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【国際】

衛星放送170倍の料金に ミャンマー軍政、統制強化

2008年1月2日 22時08分

 【バンコク2日共同】ミャンマー軍事政権は今年1月から、衛星放送受信機の使用許可料を、1台あたり昨年までの年間6000チャット(実勢レートで約500円)から、170倍近い年間100万チャットに値上げした。国外メディアの視聴を困難にして、情報統制を一段と強化する狙いだ。

 軍政当局は、衛星放送受信機の所持者に使用許可料の支払いを義務付けている。今回の値上げで事前通告はなかった。

 衛星放送では、中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどのほか、ノルウェーに拠点を置く反軍政メディア「ビルマ民主の声」(DVB)も視聴できる。

 昨年8月から9月にかけて盛り上がった反政府デモと、多数の死傷者を出した軍政によるデモ鎮圧の情報は、主に国外メディアによって国内外に広まった。こうした放送を通じ、国民は反軍政感情を一層強めていた。

 

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