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霊感商法:警視、報酬認める サロンから240万円

 有限会社「神世界」グループの霊感商法事件で、神奈川県警警備課長を解任された吉田澄雄警視(52)が県警の任意聴取に、詐欺容疑で家宅捜索を受けた「びびっととうきょう青山サロン」(東京都港区)から、会計を担当した報酬として現金約240万円を受け取ったことを認め始めたことが分かった。

 県警は営利企業からの報酬を制限した地方公務員法の「営利企業等の従事制限」に抵触するとみて、裏付け捜査を進める。

 吉田警視は当初、県警の聴取に「善意で困っている人を助けているだけ。報酬は一銭も受け取っていない」と話していた。

 しかし、青山サロンを経営する杉本明枝社長(44)によると、吉田警視が青山サロンの会計作業を手伝い始めた05年暮れごろ、報酬として吉田警視の家族の口座への入金や手渡しで毎月10万~14万円を支払い、約2年間で計240万円を渡した。

 県警によると、吉田警視は05年暮れごろ、杉本社長から依頼を受け青山サロンに週2~3回通い、会計事務を担当。青山サロンの預金通帳の管理や上部会社への入金を任されていたという。【野口由紀】

毎日新聞 2008年1月3日 2時30分

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