲しませたりすることもあるかもしれない。でも、歌ってそういうもんじゃないの? 人を殴ったことがある人ならわかると思うけど、殴られた人だけじゃなく、殴ったほうも手はめちゃめちゃ痛いじゃないですか。
ーーうん。
歌を作るっていうのもそれと同じなんですよ。歌で誰かを殴ってしまったとして、殴られた人も痛いかもしれないけど、殴ったほうももちろん痛いんです。俺はそういう血が通った歌を、これからも歌っていきたいと思ってます。そこだけだと思ってますからね、俺の歌う意味っつーか、役割というか。だからやっぱり、歌で人を殴るかもしれない、歌で人を救うかもしれない、歌で人を動かすかもしれない、背中を押すかもしれないし、首しめちゃうかもしれない。でもそこで怖がってたらなんにも歌えないんですよ。
ーーなるほど。
今まで内側に向いてた気持ちが広がって、自分ひとりの問題じゃなくなってきたんだと思う。自分ひとりの問題だったら殴る相手も自分だし、救う相手も自分だった。1stアルバムの頃の歌でいちばん救われたのは自分自身だったと思うし。でも、それだけじゃ世界は変わらないってことも知ってしまったんですよね。やっぱり音楽をやってる以上、何かを変えたい。自分の心だけじゃなくて、誰かの、毒になるか薬になるかわからないけど、聴いてくれた人の、できれば背中を押すような歌を歌いたいと思ってます。
■「リリースはないけど、とにかくライブがやりたい」
ーー11月からは全国6ヵ所のワンマンツアーが始まるわけだけど、今回この時期にツアーをやろうと思ったのはなぜ?
やっぱりライブがやりたいってのは常にあるから。しばらくツアーやってなかったし、新曲もたまってきてるんだけど、そういうのも一回ライブでやってみたいな、と思って。去年も今年もライブの本数数えるほどしかなくて、今の俺はライブがやりたくてしょうがないんだよね。源ちゃんもやりたがってるし。とりあえず今回のツアーはリリースうんぬんとか関係ないんだけど、それでもやる! 新曲もやるし、昔の曲もけっこう多くなるかもしれない。
ーー今回のツアーのギターは、弥吉さんに代わって三井くん(三井律郎/THE YOUTH)が弾くんだよね?
うん。三井くんは、実は榎本の専門学校時代の同級生なんですよね。で、俺自身も三井くんはすごい好きなギタリストで、THE YOUTHとも何度もツアーでいっしょにやってたりしてて。普通に友達だったんですけど、このタイミングでいよいよ弥吉さんがね、大忙しになってきちゃって。
ーーもともとメンバーみんな忙しい人ばっかりだもんね。
そうそう。で、そうなったときに、じゃあ今度は身近な人、同じ世代で誰かいい人いないかな、ってことになって。それで三井くんに声かけて東京来てもらうことになったんです。そしたら彼、お盆休み全部使って、ロストのほとんどの曲弾けるようになってきてくれて。
ーーそれはすごい。
で、なにより三井くんは「俺はLOST IN TIMEのファンだから」って自称してくれてるだけあって、かゆいところに手が届くプレイをするんだよね。LOST IN TIMEって今まで3人ギターがいるわけで、しかも4枚目のアルバムは俺もギター弾いてるから、4人分のフレーズがあるわけなんだけど、それをうまいことまとめてくれるんですよ。最初のリハーサルで俺感動して「よくそこまでフレーズ拾うね」って言ったら、すごくシンプルに「だって俺がこのフレーズ聴きたいんだもん」って。LOST IN TIMEのストーリーをこんなに理解してくれているギタリストは他にはいないと思う。
ーーじゃあ三井くんが入ったライブはかなり期待していい?
うん、見てもらえばわかると思います。みんなきっと納得してくれるはず。でもなにより俺が納得してるんで。あとはいい曲書くだけですよ。
■「このツアーがLOST IN TIMEと、あなたの関係を見直す機会になるかもしれない」
ーーLOST IN TIMEにとっては、今度のツアーもひとつの転機になりそうだよね。
うん、これまで1年間感じていたもやもやが、今度のツアーでようやく晴れそうな気がしてる。ツアーのタイトルは「動き出したバスに乗って、僕らは靴紐を結び直す」っていうのに決めたんですけど。
ーー長っ!(笑)。
つい最近思いついたんで、どこの情報にもこのタイトル載ってないんですけど。
ーー遅っ!(笑)。
ですよね(笑)。意味はそのまんまです。LOST IN TIMEという物語は今大きく動き始めていて、そのバスに乗ってる俺は、本当にもう一回まわりを見渡して、自分を見つめ直さなきゃいけない時期なんじゃないかって。もちろん来てくれるみんなにとっても、そういう場であってほしい。もしかしたらこのツアーがLOST IN TIMEと、来てくれたあなたの関係を見直す機会になるかもしれない。この前のアルバムでちょっと遠ざかった人にも、アルバムを聴いて新しく知ってくれた人にも、今のLOST IN TIMEを見てもらいたい。もちろんそれだけじゃなくて、やっぱりライブを楽しみたい。盛り上がる曲だったら、こぶしのひとつやふたつ振り上げてもいいんだぜ!って、そういうライブにもしたい。
ーーそういえば最近海北くんがライブでコール&レスポンスをやってるって噂を聞いたんだけど、それは本当?
うん、もう楽しくて仕方ないです(笑)。
ーーすごく意外なんだけど。
うん、でもライブってそういうこともやっていいんですよ。今まで極端な話「黙って聴け」って感じでずっとやってきたけど、今は「でもライブだもんな」って思ってる。
ーーそれはもっとコミュニケーションしたくなったってこと?
そんなたいそうなもんじゃないですけどね。もっと単純に、黙って聴いてもいいしワーワー言いながら聴いてもいい。音楽聴くのにルールなんてないじゃんってことです。自分が声出したかったら出せばいいと思うし、こぶしを上げたかったら上げればいい。で、俺はコール&レスポンスがしたいからしてるっていう、ただそれだけ。ていうかね、要するにコール&レスポンスが似合う曲ができたってことです。だから古い曲でコール&レスポンスするつもりもないんです。両方あっていいじゃんって思ってる。
ーーじゃあ海北くんがコール&レスポンスを要求してきても、黙って聴きたい人はそのままでいいんだ?
うん、それでぜんぜんいいんです。ルールなんてどこにもないし。
ーーそう考えると、LOST IN TIMEは変わったし、これからも変わっていくだろうし。ずいぶん自由になったよね。
うん、自由ですね。メンバーのこともそう。ずっと同じメンバーでやることにこだわって可能性閉じちゃうのも違うなと思って。そうじゃなくてもっと自由にやれるんだって思ってる。結論を言うと「俺と源ちゃんがLOST IN TIMEなんだ」って言い切れたのが強いのかもしれない。まずそこがありきで。そこに携わってくれた人みんながLOST IN TIME、とも言える。弥吉さんも、榎本も武将も、今でもLOST IN TIMEだって俺は思うし。シュンスケさんも有江さんもそうだし、これからもし三井くんがTHE YOUTHで忙しくなったら、また別の人が入るかもしれないし。俺もまたベースを弾くかもしれない。そのへんの可能性にもワクワクしてますよ。
ーーいろいろ変わりながらもバンドはちゃんと続いてるもんね。
今こうして続けられる環境があるのは、間違いなくファンのみんなのおかげだから、そこに応えていきたい。応えていくってのはファンの要望通りの曲を書くことじゃないよ? でもやっぱりファンのみんなが納得してくれるライブをしたいっていうのはすごく思うなあ。今の編成になって、納得してもらえる何かを得たような気がするし。ホントに首の皮一枚でつながってたような時期もあったし(笑)、これからもいろいろあるかもしれないけど、言いたいことは「もうちょっと見ててよ!」ってことです。弱気? いや、これが俺の今の素直な気持ちです。
ーーどうもありがとう。ツアー楽しみにしてます。
LOST IN TIME ワンマンライブツアー
「動き出したバスに乗って、僕らは靴紐を結び直す」
メンバー:Vo/Gt 海北大輔、Dr 大岡源一郎、Ba 有江嘉典、Gt 三井律郎(from THE YOUTH)
■2007/11/6(火) 京都磔磔
18:00/19:00
全立見 ¥3,300(D代別)
・チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:271-789)
・ローソンチケット 0570-084-003(Lコード: 52669)
・イープラス http://eplus.jp/
info. 清水音泉 06-6357-3666
■2007/11/8(木) HEAVEN'S ROCK Kumagaya
18:30/19:00
全立見 ¥3,300(D代別)
・チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:271-604)
・ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:37945)
・イープラス http://eplus.jp/
info. HEAVEN'S ROCK Kumagaya 048-524-4100
■2007/11/10(土) 仙台MA.CA.NA.
18:00/18:30
全立見 ¥3,300(D代別)
・チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:271-552)
・ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:23550)
・イープラス http://eplus.jp/
info. ノースロードミュージック 022-256-1000
■2007/11/13(火) HEAVEN'S ROCK Utsunomiya
18:30/19:00
全立見 ¥3,300(D代別)
・チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:271-605)
・ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:38025)
・イープラス http://eplus.jp/
info. HEAVEN'S ROCK Utsunomiya 028-639-0111
■2007/11/15(木) 名古屋アポロシアター
18:30/19:00
全立見 ¥3,300(D代別)
・チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:271-611)
・ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:43350)
・イープラス http://eplus.jp/
info. ジェイルハウス 052-936-6041
■2007/11/18(日) 恵比寿LIQUIDROOM
17:15/18:00
全立見 ¥3,300(D代別)
・チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:271-285)
・イープラス http://eplus.jp/
info. ディスクガレージ 03-5436-9600(平日12:00〜19:00)
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