2日夜、大阪府東大阪市で交通事故に遭った男性が五つの救命救急センターに受け入れを拒否され、事故から約1時間後に運び込まれた救命救急センターで死亡していたことが3日、わかった。大東市消防本部によると、5カ所の受け入れ拒否はまれ。
河内署によると、2日午後10時20分ごろ、東大阪市の市道で、同府大東市灰塚、トラック運転手、西村正夫さん(49)のミニバイクが右折しようとした軽乗用車と衝突した。
同消防本部によると、約10分後、現場に到着した救急隊が周辺の救急救命センターに西村さんの受け入れを要請したが、計5カ所のセンターに「満床」などの理由で拒否された。6番目の千里救命救急センター(吹田市)で受け入れが決まったが、運び込まれたのは事故から約1時間後の11時25分ごろで、西村さんは3日午前1時40分ごろ、大動脈損傷で死亡した。(07:03)