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苫小牧に中華街構想 中心街復活の起爆剤に 商店主ら検討組織(01/04 07:06)

 【苫小牧】豊かな道産食材を使って本場の料理人が腕を振るう道内初の「中華街」を、苫小牧市の中心部につくる構想が浮上している。構想実現に向け、近くJR苫小牧駅周辺のビル所有者や商店主、まちづくりグループの会員ら十数人が検討組織を立ち上げる。友好都市の中国河北省・秦皇島(しんのうとう)市から一流シェフを招き、駅周辺の空き店舗を活用して、中心街のにぎわい復活を狙う計画だ。

 中心メンバーで、駅前通で印章店を営む秋山集一さん(57)は「道内一の港があり、新千歳空港にも近いのに、苫小牧は素通りだ。観光客を呼び込む拠点になる」と意気込んでいる。

 道産小麦をもっちりと仕上げた「水餃子(ぎょうざ)」や、近海で水揚げされた魚介類と地場産野菜を使った「火鍋」などを出す店が軒を連ね、市民や観光客がテーブルを囲む。活気あふれる調理場では中国語が飛び交う−。

 そんな構想の背景には、中心街の衰退がある。十七万人余りが住み、道内第五の都市でありながら、駅周辺では二十年前に二百店を超えた商店数が百三十店に減少。駅前の目抜き通りですら「テナント募集」の張り紙が目立つ。

 そこで目を付けたのが、今年で友好都市提携が十周年を迎える秦皇島市からの企業誘致だ。同市は石炭をはじめとする中国最大のエネルギー資源輸出港を擁し、急速な経済発展を続けている。

 海運から飲食業まで幅広く展開する有力企業「秦皇島港務集団有限公司」が苫小牧進出に関心を示しており、秋山さんらは同社のネットワークを生かし本場の料理人を集める考えだ。

 中華街は横浜、神戸、長崎の「三大中華街」が知られ、東京や名古屋にも飲食店を集めたエリアがあるが、実現すれば、東北以北では初となる。札幌でも一時構想が盛り上がったが、進展していない。

 資金の確保など課題も多いが、秋山さんは「物販に比べると、食には一定の需要がある。行政やまちづくり団体と協力し、苫小牧の新たな目玉づくりに向けて知恵を出し合いたい」と話している。

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