秋田放送局

2008年1月4日 10時23分更新

がん治療医養成2コース設置へ


北東北3県の大学が連携してがん治療に精通した医師を育てる取り組みで秋田大学はことし4月に大学院生を対象とする2つのコースを設け、化学療法に関する専門医の養成などにあたることにしています。

秋田大学など北東北3県の4つの大学は今年度からがん治療に総合的な知識を持つ専門医を連携して養成する取り組みを始めています。

各大学はことし4月にそれぞれ大学院に専門医を養成する新しいコースを設ける予定です。

このうち秋田大学は、内科や外科の枠組みを超えて抗がん剤を中心とした化学療法などに精通した専門医を養成するコースと、特に臓器別の多角的な治療について専門性を習得するコースを開設することになりました。

定員は2つのコースであわせて9人で、願書の受付を1月15日から18日まで行った上で、試験を2月29日に外国語と小論文、面接で行います。

秋田県はがんによる死亡率が10年連続で全国で最も悪い状態が続いていて秋田大学は取り組みを通じてがん治療の水準の底上げを目指すことにしています。