鶴田町で3日、14日の成人の日より一足早い成人式があった。同町公民館に集まった晴れ着姿の新成人たちは友人たちとの再会を喜びながら、大人としての第一歩を踏み出した。
同町では「正月休みで帰省する町外在住の新成人が参加しやすい」「お盆に浴衣などの軽装で参加する成人式よりも、振り袖姿で成人を迎えたい」などの意見が多いため、92年から毎年3日に成人式を開催している。
今年の成人式には、新成人184人のうち、約9割の161人が出席。晴れ着やスーツ姿で記念撮影しながら、成人になったことを祝福しあっていた。
成人代表として謝辞を読んだ弘前大2年の後藤真一さん(20)は「医師不足が深刻な県内で少しでも患者の痛みを和らげられるような医者になりたい」と気を引き締めていた。
県教委によると、今冬に成人式を開催する自治体は22市町村で、うち青森市など19市町村は、成人の日前日の13日に成人式を開く。【矢澤秀範】
毎日新聞 2008年1月4日