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【国際】

野党国民党が大きくリード 台湾立法院選始まる

2008年1月2日 17時52分

 【台北2日共同】今年3月の台湾総統選の「前哨戦」となる立法院(国会)選挙(12日投開票、定数113)の告示に基づく選挙運動が2日、全土で始まった。選挙は事実上の終盤戦で、対中統一志向の最大野党、国民党が独立志向の与党、民主進歩党(民進党)を大きくリードしている。

 総統選での政権奪還を悲願とする国民党は、立法院で過半数の57を大きく上回る議席を確保して、勢いをつけたいところ。守勢の民進党は台湾人意識の強い中南部の基礎票を固め、惨敗の回避に必死だ。

 国民党陣営は「60議席は固い。できれば70議席以上を取りたい」と強気。一方、民進党陣営は「40−45議席は確保したいが、容易ではない」と慎重な見方を示す。地盤の南部、高雄県と高雄市でも合計9議席のうち半分の議席を国民党に奪われそうな劣勢で、陳水扁総統が掲げた「50議席」の目標にはほど遠い。

 

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