【NQNニューヨーク=川内資子】2日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3営業日ぶりに急反発。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の2月物は前営業日の2007年12月31日比3.64ドル高い1バレル99.62ドルで取引を終えた。先行きの供給不安などから買われ、一時100ドルちょうどまで上昇し過去最高値を更新した。
産油国ナイジェリアの油田地帯の都市ポートハーコートで、武装勢力が警察署などを攻撃したと伝わった。ほかの産油国の政情不安も続いており、先行きの需給ひっ迫の思惑などから買いが入った。3日に米エネルギー省が発表する週間の石油在庫統計で原油在庫が減少するとの見方も支援材料。安値は96.05ドル。
2日から期近物がそれぞれ2月物となったガソリンとヒーティングオイルもともに上昇。
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