2007年2月23日 掲載
 
松井のプレー「勇気わく」 金沢市のカレー店経営者、2年連続タンパで応援 
 

松井選手に声援を送る宮森さん=レジェンズ・フィールド(杉山圭一郎撮影)
 【フロリダ州タンパ22日=ニューヨーク支局杉山圭一郎】松井秀喜選手の大好物の一つにカレーライスがある。特に「母がつくるカレーは絶品なんだよ」と、米国にいても時々懐かしむように語っている。そんなカレー好きのメジャーリーガーを追いかけて、金沢からタンパに一人の男性が訪れた。

 成田からワシントンを経由してタンパ国際空港へ。長旅の疲れも見せずレジェンズ・フィールドに現れたのは、石川県を中心にカレー店ゴーゴーカレーを経営している宮森宏和さん(33)=金沢市出身=。タンパ入りは昨年のキャンプに続いて二年連続だ。

 ヤンキースの帽子に背番号55のTシャツを身に着けた宮森さんは「けがした左手首も問題なさそうで安心しました。元気な姿を見ると、勇気がわいてくる」。スタンドの片隅で松井の練習風景に目を凝らし、テレビ金沢の田中憲行アナウンサーからもインタビューを受けた。

 残念ながら、松井はゴーゴーカレーを一度も口にしたことがない。ちなみに星稜高時代は「練習が終わると、よく学校近くのアルバ(鳴和のカレー店)に通った」らしい。

 宮森さんは現在、今春のニューヨークでの出店に向け奮闘中で、けがからの完全復活を目指すあこがれの松井を生で見て、あらためて闘志がわいたようだ。

●前に飛んだ打球2つ 松井がフリー打撃

 松井秀喜選手がキャンプ3日目で投手相手のフリー打撃に臨んだ。若手有望株のヒューズ、サンチェス両右腕を相手に計15球。バットを5度振って、前に飛んだ打球は三塁へのゴロと左翼への飛球の二つだけだったが、「目も体も慣れていないし、正直まだ怖い。(この時期に)打てないのは例年通り。少しずつ慣れていけばいい」と結果は気にしていなかった。(タンパ時事)

 
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