最近、入浴剤を入れた風呂で滑って転倒するという事故が多発しているようだ。中には、複雑骨折した事例もあり、国民生活センターに問い合わせが寄せられ、同センターで入浴剤の滑りやすさの実験を行うこととなった。

　国民生活センターは商品テストの結果、入浴剤を入れた湯は通常の湯より滑りやすくなる傾向にあることを発表。転倒などの危険があるため注意を呼び掛けている。　

　このテストでは、市販されている15品を対象に、ステンレス製の容器に湯を入れてシリコンゴムの滑りやすさを調べるテストを行った。滑ることを注意表示している11品中7品が2～5倍滑りやすく、表示がないものでも2倍近く滑りやすい商品があるという結果だった。注意書きがない商品について同センターは改善要望を出した。

　このことについてネットでは「でもこの時期に滑るという言葉は禁句では」「気に留めたこともありませんでしたね」など、入浴剤が滑ることを注意を受けた消費者の驚きの声が多い。

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