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交通事故死 6000人下回る

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警察庁のまとめによりますと、去年1年間に交通事故で死亡した人は全国で5743人で、前の年より609人少なくなりました。これは、自動車の普及とともに交通事故が急激に増え始める前の昭和28年と同じくらいの水準で、54年ぶりに6000人を下回りました。都道府県別に見ますと、最も多かったのは愛知県で288人、次いで北海道が286人、東京が269人などでしたが、前の年と比べると39の府と県で減少しており、最も少なかったのは鳥取県の34人でした。また、社会的な問題となっている飲酒運転による死亡事故は、去年は11月末の時点で395件と前の年の同じ時期より31%余りも減り、記録が残っている平成2年以降、最も少なくなりました。警察庁は、去年9月に飲酒運転の罰則を強化した効果などが現れているとみています。警察庁の吉村博人長官は「交通事故による死亡者の減少は7年連続となったが、依然として多くの方が亡くなっている現状を重く受け止め、後部座席のシートベルト着用義務化など、さらに交通事故対策を進めていきたい」と話しています。
もどる1月2日 12時20分
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