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　鉄道沿線に育ち、幼い頃から列車を眺め親しみ、無類の鉄道好きになった名張市桔梗が丘南の公務員、池田守さん（50）。長男との会話や旅が、趣味をさらに楽しくしている。【池田さん（右）と彰さんが撮った写真＝名張市桔梗が丘南の自宅で】


　小学生の頃、列車のダイヤに興味を持ち、列車写真も撮り始めた。中学、高校時代には単独で遠方まで出掛け、大学では地理学を専攻。

　池田さんの趣味の枠は、乗車、見学以外に車内設備や座席、駅構内など鉄道施設などでに一般車両にとどまらず、鉱石などを運ぶ産業鉄道まで広がりカメラも向ける。列車旅行の行程計画もお手のもので、ローカル線の時間待ちを利用した散策なども貴重な体験。コレクションは各駅にあるポケット時刻表と乗車券だ。

　月1回程度の鉄道旅行、車両基地の一般公開などに、9年前から長男の彰さん（17）が同行。池田さんの影響もあり、写真も始めた。どの時刻にどの列車が運用されているかは池田さんより詳しいそうだ。

　最近は夜行列車や新幹線で関東によく出掛け、いろいろな鉄道を乗り回す。池田さんは「夢は40年来撮り続けてきた写真集を出すこと」と語った。