水戸放送局

2008年1月3日 19時11分更新

今月から医療通訳の養成講座

 つくば市では外国人が病院で安心して診察を受けられるよう医療に関する知識を持った通訳のボランティアを養成する講座が今月から始まります。
 この講座は海外からの留学生など多くの外国人が暮らすつくば市で外国人に安心して診察や治療を受けてもらおうと茨城県やつくば市国際交流協会などが開きます。 講座は今月から来月にかけて4回にわたって開かれ、英語と中国語、それにポルトガル語の3か国語について、それぞれ20人ずつ通訳のボランティアを養成することにしています。
 受講生たちは外国語の講師や医師などから通訳の技術や医療に関する知識について学び、筆記と実技の試験に合格すれば4月からつくば市や周辺の医療機関に通訳として派遣されることになっています。
 つくば市国際交流協会の口田和男事務局長は「つくば市には外国人が多いが、医師とのコミュニケーションが難しく課題になっていた。この取り組みを通してつくば市を外国人が住みやすい街にしていきたい」と話しています。