【ミニ情報】クオンツ山田恭太社長「辞任劇」の背後
ジャスダック上場「クオンツ」の山田恭太社長が25日、突然辞任した。会社側の発表によれば、「健康上の理由」となっているが、これを信じる市場関係者はほとんどいない。「25日の取締役会において、造反派による動議で解任されたことは間違いない。実は、クオンツは今年春、欧州ファンドに45億円の新株予約権付社債を発行していたが、このファンドから送り込まれたと称する人物が会社に入り込んでいた。今回の解任動議に何らかの関連があるのではないか」(事情通)
さらに気になるのは、クオンツが30%以上の株を大量に保有する「オープンループ」(駒井滋社長、ヘラクレス)の株主総会が本日(26日)開催される点だ。山田氏は駒井社長を含む複数の役員の再任を拒否する予定だったという。しかし、「突然の解任劇」によって、直前で山田氏の動きが封じられたと見られる。
【追記】山田社長の解任劇に絡んで非常に興味深いコメントが投稿されているので、あわせてお読みいただきたい。
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コメント
2007.12.25の(株)クオンツの社長交代は先代社長の山田氏が辞任したと言うことだが、いうまでもなくそれを信じる市場関係者はいない。実際のところ解任されたのだということは、ほぼ間違いない情報として出回っている。
ことの発端は、当該会社が2007年春に発行したMSCBである。このMSCBの引受先であるNipponEquityPartnarsというファンドは、ロンドンに本拠のあるBluecrestというファンドが当該MSCB引受のために作ったファンドであり、ご存じのとおりBluecrestの背後には、大手仕手筋の白杉女史が存在する。
白杉は、株式会社クオンツの乗っ取りのため自分の先兵として五島康夫をクオンツに送り込んだ。五島康夫は元伊藤忠商事の常務だった男であることはご存じのことと思う。
白杉の狙いは、MSCBの引受によりクオンツを支配下におくことにより、そのクオンツが1/3以上の議決権を保有する(株)オープンループが社内に保有する現金を吸い上げること、および同じく議決権の1/3以上を保有する(株)アーティストハウスホールディングスが保有する海外子会社アンティコラム(海外でのオークション運営会社)を手中に収め売却することに因る現金を吸い上げることにある。
先代社長の山田氏は、Bluecrestおよび白杉の狙いに気付き、転換していないMSCBを償還し、その関係を絶とうとしていた。
一方で、白杉が考える目的を達成するための先兵として送り込まれた五島は、クオンツの新代表取締役北本、および小澤の両名を洗脳し、また他の役員を洗脳および半ば脅して、2007.12.25の造反劇を描いた。北本および新経営陣は五島により誘導され、Bluecrest(=白杉)の本当の狙いに気付くことなく、彼らと手を組もうとしている。
投稿 事情通 | 2007年12月29日 (土) 06:50